EarFun Tune Pro レビュー:デュアルドライバー採用でノイキャンもついてる手頃な価格のヘッドホン
EarFunより、デュアルドライバー採用のノイキャン付きヘッドホン「EarFun Tune Pro」をレビュー用に提供していただきました。
EarFun Tune Proは同社としては3月に発売されたEarFun Wave Proに続いて2つ目のヘッドホンで、EarFun初のデュアルドライバー採用で最大120時間連続再生、ノイズキャンセリングもあって通常価格8,990円というお手頃価格が魅力です。
通常価格は8,990円ですが、Amazonの商品ページに1,400円オフのクーポンがあり、さらに当サイトでいただいたクーポンを合わせれば6,691円で購入できます。どうぞご利用ください。
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EarFun Tune Proの概要
EarFun Tune Proは、デュアルドライバー搭載で最大120時間連続再生のバッテリー、アクティブノイズキャンセリングや操作ボタンのカスタマイズなど使いやすさも併せ持ったヘッドホンです。
EarFun Wave Proが発売時は9,990円だったので、それより1,000円安く、LDACに非対応などいくつかコストカットされた部分はありますが、使い勝手自体はさらに良くなっています。
■主な機能
ノイズ |
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アンビエントモード | |
ワイヤレス充電 | |
着脱検知 | |
低遅延モード |
マルチポイント | |
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管理 |
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防水 | |
Bluetoothコーデック | SBC, AAC |
接続 | Bluetooth, AUX |
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対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
最大動作範囲 | 15m(障害物なし) |
対応コーデック | SBC, AAC |
サイズ | 195.3 × 164.9 × 81.4 mm |
重量 | 289.5g |
バッテリー容量 | 1100mAh |
再生時間 | ANCオフ:最大120時間 ANCオン:最大80時間 |
充電時間 | 3時間 |
外観と付属品
EarFun Tune Pro本体のほかにAUXケーブルとUSBケーブル、マニュアルが付属します。Wave Proに付属したキャリングケースはTune Proにはありません。
ヘッドホン本体は特に悪目立ちもしないベーシックなデザインです。アーム部分は長さを調整可能で、頭頂部は柔らかい素材になっています。
Wave Proにあったようなロゴを囲むハイライトなどがなくなっており、全体的に高級感はなくなっています。
イヤーパッドの内側には大きくLRの表記。
右耳側にマルチファンクションボタン(電源ボタン)、音量ボタン、AUXポートがあります。
左耳側には充電用のUSB-CとANCコントロールボタンがあります。Wave ProではANCボタンも右耳にあったのですが、左耳側に移動することでボタンの押し間違いが減りました。
デュアルドライバーで低音もずっしりな音質
EarFun Tune Pro40mm径のPET複合膜ドライバーと10mm径のLCP複合膜ドライバーを搭載します。これのおかげか、Wave Proよりも低音がずっしりと響き中音もしっかり聞こえます。ただ解像感?のようなものはWave Proのほうがはっきりしているように感じます。
全体的にはEarFunらしく聴きやすい音で、Wave Proよりも聴きやすい、疲れないように思います。
LDACには非対応
Wave Proとの大きな違いの一つとして、Tune ProはLDACには対応していません。個人的にはこだわる部分ではないのですが、音質に拘る人であれば要注意ポイントです。
シアターモード
EarFun Tune Proには、「シアターモード」というモードが加わっています。アプリの説明によればサウンドステージが広がり、音楽の中心に自分がいるかのような没入感のあるサラウンド効果と、豊かな音のディティールを体験できますが、イコライザーは無効になります
とのこと。
実際にオンにしてみると、これまで頭の左右、耳のところで鳴っていた音が、もっと中心で鳴っているような感覚で、確かに「音の中に入ったような没入感」だと言えます。迫力ある音を楽しみたいときには良いかもしれません。ただ全体的に音量が一段階上がるので切り替えるときには注意が必要です。
イコライザーで調整
アプリでイコライザーにより音は調整できます。プリセットのほか、自分でカスタマイズしたり、かんたんな聴力テストで個人に合わせたものを作成できます。
-45dBのアクティブノイズキャンセリング
EarFun Tune Proにはアクティブノイズキャンセリング機能があります。-45dBということで、パソコンやエアコンの動作音や雨音もカットしてるので集中して作業したいときにも役立ちます。-45dBというのはWave Proと同じですが、より自然にノイズカットしている印象です。Wave Proでは無音状態の時にジジジ…という音が少しだけ聞こえたのですが、それもなくなっています。
