Whizzer HE03AL レビュー:アルミニウム筐体の寒色イヤホンはBPMの速い曲と相性◎
HIfi GO様からWHizzer HE03ALを提供していただきました。本製品は1DD+2BAのハイブリット構成で、筐体素材にアルミニウムを採用した高音よりのイヤホンです。この時点で好みはハッキリと分かれそうですがレビューします。
- 中高音に特化
- 寒色のリスニングより
- アルミ筐体採用
- 2pin
- 低音は強くない
目次(見たいところからチェック!)
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スペック:1DD+2BAのハイブリッド構成
形状 | 耳掛け・カナル型 |
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ドライバ | 1DD+2BA(ハイブリッド型) |
再生周波数帯域 | 20Hz-40kHz |
インピーダンス | 30Ω |
感度 | 110dB/mW. |
ドライバは1DD(中・低域)にKnowles製2BA(高音)を搭載し、さらにアルミニウムを筐体素材として採用することで高音を強調するわけですね。
開封 – 全体的に高級感が漂う
パッケージは黒箱で高級感があふれます。
ふたをあけると真っ先に本体が。高級アクセサリーのような梱包ですね。
付属品のケースは宝石箱や指輪を収納するようなそれに近いものを感じます。制作陣が意図してるのですかね?
その他は冊子類、イヤピース、清掃用のブラシなど。ブラシが付属するイヤホンなんて初です。
本体デザインは銀色に輝く宝石のよう
Whizzer HE03ALは宝石のように煌々としており、気品を感じます。軽いアクセサリーにもなりそうです。
サイズはおよそ横2cm×縦2cmでノズルは細めです。リケーブルは2pinを採用しています。
ケーブルはOFC 5N 銀メッキケーブルが付属します。ジャックは3.5mmです。
圧倒的な寒色感に包まれる音
オーディオの世界では低音よりのチューニングを「暖色系」高音よりのチューニングを「寒色系」とたとえています。「Whizzer HE03AL」は寒色によっており、中高音域が非常に強いです。また、イヤホン本体の素材で音色が大きく変わるため、中高音が強いのはアルミニウムが作用してるともいえます。
さて、少々マニアックな解説はここまでにして、音質に詳しく触れていきましょう。音質の評価方法は3つの曲を聴き、各曲の感想を書くものとします。
視聴環境:Xperia 1 II / Amazon Music HD / MOONDROP ILLUMINATION 付属ケーブル×JVC スパイラルドット
キラメキ文化大戦争 – 森羅万象
全体的にハイテンポで疾走感のある曲です。「Whizzer HE03AL」は寒色系で中高音特化、かといえ低音も弱いながらも出ているので、スピードを感じながらノリノリで楽しめます。さらに、女性ボーカルのデュエットは刺さることもなく、かといえ強すぎることもなく、ちょうどいい印象です。それだけでなく、後ろで鳴っているベースやピコピコ音などもしっかりと聴きとれます。
Last Letter(feat.めらみぽっぷ)- Pratanallis
こちらも疾走感のあふれる曲。ジャンルとしてはロックでベースやキックが多用されており、途中でピアノ音と思われる物が登場します。寒色系なだけあり、そんなロックやベースの音をしっかりと鳴らしているだけでなく、ピアノの音も心地よく鳴ります。ちなみに、音色としてはシルバー~白です。
手紙~拝啓 十五の君へ~
最後にまったりとした曲について触れていきます。先ほどまではテンションが上がるような曲になじんでいましたが、ゆっくりとした曲にも染まり、まるで裏の顔を出したかのようです。情報量の多いハイテンポな曲だと分離感に気をとらわれがちでしたが、落ち着いた曲を聴くと音場の広さに心をつかまれてしまいます…。
もともと、ウットリするような楽曲ですが、それを抜きにしてもステージホールかのような広い音場が更にまどろわせてきます。というか、2万円台でこの音場の広さには正直おどろきです。
総評:寒色系で音場の広い、ハイテンポな曲と合うイヤホン
上の項ではゆっくりとした曲にも染まると書きましたが、正直、速い曲のほうが合います。ただし、優先順位の話であるため、ゆっくりとした曲にも合います。この辺は好みの要素も強いですし、ハイテンポな曲よりもまったりとした曲の方が合うと感じる方もおもいます。
なにはとりあえず、寒色系で楽しく、ドンシャリとはまた違った印象でテンションが上がるような音でした。万人受けするような音ではありませんが、好きな人は好きだとおもいますよ。
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2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!
行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。