AQUOS sense8 レビュー:軽くてサクサク、多くの人には「これで十分」と言えるスタンダードスマホ

シャープの2023年スタンダードモデル「AQUOS sense8」を購入し、しばらく使っていました。Snapdragon 6 Gen 1を搭載し、6GBのRAMと128GBのストレージを持つミドルレンジのスマートフォンで、比較的安価に購入できるコストパフォーマンスが期待される端末です。

購入理由としては、自分のためではなく母親のメインスマホにするためです。それほど高性能は求めないが、そこそこ使えて軽量なスマートフォンという理由で選択しました。実際にどうだったのか、レビューします。

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AQUOS sense8概要

  • 1/1.55インチ大型イメージセンサーのカメラに光学式手ブレ補正を搭載
  • SoCにSnapdragon 6 Gen 1を搭載し、8GBのRAMと128GBのストレージ
  • 6.1インチで90Hz可変駆動IGZO OLEDディスプレイは最大180Hz相当のなめらかな表示
  • 大容量5,000mAhバッテリーと省電力IGZO OLEDにより、1日10時間の利用で2日間使用可能
  • 世界最軽量クラスの軽さ(約159g)に加え、防水・耐衝撃に対応

AQUOS sense8は2023年11月に発売されたシャープのスタンダードモデルです。キャリアからはドコモ、au、UQ mobile、楽天モバイルから販売されており、このほかMVNOなどでSIMフリー版(メーカー版)のSH-M26があります。今回レビューするのもこのSH-M26です。

スペックとしてはSoCにSnapdragon 6 Gen 1を搭載、RAMは6GBでストレージは128GBです。5,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、カメラは1/1.55インチ大型イメージセンサーを搭載、さらに光学式手ブレ補正も搭載されました。ディスプレイは6.1インチで90Hz可変駆動IGZO OLEDを搭載します。

OS Android 13
CPU Snapdragon 6 Gen 1
RAM 6GB
ストレージ 128GB
外部メモリ microSDXC (最大1TBまで)
ディスプレイ 6.1インチ 2,432 × 1,080 (FHD+) IGZO OLED
リフレッシュレート:90Hz
メインカメラ 標準カメラ
有効画素数 約5,030万画素 CMOS
F値1.9レンズ[広角84°焦点距離23mm相当]

広角カメラ
有効画素数 約800万画素 CMOS
F値2.4レンズ[超広角120°焦点距離15mm相当]

フロントカメラ 有効画素数 約800万画素 CMOS
F値2.0レンズ[広角78°焦点距離26mm相当]
バッテリー 5,000mAh
サイズ 約153 × 71 × 8.4 mm
重量 約159g
生体認証 顔(マスク対応)、指紋(側面・電源ボタン兼用)
防水/防塵/耐衝撃 IPX5・IPX8/IP6X/MIL-STD-810G
SIM nanoSIM/eSIM DSDV対応
対応バンド 5G NR(sub6)
n1 / n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79
4G LTE(FDD-LTE)
B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28
4G LTE(TD-LTE)
B38 / B41 / B42
3G W-CDMA
B1 / B2 / B5 / B8
2G GSM
850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz
その他 おサイフケータイ、イヤホンジャック

外観

今回購入したカラーは「ライトカッパー」です。AQUOS senseシリーズは毎回カッパー系がありますが、だんだん薄くなってる気がしますね。AQUOS sense3 basicと並べるとだいぶ違います。色が薄く、グレーにわずかに赤胴色が付いてる、というイメージです。

右側面には指紋センサー兼用の電源ボタン。前モデルのAQUOS sense7では電源ボタンとサイドの指紋センサーが別でしたが、AQUOS sense8は統一されてスッキリしています。

左側面にはなにもなし。

上側面にSIMスロット、下側面にスピーカーとUSBポート、イヤホンジャックです。スピーカーはデュアルではなくシングルです。

持ってみると、フラットな側面のせいか板感があります。四角い。そして驚くのはその「軽さ」です。最近のスマートフォンの中ではかなり軽い約159gという重量です。

AQUOSの箱は相変わらずコンパクトですね。ダンボール風の箱に黒一色でAQUOS sense8の背面カメラ部分が描かれています。

中身はクイックスタートガイドとモバイル補償パックの案内、あとはデータ移行に使うクイックスイッチアダプターです。ケースや保護フィルムは入ってません。

パフォーマンス

AQUOS sense8はミドルレンジに位置し、シャープのスマートフォンの中でも「スタンダードモデル」と呼ばれます。

ベンチマーク

いくつかベンチマークアプリで測定してみました。

AnTuTu Benchmark(v10.2.1)は534,751点、Geekbench 6がシングルで934点、マルチで2,553点、3DmarkはWild Lifeで2,376点、WILD LIFE Extremeで607点、PCMarkのWork 3.0 performanceは10,886点でした。

