IFTTTが料金体系を刷新!Applet数の制限を撤廃、利用量に応じたクレジット制へ
IFTTTは10月28日、料金体系を刷新し、Applet数などによる制限から利用量に応じてクレジットを消費する方式へ移行すると発表しました。無料プランを含むすべてのプランでApplet数の制限がなくなり、すべてのサービスや基本機能を利用できるようになります。
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IFTTTがクレジット制へ移行
IFTTTは、あるサービスで特定の条件(Trigger)が発生したときに、別のサービスで指定した動作(Action)を自動的に実行できるサービスです。
これまではプランによって作成できるApplet数や利用できる機能・サービスなどに違いがありましたが、新しい料金体系ではこれらの制限を撤廃。無料プランを含むすべてのプランでAppletを無制限に作成でき、1,000以上のサービスやMulti-action、Delay、Queries、Filters、AI機能なども利用できます。
その代わりに導入されたのが「クレジット」です。Appletの実行やMCP、AI機能などを利用するとクレジットを消費し、プランごとに毎月利用できるクレジット数が設定されています。
| プラン | 月額 | 年間払い | 月間クレジット |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | - | 1,000 |
| Starter | 2.99ドル | 25.08ドル | 5,000 |
| Pro | 7.99ドル | 65.88ドル | 20,000 |
| Pro+ | 19.99ドル | 167.88ドル | 100,000 |
新たに月額2.99ドルの「Starter」も追加されています。
月間クレジットを使い切るとAppletは一時停止し、翌月にクレジットがリセットされるか、追加のクレジットを用意することで再び利用できます。クレジットを使い切ってもAppletそのものが削除されることはありません。
また、プランによってPolling Appletがサービスをチェックする間隔も異なり、Freeは1時間、Starterは15分、ProとPro+は5分となっています。
クレジットの消費量はTriggerやActionによって異なる
実際に利用中のAppletを確認すると、それぞれのTriggerやActionに消費するクレジット数が表示されています。
筆者が利用しているAppletでは、RSS Feedの「New feed item」が30クレジット、X(Twitter)の「Post a tweet」が100クレジットとなっています。
これはOREFOLDERで新しい記事が公開された(RSSが更新された)ら、その新しい記事をX(@orefolder3)へ自動投稿するというものです。つまり、OREFOLDERde記事を1つ公開するたびに合計130クレジットを消費します。
ほかに筆者が利用しているものでは、以下のようになっていました。
| 内容 | Trigger | Action | 合計 |
|---|---|---|---|
| RSS(新規記事) → Xへ投稿 | 30 | 100 | 130 |
| RSS(新規記事) → Facebookへ投稿 | 30 | 40 | 70 |
| RSS(新規はてブ) → メール | 30 | 25 | 55 |
| Androidのバッテリー低下 → Gmail | 25 | 25 | 50 |
同じActionでも消費量は一律ではなく、Xへの投稿は100クレジット、Facebookへの投稿は40クレジット、メール送信は25クレジットと差があります。
なお、実行履歴(Activity)からも実際に消費したクレジットを確認できます。筆者の環境ではFacebookへの投稿に失敗した際、RSSのTriggerでは30クレジットを消費したものの、失敗したFacebookのActionは0クレジットとなっていました。
また、10月28日17時4分に実行されたAppletにはクレジット消費の表示がなく、19時12分に実行されたAppletではクレジットが消費されていました。この間に新しいクレジット制へ切り替わったものとみられます。
残量はログインすると確認できます。
既存の有料ユーザーは料金据え置き
IFTTTによると、すでに有料プランを契約しているユーザーについては、今回の変更によって料金は変わらず、新しいプランへのアップグレードを強制されることもありません。
筆者は以前からProを年額34.99ドルで契約していますが、料金体系変更後のBilling画面でも年額34.99ドルのままとなっています。新規契約時のProは年額65.88ドルなので、少なくとも筆者のアカウントでは従来の料金が引き継がれています。
また、IFTTTはProまたはPro+の既存ユーザーのうち、新しい月間クレジットの上限を超える可能性があるユーザーに対して、過去の利用状況に応じた追加クレジットを一度限り無料で付与しています。
筆者にも「現在の利用状況ではプランのクレジット枠を超える可能性が高い」とするメールが届き、通常の月間20,000クレジットとは別に11,000クレジットが追加されていました。これは有効期限のない「Add-on credits」として付与されており、Billing画面を見る限りでは毎月の20,000クレジットから先に消費されるようです。
FreeでもApplet数は無制限に
今回の変更ではクレジット制が導入される一方で、Freeプランの制限は大きく緩和されました。
IFTTTは2020年にProを導入してFreeアカウントで利用できるApplet数を制限し、その後も有料プラン限定の機能やサービスを増やしてきました。今回の発表では、従来のフリーミアムモデルについて「mistake(間違いだった)」と振り返っています。
新しいFreeプランでもApplet数は無制限で、すべてのサービスや基本機能を利用できます。ただし月間クレジットは1,000となるため、頻繁に実行されるAppletを利用する場合はクレジット消費量に注意が必要です。
たとえば筆者が利用している「RSSで新着記事を検知してXへ投稿する」Appletは1回130クレジットなので、同じ条件であれば8回目の実行で月間1,000クレジットを超える計算になります。
一方、Proは月間20,000クレジットありますが、利用方法によっては十分とは限りません。OREFOLDERでは9月に115記事を公開しており、仮にすべての記事でXとFacebookへの自動投稿を行った場合、単純計算では23,000クレジットを消費します。
IFTTTを利用している人は、自分が利用しているAppletに表示されるクレジット数や、Activity、Billing画面で実際の消費量を一度確認しておくとよさそうです。
参考情報
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