Amazfit Bip 6 レビュー:エントリーモデルながらGPSもオフラインマップもAI音声操作もある多機能スマートウォッチ

Amazfitのスマートウォッチ「Amazfit Bip 6」をレビュー用に提供していただきました。

Amazfit Bip 6はエントリーモデルの位置づけながら、1.97インチのAMOLEDディスプレイに最大14日間のバッテリーを搭載、防水、GPS、オフラインマップに対応するほか、GPT4.oを統合した音声操作システムZepp Flowにも対応します。

これだけ機能が充実していながら14,800円という手頃な価格を前モデルから維持しています。

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Amazfit Bip 6の概要

Amazfit Bip 6は1.97インチのディスプレイを搭載したエントリーモデルのスマートウォッチです。エントリーモデルで前モデルと同価格を維持しながら、ディスプレイがAMOLEDになり最高輝度も向上、高価格帯モデルにも搭載されているセンサーを搭載、GPS、オフラインマップ、GPT4.oを統合した音声操作システムZepp Flowにも対応と、手ごろな価格ながら上位モデル級の機能を搭載します。

スペック (ここをタップで開閉します)
製品名 Amazfit Bip 6(アマズフィット ビップシックス)
カラー レッド、ブラック、ストーン、チャコール
サイズ 46.3mm×40.2mm×10.45mm
本体重量 約27.9g (ボディのみ)
約42.9g(バンドの重さを含む)
素材 フレーム:アルミニウム合金
ケース:繊維強化樹脂
リストバンド 素材:シリコン
サイズ:幅22mm、手首周り長さ130-195mm
防水性能 5ATM
ディスプレイ 1.97インチ AMOLED
解像度 390×450 、302PPI
タッチスクリーン 2.5D強化ガラス+指紋防止コーティング
バッテリー 容量:340 mAh
充電:約2時間/マグネット式
通常使用時:最大14日間
バッテリーセーブモード:最大26日間
ヘビー利用:最大6日間
GPS継続使用モード:最大32時間

センサー 健康:BioTracker 6.0 PPG生体センサー(5PD+2LED)
運動:加速度センサー、ジャイロスコープ、環境光センサー、地磁気センサー
測位システム 円偏波GPSアンテナ
5衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)
接続 Bluetooth 5.2 BLE
セット内容 スマートウォッチ(標準バンド含む)、充電器(ヘッド部分のみ)、取扱説明書
対応OS Android 7.0 以上、 iOS 14.0 以上
アプリ Zepp App

Amazfit Bip 6とAmazfit Bip 6の違い

前モデルのAmazfit Bip 5との主な違いは以下の通り。

Amazfit Bip 6 Amazfit Bip 5
ディスプレイ 1.97インチ AMOLED
常時点灯
最高輝度2,000nit, 390×450(302PPI)
1.91インチ TFT
非常時点灯
最高輝度600nit, 320×380(260PPI)
大きさ
重量
46.3×40.2×10.4mm
27.9g
45.94×38.09×11.2mm
26g
健康センサー BioTracker 6.0 (5PD+2LED)
RestoreIQ 睡眠アルゴリズム
PulsePrecision 心拍数アルゴリズム
BioTracker 3.0 (1PD+2LED)
ボディ素材 アルミニウム合金フレームと繊維強化ポリマーケース プラスチックボディ
GPS測位 5衛星測位システム 4衛星測位システム
スポーツモード 140種類以上 120種類以上
バッテリー(通常使用) 最大14日間 最大10日間
OS Zepp OS 4.5 Zep OS 2

Amazfit Bip 6の外観

Amazfit Bip 6は、ほぼ正方形のディスプレイを持ったスマートウォッチです。1.97インチなのでけっこう大きいです。

本体の素材はフレームがアルミニウム合金でケースが繊維強化ポリマーです。カラーによって少し変わりますが、変に反射せずに落ち着いた雰囲気があります。

右側面にはマイク穴とサイドボタンが2つがあります。ボタンは大きく押しやすいですね。上側のボタンは長押しでZepp Flowが起動します。

左側面は側面はスピーカーがあります。ランニング時に1kmごとのタイムを読み上げてくれたり、Bluetooth通話も可能です。

バンドはシリコン製で、先の余った部分を内側に入れ込むタイプです。外側に出してビロビロしないのは良いのですが、バンド1枚分思ったよりも窮屈になったり、風呂上がりなど肌が滑りにくくなってる状態だと入れ込むのに苦労します。