アプリではノイキャンを3段階(+ノーマル&外音取込)で選択できますが、ボタンを押して切り替える場合はノーマル→外音取込→快適なノイズキャンセリングの3つをループします。以前レビューしたEarFun Air 2 NCではボタンで動作するノイキャンの種類を選べたのですが、Tune Proではこの3つで固定です。
ヘッドホンのボタンとアプリ以外に、スマホの通知にもノイキャンコントロールが付きました。アプリを開かずに変更できるのはちょっと便利です。
もともと耳の周りをすっぽり覆うので遮音性が高いのもあって、ノイキャンをオンにすると周りからすっかり隔絶されます。音楽をかけないでも、集中したいときに使うと便利です。
アプリで操作方法をカスタマイズできる
- EarFun Audio
-
制作: Earfun Technology (HK) Limited価格: 無料
EarFun製品共通のアプリに対応します。操作方法のカスタマイズやファームウェアのアップデートもあるので、スマホ以外と接続して使う場合でも、一度は利用しておいたほうが良いです。
アプリではノイズキャンセリングの切り替えのほか、ゲームモード・シアターモードのオンオフ、操作方法のカスタマイズやイコライザー設定、ファームウェアアップデート、音声ガイダンス(モード切替などの際に「noise canceling mode」など行ってくれる案内)を日本語/英語で切り替えたり、その音量を変更できます。
コントロールのカスタマイズでは、+–NCの3つのボタンの動作を変更できます。それぞれ1回押したときと長押しした時の2つの動作を割り当てられます。
私はNCの長押しに「ゲームモード」を割り当てました。これでTVと接続したときにでもヘッドホンだけでゲームモード(低遅延)のオンオフが可能になりました。
EarFun Wave Proとの違い
EarFunのヘッドホンは3月に発売されたWave Proというモデルも存在します。こちらは発売当初は9,990円だったものの、2024年12月現在では8,990円でAmazonではクーポンで1,000円引きの7,990円です。Tune Proはクーポンを使えば6,691円なので1,000円ほど安いのですが、どちらを選ぶのかは悩みどころです。
スペック上の主な違いは以下の通り。
Wave Pro | Tune Pro |
---|---|
40mm径DLC複合膜ドライバー | 40mm径PET複合膜+10mm径LCP高分子材料のデュアルドライバー |
最大80時間連続再生 | 最大120時間連続再生 |
Bluetooth5.0 | Bluetooth5.4 |
ゲームモード | シアターモードとゲームモード |
LDAC、SBC、AAC対応 | SBC、AAC対応 |
このほか、Wave ProよりもTune Proのほうがサイズに余裕があるようです。Wave Proは若干締め付けられるようなキツさがあったのですがTune Proはしっかり頭にフィットします。
ヘッドホンの筐体としてはWave Proのほうが若干高級感があります。キャリングケースも付属します。LDACにも対応していますし、そのあたりが必要ならWave Pro、再生時間やノイズキャンセリング重視ならTune Proを選ぶのが良いでしょう。
EarFun Tune Pro の良かったところ・イマイチだったところ
EarFun Wave Proを実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。
- 聴きやすい音質
- 以前なノイキャン
- 操作カスタマイズ・低遅延モード・マルチポイントに対応
- 機能・音質のわりに1万円を切る安価
- AUXケーブル付属で有線ヘッドホンにもなる
- 最大120時間のバッテリー持ち
- LDACには非対応
- Wave Proに比べると若干チープな作り
音質は好みもありますが、私としては聴きやすくて長時間使っていても疲れないのが気に入りました。
EarFunらしく操作のカスタマイズやゲーム(低遅延)モードに対応しているのも嬉しいポイント。テレビに接続するときもゲームモードにすれば遅延は気になりません。ただそれでも若干遅延はあるので、そのあたりがシビアなゲームの場合はAUXで有線接続したほうがいいでしょう。そういった使い分けができるのも良いですね。
また、バッテリーの持ちもかなり良いです。最大120時間とのことですが、たしかに100%から数時間聞いた後にまだ100%近くあったのは驚きました。ヘッドホンの充電は意外と面倒なものなのでこのバッテリー持ちは嬉しいです。
まとめ
EarFunのヘッドホン2作目となるEarFun Tune Proをレビューしました。前作のWave Proと違いはあるものの、どちらがいいとは一概には言えない出来なのでなかなか悩ましいですね。クーポンを使えば7千円程度なので、どちらも価格以上にしっかりと使えて満足できるヘッドホンです。
先にも書きましたが、キャリングケースや本体の高級感、LDACが必要ならWave Pro、バッテリー持続時間やノイキャンの自然さなど使いやすさならTune Proを選ぶのが良いと思います。個人的にはTune Proのほうが好みですね。
通常価格は8,990円ですが、Amazonの商品ページに1,400円オフのクーポンがあり、さらに当サイトでいただいたクーポンを合わせれば6,691円で購入できます。どうぞご利用ください。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。