ORICO BookDrive P10Plus レビュー:スマホに貼り付けて使える!最大1000MB/s・PDパススルー対応のポータブルSSD

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ORICOよりポータブルSSD「BookDrive P10Plus」をレビュー用に提供していただきました。

P10Plusはマグネット式でMagSafe対応製品などに貼り付けられるポータブルSSDで、USB 3.2 Gen2対応の高速転送と同時に、最大100WのPDパススルー給電にも対応します。ストレージ容量は512GBと1TBがあり、今回は1TBモデルを提供していただきました。

実際に1ヶ月ほど使用し、最近のPCやスマホのレビューの際に活用してきましたので、その際に感じた良いところなどをレビューしていきます。

  • 1TBという大容量、最大1000MB/sの転送速度
  • パススルー給電で機器の充電も同時にできる
  • 大容量の連続転送では速度が低下することがある

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ORICO P10Plusの概要

ORICO BookDrive P10Plusは、MagSafe対応製品などに磁気吸着して使えるポータブルSSDです。USB 3.2 Gen 2に対応し、最大1000MB/sの高速転送が可能。さらにPD 100W対応のUSB-Cポートを備え、データ転送と同時にスマートフォンやPCへ給電できます。本体はアルミ合金を採用したコンパクトなボディで、Amazonでは512GBと1TBを販売。今回は1TBモデルを提供していただきました。

容量 512GB / 1TB
インターフェース USB 3.2 Gen 2(10Gbps)
最大転送速度 1000MB/s
ポート USB-C(データ)×1
USB-C(PD給電)×1
PD 最大100W
材質 アルミ合金+プラスチック
サイズ 100×69×11.5mm
対応OS Windows / Linux / macOS / Android
付属品 USB-C to USB-Cケーブル(13cm)×1
磁気リング×2

Amazonでは1TBモデルが35,999円、512GBモデルが19,800円で販売されています。2026年10月16日時点ではプライム感謝祭にて512GBモデルのみセール対象となっており、15%オフの16,910円で購入できます。

外観と付属品

ORICOの青い箱に、内容物は本体のほかにUSBケーブルと磁気リングが2つ、マニュアルです。マニュアルは多言語対応で日本語もあります。

コンパクトな本体

本体表面はアルミニウム合金です。サラサラしていて指紋はつきません。

裏面はプラスチックです。各種マークやモデル名が書かれています。磁気吸着に対応しており、MagSafeの特徴的な形が浮かび上がっています。

大きさは100×69×11.5mmで、スマホの背面にピッタリな横幅です。重量は実測で、本体のみ76.4g、付属ケーブル込み82.3gでした。

USB-Cポートを2基搭載

短辺側にインジケーターとUSB-Cポート×2があります。中央がデータ転送用で、右側が給電用となります。

付属のケーブルは長さ13cm(コネクタの先端から先端まで)です。平らなケーブルなので曲げられる方向は限られます。

実際に使ってみる

P10PlusはWindows / Linux / macOS / Androidで利用可能です。実際にAndroidスマホとWindows PCで使ってみました。

スマートフォンに取り付けて使う

スマートフォンの場合、MagSafeやPixelsnapに対応していればそのまま背面に貼り付けて利用できます。磁力もしっかりしており、P10Plusの方だけを持ってみてもずり落ちてくることはありません。

Galaxy Z Fold8(マグネット対応ケース付き)に使ってみたところ、カメラ部分には干渉せずにぴたっと吸着できましたが、カメラから下のスペースには収まらず、P10Plusの下側がはみ出してしまいました。

特に設定の必要もなく、Filesアプリでは「RTL9210」、Solid Explorerでは「ORICO」と表示されました。それぞれアプリ上でデータファイルの移動やコピーが可能です。

PCの外付けSSDとして使う

もちろんPCと接続して外付けSSDとして利用できます。ただ、付属のケーブルの長さと形状が難点になってきます。

付属の磁気リングをノートPCの背面に貼り付け、本機を吸着させることもできるのですが、ノートPCによってはケーブルの長さがかなりギリギリになります。ケーブルの向きも捻る形になるので、なかなか窮屈感がありますね。ピッタリと言えばピッタリなんですけど。

PD充電しながら利用できる

本機はパススルー給電に対応しています。PCと本機を接続し、もう片方のUSB-Cで充電器と接続すれば、PCも充電できます。充電器とケーブルの性能次第ではありますが、最大100Wまで対応なので大抵のPCでは十分でしょう。

なお、PD側のUSB-Cポートは給電専用で、データ通信には利用できません。実際にPCへ接続して確認しましたが、ストレージとして認識されるのはデータ通信用ポートのみでした。

転送速度をチェック

CrystalDiskMarkで速度を測定

CrystalDiskMarkで速度を測定したところ、シーケンシャルリードは1027.30MB/s、シーケンシャルライトは978.99MB/sとなりました。公称値は最大1000MB/sなので、読み込み・書き込みともにほぼスペック通りの速度が出ています。USB 3.2 Gen 2対応のポータブルSSDとして、短時間のデータ転送では十分に高速です。

約654GBのバックアップでは途中から速度低下

PCで大小26,695個、約654GBのデータをバックアップしたところ、完了まで約1時間20分かかりました。序盤は600MB/sを超える速度で転送できていましたが、開始から約11分半後には90MB/s前後まで低下しました。その後も小さいファイルが多い場面では80~100MB/s程度で推移しています。

さすがに長時間のデータ転送では本体も熱くなってきます。とはいっても触れなくなるほど熱いわけではありません。アルミボディが放熱にも一役買っているのか、本体表面にはしっかり熱が伝わってきます。

ORICO P10Plusの良かったところ・気になったところ

実際に1ヶ月ほど使ってみて感じた良かったところ、イマイチなところをまとめます。

良いところ
  • 1TBという大容量、最大1000MB/sの転送速度
  • スマホ背面にちょうど収まるサイズと磁気吸着
  • 約80gと軽量
  • パススルー給電で機器の充電も同時にできる
イマイチなところ
  • 付属ケーブルは短く曲げる方向が限られる
  • 大容量の連続転送では速度が低下することがある

1TBという大容量はPCのデータバックアップにも十分で、転送速度もスペック通り出ています。ただ、それでも大量・大容量のファイルを転送する場合は速度低下があるため、思った以上に時間がかかるかもしれません。そういった長時間の使用時に、パススルーでPCも充電できるのは便利ですね。

スマホ背面に磁気吸着で貼り付けられ、ちょうどいい大きさで、意外なほど軽いのも気に入っているポイントです。欲を言えば、もう少し薄いとありがたかったですね。

まとめ

ORICO BookDrive P10Plusは、コンパクトな本体に最大1000MB/sの高速転送、磁気吸着、PDパススルー給電を備えた使い勝手の良いポータブルSSDです。特にスマートフォンとの相性がよく、背面に貼り付けてそのまま外部ストレージとして使える手軽さは魅力です。

一方で、大容量のデータを長時間転送すると速度が低下することがあり、付属ケーブルも取り回しには少し癖があります。それでも、普段のデータ保存やバックアップ用途では十分に高速で、スマートフォンからPCまで幅広く使えるのは便利です。

1TBモデルは35,999円と安い製品ではありません。ただ、最近はSSD全体の価格が上昇傾向にあり、磁気吸着やPDパススルー給電に対応した類似製品と比べても、本機が特別に割高というほどではないでしょう。単なる外付けSSDではなく、スマートフォンでもPCでも使いやすいポータブルSSDを探している人には、面白い選択肢だと思います。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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