個人的にはあまり好きなタイプではないのですが、市販の時計ベルトに変更もできそうなので、本格的に使うならそういうものも検討したほうが良さそうです。

裏面側には各種センサーなどがあります。

ディスプレイ

Amazfit Bip 6のディスプレイは1.97インチで390×450ピクセル。正方形よりもわずかに縦長です。有機ELになったので、黒がより締まって見え、外でも見やすくなっています。また、前モデルでは対応していなかった明るさの自動調整にも対応しました。

タッチパネルの反応や動きもまずまず。左右にウィジェットがループして、上から下にスワイプでコントロールセンター、下から上にスワイプで通知表示です。

Amazfit Bip 6でできること

Amazfit Bip 5はスマートウォッチなので、できることは非常にたくさんあります。全部は書ききれないので、一般的なスマートウォッチにありそうな機能のあるなしをチェックしてみましょう。

歩数計
心拍数/異常時の通知
血中酸素レベル
ストレスレベル
睡眠モニタリング
生理周期
座りすぎ通知
音楽再生コントロール
スマホカメラの遠隔操作 アプリ導入で可
運動ポイント (PAI)
スポーツモード 140種類以上
運動の開始検知 6種類
GPS 5衛星測位システム
着信やアプリの通知
SNSやLINEの簡易返信
Bluetooth通話
スマホを探す (音)
音声操作 Zepp Flow

スマートウォッチとして大抵の機能には対応しています。エントリーモデルながら血中酸素レベルの測定やBluetooth通話が可能でGPSもあります。ここに挙げてないもので言えばオフラインマップにも対応します。本当にエントリーモデル?と疑いたくなりますね。

離れた家族の健康状態をチェックして見守る

Amazfit Bip 6の機能というわけではありませんが、Amazfitの管理アプリ『Zepp』には「家族機能」があります。これは登録した家族のデータ(歩数や睡眠時間、入眠時間や起床時間など)をお互いにアプリ内で表示できるというものです。

今回はこの機能のテストのためにレビュー用のデバイスを2つ送っていただき、1台は私が、そしてもう1台は離れた場所で暮らす母親に使ってもらいました。

この機能を使うと、自分のアプリ上で登録した家族(や友だち)の歩数や睡眠時間、体重が表示できます。それほど詳細なデータが確認できるわけではありませんが、どれだけ歩いているか、ちゃんと寝ているのか、といったことを把握できます。

私の親もそれなりの年になってきましたので、こういったアプリで陰ながら見守れるのは安心感があります。逆に、親御さんがこの春から一人暮らしを始めた子どもにプレゼントして見守る、という使い方もできます。Amazfit Bip 6はAmazfitの中ではエントリーモデルにあたり、価格も比較的抑えめです。それでいて多機能なので、こうして2台購入して使うというのもアリですね。

Zeppアプリ

Google playZepp(formerly Amazfit)
Zepp(formerly Amazfit)
制作: Huami Inc.
価格: 無料

ダウンロード

Amazfit Bip 6の設定やデータの管理などは『Zepp』アプリで行います。

ホームには歩数やカロリーなどがカードで並びます。もちろん順番の変更や表示の有無も選択可能。この表示は見やすくて私は気に入ってます。ダークモードにも対応しているので、黒背景にもできます。

デバイス側の設定もアプリから可能です。各種センサーによるモニタリング状況もここで制御します。これはバッテリー持ちに直結するので、自分に必要なものをちゃんと選びましょう。

ウォッチフェイス

ウォッチフェイスは有料無料合わせて400種類以上。アニメーションしたり秒表示できるものもありますが、その分だけバッテリー消費は激しくなります。自分の写真を使ってカスタマイズもできます。

ただ、ウォッチフェイスの選択画面では検索などないので、気にいるものが見つかるまでひたすら見ていくしかないようです。

ミニアプリ

Zeppアプリから、Amazfit Bip6にミニアプリを追加できます。音声アシスタントのZepp Flowもこのアプリの扱いのようですね。様々にあるので便利なものを探すのは難しいかもしれませんが、それも楽しみの一つです。ゲーム的なものもありますよ。

健康管理

心拍数や歩数などの状態を記録・確認できます。日・週・月・年で表示でき、週表示は月曜始まりの7日間で固定です。

この「安静時の心拍数」を見ると、以前この記録によって病気を発見することができたのを思い出します。(今は回復して年1のペースで診てもらってます。)いつどう役立つかわからないですし、記録を取っておくことは大事です。

睡眠モニタリング

毎日の睡眠も記録してくれて、スコアを表示してくれます。私の場合、睡眠時間はともかく、入眠時間が遅いのが足を引っ張ってる気がします。日ごとの結果だけでなく7日間のデータを纏めて表示してくれるのでわかりやすいですね。ちなみに、昼寝もちゃんと仮眠として記録してくれます。

