OPPO Find X9 UltraはHasselbladのスマホと言っても過言ではない【レビュー前編:外観・ベンチマーク】

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OPPOのフラグシップモデル「OPPO Find X9 Ultra」をレビュー用にお借りしました。

本機はスウェーデンの老舗カメラブランド「Hasselblad」と共同開発した高性能なカメラシステムを搭載したプレミアムカメラスマートフォンです。別売の「OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit」を装着することでコンパクトデジカメのような撮影体験を実現し、専用設計されたテレコンバーターを用いれば300mmから1380mmまでカバーする超望遠撮影も行えます。

本レビューは前後編に分けてお届けします。前編となる今回は、外観のチェックやファーストインプレッション、各種ベンチマーク測定の結果を中心にお伝えします。詳細な使用感やカメラの検証などは後編で紹介します。

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OPPO Find X9 Ultra

OPPO Find X9 Ultraはキャニオンオレンジとツンドラアンバーの2色展開で、今回提供してもらったのは後者です。

ツンドラアンバーは、光の当たり方によって色の明るさがハッキリと変わります。明るく見えても落ち着いて見えても、新宿や池袋といった人通りの多い場所でスマホを構えて威圧感を与えないステルス性の高いカラーです。

実は一度キャニオンオレンジもサンプルを送っていただいたのですが、大怪我で入院したタイミングと重なり、病室でちょっと触って返却してしまいました。

カラーによる差異として、ツンドラアンバーの厚さが9.1mmなのに対し、キャニオンオレンジは8.7mmと少し薄いようですが、手に持っても違いはわかりません。

縦横の寸法に差異はなく、いずれも約163×77mm。横幅が広いスマートフォンが主流の昨今では、特段サイズが大きいと感じることもなく、普通に使えます。

ディスプレイは約6.8インチのQHD+有機EL。1~120Hzの可変リフレッシュレートに対応しているためスクロール操作は滑らかで、一部のゲームでは最大144Hzでの表示も可能です。フラグシップらしく発色も鮮やかで、クオリティの高さを実感します。

OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit

単体でも十分なカメラ性能を備えていますが、別売のカメラキット「OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit」と組み合わせることで本機のポテンシャルを最大限まで引き出せます。

キットに含まれる「Explorer Case」を装着すると、コンパクトデジカメのようなシャッターボタンやズームレバーを追加できます。実際に使ってみると、コンパクトデジカメのような撮影体験を実現でき、よりカメラらしい操作感に近づきます。少しグリップが浅く感じますが、慣れで解消できる範囲です。

専用のテレコンバーターは一般的なカメラレンズをミニチュア化したような質感です。もはや「ミニ望遠レンズ」と呼びたくなりますが、あくまでもテレコンバーターです。

装着には「Explorer Case」が必須で、専用のマウントリングがアダプターの役割を担い、一眼カメラのように位置を合わせてカチッと装着します。

スペックとパフォーマンス

主なスペック

OS ColorOS 16(based on Android 16)
CPU Snapdragon 8 Elite Gen 5
RAM 12GB
ストレージ 512GB
ディスプレイ 6.8インチ 3,168×1,440 (QHD+) AMOLED
リフレッシュレート最大144Hz
アウトカメラ [広角] 約2億画素
[望遠] 約2億画素
[超望遠] 約5,000万画素
[超広角] 約5,000万画素
[マルチスペクトル]約320万画素
インカメラ 約5,000万画素
バッテリー 7,050mAh
最大100W SUPERVOOCフラッシュチャージ / 50W AIRVOOC
サイズ ツンドラアンバー:約77×163×9.1mm
キャニオンオレンジ:約77×163×8.7mm
重量 ツンドラアンバー:約236g
キャニオンオレンジ:約235g
生体認証 ディスプレイ指紋認証 (超音波式)/ 顔認証
防水防塵 IP66・IP68・IP69
SIM SIM1(nanoSIM)+SIM2(nanoSIM / eSIM)
対応バンド
5G n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n66/n71/n75/n77/n78/n79
4G FDD:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66/71
TDD:Band 38/39/40/41/42
3G 1/2/4/5/6/8/19
2G 850/900/1800/1900MHz

