Xiaomi 14 UltraのファストショットモードはM型ライカに近い撮影体験だ

4月12日にXiaomi 14 Ultra+Photography Kitのファーストインプレッション記事をお届けしました。あれから1ヶ月ほど使用してみて、Xiaomi 14 UltraのファストショットショットモードがM型ライカユーザーの筆者にとってかなりよく感じます。

ファストショットモードとは何なのか?を踏まえ、詳しく解説します。

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ファストショットモードとは?

Xiaomi 14 Ultraのカメラアプリにはファストショットモード機能があります。これは、レンズの焦点距離(23mm, 28mm, 35mm, 50mm, 75mm, 135mm)を選択し、なおかつ撮影距離も固定して撮影可能というもの。拡張ビューファインダーと呼ばれる「ブライトフレームのような外枠」の表示も可能できます。

撮影距離の固定を詳しく説明すると、たとえば1m先にピントを固定することで1m先の被写体の写真を即座に撮影できます。オートフォーカスも必要ありません。逆に、この画像を例に挙げるとすれば、3mに変更するとピントがボヤけます。これはポートレートモードなどの強いボケ感ではなく、わずかにボケるような印象です。専門用語で説明するならば「F4〜F5.6」くらいのボケ感でしょう。

ピントの距離を固定するからオートフォーカスの手間が省ける。でも、そんな機能どこで使うの?と疑問に思うかたもいると思います。たとえば、子供をはじめとした動体の撮影、あるいはストリートスナップなどで使うのがメジャーでしょう。

瞬間の撮影を狙う場合、オートフォーカスが失敗する可能性もあります。ファストショットモードはピント距離を固定するため、距離さえあっていればピントを外さずに済みます。

M型ライカとの関係

ファストショットモードはM型ライカと大きく関係しています。前提として、ファストショットモードは少なくともXiaomiとLeicaが提携する以前は実装されていませんでした。

Leicaには「M型」と呼ばれるカメラがあります。端的に説明すると、電子ファインダーやオートフォーカスのないカメラです。

10ft先に固定

10ft先に固定

M型ライカには「置きピン」と呼ばれる技法で撮影する場合があります。これはファストショットモードと同じく、ピント距離を固定して撮影する技法です。これにより、被写体にピントを合わせる手間が減り速射性に優れます。(オートフォーカスが失敗する可能性もない)

誤解なきように補足すると、置きピンはSonyやFUJIFILMなどLeica以外のカメラでも使えます。あくまでも、Leicaユーザーが専ら使っている技法というだけの話です。M型ライカと置きピンの関連性を詳しく説明する場合、M型ライカの歴史やストリートスナップについても説明する必要があり、これらは今回の主題ではないため割愛します。

また、ファストショットモードには拡張ビューファインダーがあります。

Leica M10のブライトフレーム

これもM型ライカのブライトフレームに似ています。(もはや同じでは?)上記の点を踏まえるとファストショットモードはLeica社の影響を強く受けた。M型ライカは現代でも半フルマニュアルでフィルムカメラのような感覚で使えます。

もちろんフィルムカメラ時代の製品はフルマニュアルでブライトフレームが搭載されているカメラは多々存在しましたが、現在、直近の数年で発売されているのは(極めてニッチなものを除き)M型ライカだけです。

LEITZ PHONE1のブライトフレーム

ちなみに、LEITZ PHONEシリーズにもブライトフレームが採用されています。Leicaと提携開発されたスマートフォンにはブライトフレームが採用される傾向があり、これらを踏まえると、LeicaのアイデンティティともいえるM型ライカから着想を得たと考察できるでしょう。

作例

以下はファストショットモードで撮影した作例です。Xiaomi 14 Ultraで撮影する時は7割このモードを使用しています。ほぼファストショットモード専用機です。

夜のアメ横界隈。平日でも人が多く、外国人観光客の割合が高めでした。この写真を撮ったあとに、いかにも人目につくような通路でハグをして手を繋いでいたのは微笑ましかったです。春を感じる営為でした。

東京都立川市の国営昭和記念公園。橋からはクレーンなどの重機が工事をしている様子が見えました。ちなみに、ここは無茶苦茶広いのでグルグルとずっと歩き回っていると結構疲れるかもしれません。

そういえば、コスプレ撮影も認可を取らずにいける東京都の数少ない公園で、葬送のフリーレンに出てくる勇者パーティーもいて思わず2度見してしまいました。あぁ、とはいってもフリーレンは原作もアニメも観たことがないのですよね。そろそろ観ないと……。

夜の秋葉原界隈も外国人観光客と声をかけてくる人が路上にたくさん。最近は数が増えて、熱心に声をかけ続けてくる人がいたりもします。基本的に気にしない方ではあるのですが、たまにいるメンタルの強い人に遭遇すると反応してしまうことがあったりも。最近はノイズキャンセリングを有効にしています。ちなみにお給仕する文化とは別です。

昼間の渋谷界隈も外国人客がたくさんいて、今はどこもこんな感じです。どこに行ってもガヤガヤとしていて飽きませんね。

M型ユーザーにとってファストショットモードは使いやすい

ファストショットモードはM型ライカユーザーの筆者にとって使いやすいです。ブライトフレーム(と似た枠線)の表示や、距離の固定ができます。……ただ、M型ライカというよりも目測、いわゆる置きピン撮影に慣れているから使いやすいのであって、スマホでしか写真を撮ったことのない人には「理屈はわかるけど、そんなに使う機能か?」と思うのも無理はないような?

Xiaomi 14 Ultraを使用する友人も「理屈はわかった、でも使い道がイマイチわからん」と。そこで、M型ライカの背景や置きピンのメリットを説明すると「なるほど、そう使うのか」と理解してくれました。

M型ライカを使用している筆者には使いやすく、楽しい機能な一方で万人ウケするかは……。言うまでもなく微妙でしょう。Xiaomi 14 Ultraは日本でも発売が決定しました。既に購入した方も、そうでない方も一度ファストショットモードを使ってみると楽しいかもしれませんね。

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。

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