ミドルレンジとしてのスペックは十分あって普段使いには問題なし、グラフィック性能は高くないので3Dゲームなどには向かない、といったところでしょうか。

操作感

実際に使ってみても、普段の操作で気になることはほとんどどありません。思った以上にキビキビと動いてくれます。また、以前のAQUOS senseシリーズにあった独特なスクロールもかなり軽減されており、思うようにスクロールできます。

さすがに高負荷の3Dにゲームをやるようなスマホではありませんが、そこまでではないゲームなら問題なくプレイできます。

カメラ

AQUOS sense8のカメラは50MPのメインカメラ(F/1.9, 84°)と8MPの広角カメラ(F/2.4, 120°)の2つあります。メインカメラの方は光学式と電子式、ふたつの手ブレ補正に対応します。

通常のカメラ、ビデオのほか、ポートレート、ナイト、マニュアル、その他(タイムラプス、スロービデオ、vHDRビデオ)のモードがあります。

写真サイズ 16:9、4:3、1:1
ガイド線 14種類
水準器 マニュアルモードのみ
シーン認識
QR読み取り
Googleレンズ
透かし

このほかシャッターボタンを好きな位置に動かせる(フローティングシャッターボタン)といった使い勝手を高める機能もあります。

実際に撮影した写真をいくつか掲載します。

通常撮影

超広角

夜間

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わりとシャープにはっきりと撮れます。夜景で明かりの部分がちょっと弱い気もしますが、まぁ十分でしょう。めちゃくちゃキレイに撮れる!というよりはそこそこにしっかりとしたものが撮れるカメラです。

生体認証

AQUOS sense8の生体認証は指紋認証と顔認証の2つです。指紋センサーは本体側面に電源キー兼用で配置されています。

指紋認証

電源キーと一緒になったことで使いやすくなりました。反応としては一瞬間があきますが、反応悪いと言うほどではありません。反応の良いスマホに慣れてると若干戸惑うかもしれません。

顔認証

顔認証はマスクをしたままでも認証可能です(オフにもできます)。「持ち上げると画面点灯」の機能もあるので、持ち上げる→画面点灯→ロック解除と画面操作なしでも可能です。ただ「持ち上げると画面点灯」の感度があまり良くないのと、そこから顔認証→ロック解除でも思ったよりも時間がかかります。

指紋認証も顔認証も、できればもう少し頑張ってほしかったな、というのが正直なところです。

バッテリー持ち

AQUOS sense8のバッテリーは5,000mAhと大容量です。そしてこの数字以上にバッテリー持ちが良いです。

画面の輝度を100-105ルクスに調整し、『PCMark』のバッテリーテストを行ったところ、100%→20%まで14時間47分でした。10時間を超えるとまぁ悪くない、13時間を超えると良い…くらいの感覚です。

いくつかの端末で比べてみると以下の通り。

バッテリー容量 PCMark
AQUOS sense8 5,000mAh 14h 47min
OPPO Reno9 A 4,500mAh 14h 10min
Redmi Note 11 Pro 5G 5,000mAh 13h 42min
Pixel 6a 4,410mAh 13h 5min
Xperia 5 IV 5,000mAh 12h 04min

AQUOS sense8の良かったところイマイチなところ

良いところ
  • 軽い
  • バッテリー持ちが良い
  • 思ったよりもキビキビ動く
  • 全体的に「これくらいで良い」を満たしてる
イマイチなところ
  • なにかにこだわると物足りない
  • 生体認証はもう一歩
  • スピーカーがモノラル

AQUOS sense8は、そもそものsenseシリーズのコンセプトでもありますが、「これぐらいでちょうどいい」をうまいこと満たしたスマートフォンです。細かく言えば不満点がないわけではないのですが、それほどこだわらない人には十分です。

AQUOSシリーズ独自の機能も多くあり、それらにちゃんとビジュアル多めの説明が用意されてるのも良いです。あまりスマホに詳しくない人にほど優しいですね。

そして本体が軽いというのも、スマホを普段使いの道具として使いたい人にはありがたいです。200g超えのスマホが増える中、この軽さは良いですよ。

ただまぁ、なにかにこだわり始めると性能不足を感じてくるのも事実です。高負荷なゲームをやりたい、ハッとするような写真が撮りたい、スマホのスピーカーで音楽を思いっきり聴きたい、そんなふうに感じ始めたら、もっと上の端末を選んだほうが良いです。

まとめ

AQUOS sense8は良くも悪くも平均的、多くの人にとってのそこそこを目指した端末ですね。そしてその「そこそこ」のレベルが毎回上がってきています。これくらいサクサクでバッテリー持ちも良いと、普通に人に勧められます。

「特にこだわるポイントはないけど、スマホ古くなったからとりあえず変えたい」と言われたら真っ先に提案できるスマホですね。

ちなみに、今回は冒頭にも書いたように自分用ではなく母親のスマホ用に購入しました。私がレビューを書いた後に渡す、ということにしたのでまだ使ってもらってないのですが、軽く見せた段階では軽さとサクサク動くことを喜んでました。(前に使っていたのがAQUOS zero2なので軽さのハードルがなかなかキツかったです…。)おそらく、今後また2,3年はしっかり使ってくれることでしょう。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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