ベンチマーク

各種ベンチマークアプリで確認しました。

各種ベンチマークの結果は、AnTuTu Benchmark(v12.0.1)が3,928,558点、Geekbench 7のCPUがシングルで1767点、マルチで7807点、Geekbench 6ではCPUがシングルで3535点、マルチで10369点、3DMarkはWild Life Extremeで6956点、PCMarkのWork 3.1 performanceは14767点でした。

過去に当サイトで測定した端末と比べると以下の通り。

SoC Geekbench 3DMark PCMark
RAM Single Multi
ROG Phone 9 (Xモード) SD 8 Elite
12GB
3012 9585 5642 27597
OPPO Find X9 Ultra SD8 Elite Gen5
12GB
3535 10369 6956 14767
OPPO Find X9 Dimensity 9500
16GB
3041 9207 7227 13409
Galaxy Z Fold8 SD8 Elite Gen5
12GB
3484 9016 4306 20236
  • AntutuはCPU、GPU、RAM、ストレージの性能、GeekbenchはCPU性能、3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
  • 以前の端末と比較するためGeekbenchはV6の値を使っています。
ベンチマークアプリの概要とスコアの目安(タップで展開)

ベンチマークスコアは端末の性能を客観的に比較するための指標です。当サイトでは主に以下の4つのアプリを用いています。

  • AnTuTu Benchmark:
    CPU、GPU、RAM、ストレージを総合的にテストし、端末全体の処理能力を測ります。
  • Geekbench:
    主にCPU単体の計算能力を測定します。基本処理に関わる「シングルコア」と、複数処理を並行して行う「マルチコア」の2つの数値が出ます。
  • 3DMark(Wild Life Extreme):
    主にグラフィック(GPU)性能を測定します。3D描写を多用する重いゲームがどれだけ快適に動くかの目安になります。
  • PCMark(Work 3.1):
    Web閲覧、写真編集、テキスト入力など、日常的な利用シーンに近い負荷をかけて実用性能を測ります。

■目安となるスコア基準(2026年9月時点)

AnTuTu (v11)とGeekbench 7
AnTuTu (v11) Geekbench 7 動作・用途の目安
ハイエンド 170万点以上 1,500点以上
4,200点以上
重い3Dゲームの最高画質設定や高負荷処理を余裕でこなす最高峰クラス。普段使いでは性能を持て余す水準。
ミドルハイ 110万〜160万点 900〜1,400点
2,800〜4,000点
日常動作が極めて軽快で、重いゲームも設定次第で快適に遊べる、性能と実用性のバランスに優れたクラス。
ミドルレンジ 60万〜100万点 600〜850点
1,600〜2,600点
Web閲覧、SNS、動画視聴、キャッシュレス決済など日常用途がスムーズに動く標準クラス。軽めのゲームも問題ありません。
エントリー 50万点未満 500点未満
1,400点未満
通話やメッセージ、簡易なブラウジングなど基本機能に絞った低価格クラス。負荷がかかると引っかかりが出やすい水準。
3DMark(Wild Life Extreme)
スコア 動作・用途の目安
3,000点以上 重い3Dゲームも高画質で安定して快適にプレイ可能
1,500〜2,000点 中量級ゲームや、標準画質設定でのプレイが十分楽しめる水準
1,000点未満 3D描写を多用するタイトルでは処理落ちが発生しやすい
PCMark(Work 3.1)
スコア 動作・用途の目安
10,000点以上 アプリ切り替えやマルチタスク含め、不満を感じることがほぼない水準
8,000〜9,000点 Web検索、SNS、動画再生、文字入力など日常の基本操作が快適
8,000点未満 基本操作はこなせるが、複数アプリの同時動作等で待たされる場合あり

ファーストインプレッション:Hasselbladの哲学が宿る

スマートフォンはメーカーごとの個性があり、OPPOであればOPPOの端末を使っている感覚があるのですが、本機はいい意味でOPPOらしくありません。

もちろん基本的なUIはOPPOのColorOSなのですが、専用の「Explorer Case」も相まってHasselbladが出したスマホを使っている錯覚に陥ります。画面の発色傾向もHasselbladの中判ミラーレス機(X2D 100Cなど)に通ずる部分があり、まさに両社が共同開発したプレミアムスマートフォンの名に相応しい1台と言えるでしょう。

今回はここまで。続きは後日お届けします。

参考情報

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。

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