OPPO Find X レビュー
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みなさん初めまして!Skiesと申します。
今回orefolder様のご厚意によりレビューを書かせていただきました。
今回お借りしたのはRAM8GB、ROM128GBのグローバル版です。
外観・内容物
おそらく、本機種最大の特徴はこのポップアップするカメラですよね。
曲がりやすいとか言われてるので心配ではありますが、ギミック好きには楽しいです。
また、本機は指紋認証が無いので認証は基本的に顔認証のみとなります。
認証速度がとても速いのですが、複数のセンサーを用いているので当然といえば当然ですね。
ただし、顔の正面に縦持ちで構えないと認証が効きません。
私は机の上から持ち上げて手元に持ってくるまでに指紋認証というスタイルなので慣れないとやや不便かも…
次に内容物を見ていきます。
左から本体、ケース、イヤフォン、SIMピン、充電器、ファイバーと説明書です。
中華スマホではよくある構成ですね。
最初「USBケーブルは?」と思ったのですが、
イヤフォンが収納されているケースの下にありました。
この収納スタイルは初めてだ・・・。
なおこのケーブル、OPPO製品に詳しい方はご存知かと思いますが、
VOOC急速充電に対応しています。
そのため付属イヤフォンが右図のようにType-Cに直づけするタイプになってます。
個人的には3.5mm-Type-C変換よりもこっちの方が取り回しが煩雑にならず、好みです。
アダプターでは無いので既に持っている3.5mmイヤフォンは使えないですが、
それと細かい話ですが、イヤフォンのType-C端子の色もVOOCに合わせて緑色にしてるんでしょうか?
フラッグシップモデルだけあって芸が細かい。
また、ケースはこんな感じで上が空いてます。
側面は堅めにしっかり守ってくれるのですが、ポップアップのために上部が空いているのはなんとも…。
装着してもこんなスタイルになります。
私は手が小さめなので落とさないか不安でした。
ケースを付けてもぽっかり空いてしまうという…
Xiaomi MI MIX 3のケースとかもこんな感じになるんでしょうかね。
ソフトウェア
OPPOはColorOSというAndroidにかなりの手を加えたUIを使用しています。
FIND XはAndroid Oreo 8.1をベースにしたColorOS Version 5.2.1が搭載されています。
昔から言われていることですが、OPPOの端末はiOSをかなり意識した作りになっているんですよね。
その理由として、
- アプリドロワー画面が無く、ホームにアプリアイコンを設置するスタイル
- アプリ履歴が横スクロール型
- カメラUIがiOS版アップデートの更新内容を追随
等が挙げられます。
アプリ履歴も最近のiOSに激似だと思いませんか?
今回触っていて特に感じたのは「iPhone Xを意識しすぎでしょ・・・」という点です。
画面レコーダーアプリを導入できなかったため撮影していないのですが、ホームへ戻る挙動とかiPhone Xそっくりです。
カメラUIもやはり似てる…。
また、私は使わない機能は無効化してなるべく動作を軽量化したいのですが、なかなかそれを許してくれないようでして…。
このあたりの設計も中華UIにはよくあるみたいです。もっといじらせて…。
おもしろ機能
私はBluetoothイヤフォンで音楽をよく聴くのですが、意外なことにFIND XはLDACコーデックに対応していました。
LDACはAndroid OreoからOSレベルでサポートがされているのですが、実際にはメーカーに対応が委ねられています。
音質と低遅延がウリのLDAC対応は地味に嬉しいポイント。
「開発者オプション」を有効にすると使用中のBluetoothオーディオコーデックが確認できます。
カメラ
さて、OPPOといえばカメラを前面に押し出した広告戦略を執っていることで知られています。
肝心の機能はどうなっているのか…見てみます。
撮影モードは以下の8つです。
- タイムラプス
- スローモーション
- ビデオ
- 写真
- ポートレート
- ステッカー
- パノラマ
- 上級者モード
ステッカーモードが謎だったのですが、撮った写真にスタンプ(ネコのヒゲや耳を付けられる)機能みたいです。
流石はTikTokが生まれた国だけあって、SNSを意識した作りになっているようです。
カメラUIで不満だったのは、日本語設定状態だとカメラ(とスクリーンショット)の音が鳴る点。
徹底して言語で判別しているらしく、英語設定にして再起動すると鳴らなくなりました。
ただ、カメラUIが一点不思議な挙動をしていて、ステッカーモードだと必ずシャッター音が鳴るんですよね。
バグなのかどうか。
次は実際に写真を撮影してカメラのチェックをしてみます!
カメラ作例
最近のスマホカメラの主戦場は夜景になりつつあると言っても過言ではないと思います。
Google Pixel シリーズとか凄いですよね。
私も夜景メインで撮影してみます。
今回は手持ちのOnePlus 5T(以下1+)と比較してみました。
1+にはGoogle Camera Modを入れてあります。
そう言えばOnePlusはOPPOの子会社でしたね。
いわば兄弟機(?)対決となりますでしょうか。
日中
富士山が見えたので撮影してみました。
公園などもはっきり明るく見えているのは間違いなく1+の方ですね。
一方で青色についてはFIND Xの方が好みという方も多いかもしれません。
中華機は青色をはっきりと強調する傾向にある気がします。
ちなみにFIND Xは、
こんな感じで2倍ズームが利きます。
デュアルレンズ機は暗所との使い分けに利用するケースもありますが、本機種はシンプルにズーム用にしています。
1+もデュアルレンズ機ですが、こちらは暗所でオンになる機構になっています。
ご飯
美味しそうに撮影できているのは右ですかね?
FIND Xだと少し暗めになってしまっているような。
屋内
同じ位置から撮影したのですが、FIND Xの方が画角が広めなんですね。
また、明るい部分を強調するようにしているんでしょうか。
ただし、植え込みの葉の作りなど1+の方が細部まで表現できているように思えます。
とはいえどちらも十分綺麗な写真だと思います。
夜景その1
お待たせしました。
ここからは夜景の写真です。
当日は雨が降ったりしていたのですが逆に反射などで写真の善し悪しが判別しやすくなったように思います。
FIND Xは全体的に暗くなってしまっているのが気になります。
当日は曇り時々雨の天気だったため、暗所用レンズを備えていない機種にはやや厳しい結果になってしまいました。
夜景その2
こちらでも1+の方が明るく綺麗に見えるのですが、FIND Xの方が意外とブレが抑えられているような・・・?
かなり拡大しないと分からない点ではありますが。
夜景その3
これはもう言わずもがな1+の方が細部まで表現できています。
というよりも、Google Camera Modは反則かなと。
一部Pixelに使われているソフトウェア処理を利用できるため、暗所の撮影でもかなり補正が利くとのこと。
まとめ
結構辛口なレビューとなってしまいました…
中華機種にはありがちなのですが、作り込みすぎてAndroidの自由度を失っているのがもったいないように思います。
こう思うのは私がAOSP信者であることもあるかもしれませんが…(笑)
もっともOPPOはグローバルで販売する製品の主軸をOnePlusに注いでいるのであまり作り込みには抵抗がないのかもしれません。
カメラもギミック自体は楽しいのですが、性能的には改善の余地ありだと思います。
中国メーカーの中でも売上上位に食い込むOPPO。
今後も懲りずにレビューしてみたいと思います。
ありがとうございました。
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