また、起きてからベッドでゴロゴロしてその時間も睡眠として記録されてしまったとしても、Zeppアプリでは就寝/起床時間をあとから編集できるので、そういった誤記録も自分で修正できます。

運動記録

Amazfit Bip 6は140以上のスポーツに対応しています。また、ウォーキング・ランニング・サイクリング・エリプティカル・ローイングマシンについては自動検出にも対応しているので、スタートの押し忘れを防げます。

概要は直近の記録がリストで並ぶほか、グラフでも表示してくれるのでわかりやすいです。

心拍数やタイムだけでなくルートの記録やストライドなど様々な数値を記録してくれます。けっこう細かいのでスポーツウォッチとしてちゃんと使えそうです。

SNSやLINEで返信可能

アプリの通知を表示するのはもちろん、LINEやメッセージアプリではAmazfit Bip 6から直接返信できます。テキストを自分で打つこともできますし、定型文を返したりAIアシスタント任せもできます。

Bluetooth通話可能

スマホとBluetooth接続してあれば、通話もAmazfit Bip 6で完了します。スピーカーもマイクもありますからね。時計で通話って、なんだか未来的な気がするのは…おじさんだからですかね…。

音声アシスタント Zepp Flow

以前のBIP 5ではAlexaに対応していましたが、Amazfit Bip 6では「GPT-4o」を統合したLUI(Language User Interface)をサポートするAI音声アシスタントZepp Flowが搭載されています。右上のボタンを長押しすると起動し、話しかけるだけで操作できます。

ちょっとした思いつきで調べたいときなど、スマホを出す必要もないので意外と便利です。

オフラインマップ

Amazfit Bip 6はエントリーモデルながらオフラインマップに対応しています。事前にデバイスに地図をダウンロードしておく必要はありますが、それさえやっておけばあとは時計上でマップを確認できます。わざわざスマホを出さないでも済むので、意外と便利ですよ。

バッテリーと充電

Amazfit Bip 6の充電は専用のマグネット充電器で接続します。充電器はUSB-Cケーブルで接続します。(ケーブルは同梱されていません)

バッテリーの持ちに関しては、使い方次第で大きく変わります。公式ページでは標準的な使い方で最大14日、ハードな使用で5日間としています。

私の場合は12日間と少しで100%→15%になりました。かなりバッテリー持ちが良い印象です。設定は基本的にデフォルトのままで、センサー類については以下の通り。

  • 自動心拍数モニタリング…1分間
  • アクティブ心拍数計…オン
  • 睡眠モニタリングアシスタント…オン
  • スリープブリージングモニター…オン
  • 自動ストレスモニタリング…オン
  • 血中酸素自動モニタリング…オン

だいたい1日に7-8%程度の減りでした。同時にほかのスマートウォッチも装着していたのですが、Amazfit Bip 6のバッテリー持ちの良さには驚かされました。

Amazfit Bip 6の良かったところ、イマイチなところ

Amazfit Bip 6を実際に2週間ほど使ってみて感じた良いところとイマイチなところをまとめます。

良いところ
  • 1.97インチの大画面
  • GPSやオフラインマップなどエントリーモデルなのに上位モデル並みの多機能
  • バッテリー持ちがかなり良い
  • LINEやSNSの返信ができる
イマイチなところ
  • バンドのつけ外しが面倒
  • ウォッチフェイスの探索はちょっと面倒
  • エントリーモデルとしてみれば少し高い

Amazfit Bip 6は一応エントリーモデルという位置づけです。それなのにGPSは対応してますしオフラインマップもあります。音声アシスタントのZepp FlowもありますしLINEの返信もできます。かなり多機能で大きなデメリットもなく、バッテリー持ちもかなり良いので、本当にこれでエントリーモデル?と思ってしまいます。

細かくみればバンドが好き嫌いありますが、これは市販のものと交換すればいいだけの話です。あとは、価格が14,800円というのはエントリーモデルとしては少し高めかな、と思います。機能からすればコストパフォーマンスはかなり良いのですが、Bip 5 Unityのときのように多少機能を落としてもう少し安いモデルもラインアップとしては欲しいところですね。

とはいえ、Amazfit Bip 6はスマートウォッチとして非常に多機能でコストパフォーマンスはかなり良いです。初めてのスマートウォッチでも、今まで安いものを使っていてもう少し機能がほしいという人も、どちらにでも勧められるスマートウォッチです。

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本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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