コンパクトで持ち運びしやすい高出力充電器「UGREEN Nexode Pro 100W」レビュー

2024年03月03日

高出力な充電器は大きくてじゃまになるという印象がありますが、今回紹介する「UGREEN Nexode Pro 100W」は100Wとしてはコンパクトな充電器。ノートパソコンとスマートフォンの充電器をまとめて1つでまかなうことができます。

今回レビュー用としてUGREEN様より提供いただいたので、実際に手持ちの機器を充電して使ってみました。

Ugreen Group Limited

外観

本体の写真や簡易的な仕様の書かれたシンプルなパッケージです。

パッケージ内容。本体と簡易説明書のみとなり、ケーブルは付属していません。必要な場合は別途用意する必要があります。

本体。メーカー名と出力の書かれたシンプルなデザイン。パッケージのサイズに比べて本体は小さめです。

他社製の100W充電器とサイズ比較してみました。この充電器は4ポートなので単純な比較はできませんが、同出力と考えるとコンパクトな仕上がりとなっています。

同じくUGREENから販売されている上位機種「UGREEN Nexode Pro 160W」との比較です。ポート数の差はあるものの、かなり大きさが小さいことがわかると思います。

底面にはコンセントとスペック・認証情報など。充電器に必要なひし形のPSEマークが印字されており、取得しているのは「株式会社ユーグリーン・ジャパン」となっていました。自社で取得しているようです。

USBポート。USB-Cが2ポートとUSB-Aが1ポートで合計3ポート搭載されているため、3台までの機器を同時充電することが可能です。上から1番目のポートが高出力のポートとなっているため、ノートパソコンやタブレットを充電する際には1番目のポートを利用する形です。

なお個人の考えなのですが、USB-Aの代わりにUSB-Cを搭載し、USB-Cが3ポートならばさらに良かったなと思います。もうUSB-Aの機器はほぼ普段使いしてないので、全部USB-Cのが使い勝手が良いんですよね。

コンセント部分は若干出っ張っており、指で持ち上げやすい形状となっています。

重量は194gと、大きさの割には重さを感じます。

続いては充電器としての性能をチェックしていきます。

単ポートで利用する場合は、ポートごとに対応出力が異なります。ノートパソコンなどの45W以上を求めることが多い機器を充電する際には、一番上のポートを使用して充電します。

なお100Wでの充電を行うためには100Wに対応したケーブルが必要となります。受電側が対応していてもケーブルが対応していない場合、60Wの給電となってしまう点には注意が必要です。

続いては2ポートを使用した場合です。この場合でもポート1は65W給電が維持されるため、他の機器を同時充電することで充電速度が落ちることはありません。逆に2ポート使用した際に45W+45Wという給電は行われないため、ノートパソコンを２台同時に充電したいという目的にはあまり適していません。

最後にすべてのポートを使用した際ですが、この場合はUSB-Cの2ポート目とUSB-Aが合わせて5V=3Aとなり、格段に出力が下がってしまいます。時間は掛かっても同時に充電したいという際は有用ですが、場合によっては1台ずつ充電した方が早い場合がありそうです。