定番ベンチマーク『Geekbench 7』がリリース!同じスマホで「6 vs 7」を実測比較
スマートフォンやPCの性能を測定する「Geekbench」が約3年半ぶりにアップデートし、新バージョン『Geekbench 7』が7月23日にリリースされました。
Androidをはじめ、Windowsなどのマルチプラットフォームに対応。AI処理やAV1動画エンコードなど、最新の利用環境に合わせたテスト項目へと一新されています。
本記事では、Androidユーザー向けに変更点と、同一端末で「6」と「7」を回した際の実測スコアの違いを解説します。
Geekbench 7
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制作: Primate Labs Inc.価格: 無料
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Geekbench 7の概要
Geekbench 7は、スマートフォンからデスクトップPCまで同一の指標で測定可能なクロスプラットフォーム対応が特徴です。
- 対応プラットフォーム: Android / iOS / Windows / macOS / Linux
- PC向け機能の強化: Windows環境等において、NVIDIA CUDAでの計測に正式対応しました。
- 利用料金: モバイル版・PC版ともに個人利用(一般機能)は無料で提供されています。
Androidにおける主な変更点
6から7への変更点として、以下のようなものが挙げられます。
① 実際の利用シーンに即したテスト項目の導入
従来の純粋な演算負荷に加え、アプリ等で実際に使われる処理がテスト項目として採用されました。
- AI・文字起こし: Whisperモデルを用いたリアルタイム字幕生成処理
- メディア処理: AV1形式の動画エンコード、Opus形式の音声圧縮
- カメラ・画像処理: JPEG XLやDNG(RAW)形式の処理、AI超解像、動画背景のボカシ処理
② マルチコア測定ロジックの見直し
Webブラウジングなど単一または少数のスレッドで動作する処理について、マルチコアテストの対象から除外・整理されました。これにより、実際のアプリ挙動に近いマルチスレッド性能が評価されます。
③ スコア基準の変更(数値の低下)
スコアの基準となるリファレンスマシンが変更され、テストデータセットも大型化しました。この影響により、同じAndroid端末で測定した場合でもGeekbench 7のスコアはGeekbench 6より低い数値が出力されます。(※端末の物理的な性能が低下したわけではありません)
同一のAndroid端末における測定結果の比較
実際に、同じスマホ(Galaxy A57 5G)にてGeekbench 6とGeekbench 7で測定してみました。
Geekbench 6ではシングルコアが1,376、マルチコアが4,496でした。Geekbench 7ではシングルコアが1,210、マルチコアが4,439でした。大きな差ではないものの、やはり7のほうがやや低い数値となっています。
スコア比較時の注意点
同じAndroid端末で測定を行った場合、一般的にGeekbench 7のスコアはGeekbench 6と比較して低い値を示す傾向があります。6と7ではテスト内容および算出基準が異なるため、バージョンの異なるスコアを直接比較して性能の優劣を判断することはできません。
今後しばらくは、様々なサイトでのベンチマーク結果で6と7が混在すると思われます。比較する際には6と7のどちらのバージョンの結果なのか、確認したほうがいいでしょう。
まとめ
Geekbench 7は、Android搭載チップセット(Snapdragon、Tensor、Dimensityなど)が得意とするAI処理やメディア処理の評価を高めたアップデートとなっています。
Windowsなどの他プラットフォームとの相対的な性能差を把握する上でも有効な指標となりますので、最新の評価基準で手元の端末を測定したい場合はGoogle Playよりダウンロードして活用してください。
Geekbench 7
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制作: Primate Labs Inc.価格: 無料
参考情報
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