Tranya Nova Lite レビュー:廉価版だけどノイキャンもマルチポイントもワイヤレス充電もあって充実

Tranyaより、完全ワイヤレスイヤホンTranya Nova Liteをレビュー用に提供していただきました。

以前レビューしたTranya Novaの廉価版にあたるモデルです。5,000円程度という価格ながらノイズキャンセリングやマルチポイント、ワイヤレス充電、IPX5防水、低遅延モードにも対応しており、専用アプリで操作方法のカスタマイズも可能と、機能はたっぷりと詰め込まれたイヤホンです。

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Tranya Nova Liteの概要

  • 最大-40dBのノイズキャンセリング
  • 防水・ワイヤレス充電・マルチポイントに対応
  • 専用アプリでイコライザや操作のカスタマイズ

■主な機能

ノイズキャンセリング (-40dB)
アンビエントモード
ワイヤレス充電
着脱検知
低遅延モード
管理アプリ
操作方法カスタム
防水 IPX5
Bluetoothコーデック SBC, AAC
■主な仕様
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.3
対応プロファイル A2DP, AVRCP, HSP, HFP
最大動作範囲 10m
対応コーデック SBC, AAC
バッテリー容量 イヤホン:45mAh×2、充電ケース:400mAh
最大再生時間 ANCオフ:約8時間(イヤホンのみ)約32時間(充電ケース併用)
充電時間 イヤホン1.5時間/充電ケース1.5時間/ワイヤレス充電3.5時間
防水規格 IPX5

Tranya Nova Liteの外観と付属品

ケースとイヤホン本体のほか、付属品はかんたんなマニュアルとUSBケーブル、替えのイヤーピース(S/L)です。

Tranya Novaが黒だったのに対しNova Liteは白…に少しクリーム色が入ったような色です。プラスチッキーでピカピカです。指紋は付きやすいですが黒ではないので目立ちません。

底面にUSBポート。ここでなんとか立たせることができますが、蓋を開けた状態だと自立しません。

ケースの蓋をあけるとイヤホン本体が入ってます。スティック部分が突き刺さるように縦に収納されています。

上の方のロゴマークのある当たりがタッチセンサーになっています。

ノズル部分は楕円形です。イヤーピースは最初から装着されているMのほかにSとLがあります。耳に合わない場合は市販のものと交換するといいでしょう。

aptX Adaptiveで細かいところもよく聞こえる音

Tranya Nova Liteは12mm大型ドライバーを搭載します。コーデックはSBCとAACに対応します。無印はaptX Adaptiveにも対応していたので、ここがLiteとの差になります。

実際にZenfone 10と接続して音楽を聞いてみると、若干ドンシャリ感はあるものの細かい音もしっかり聞こえてくるように感じました。廉価版とはいえ、大きな差はないようです。

アプリでイコライザーも使えるので、調整すれば好みの音質になると思います。

操作方法はアプリでカスタマイズ可

Google playTranya Audio
Tranya Audio
制作: Tranya
価格: 無料

ダウンロード

Tranyaのイヤホン向けアプリがあり、設定の変更やファームウェアのアップデートなどを行います。アプリ無しでも使用は可能ですが、使い勝手の向上のためにもインストールしておいたほうが良いです。

アプリではバッテリー残量の確認のほか、ゲームモードのオンオフやANCのモード変更もできます。ファームウェアのバージョンアップもアプリから。

操作のカスタマイズ

Tranya Novaの操作はタッチセンサー式です。この操作をアプリでカスタマイズできます。1回タップ・2回タップ・3回タップ・長押しでそれぞれ操作を割り当てられます。Tranya Novaはなんと5回タップまで設定できたのですが、若干減ってますね。

音量操作はもちろんのこと、ゲームモードのオンオフやANCモードの切替も変更できます。私は右耳の長押しをゲームモードのオンオフに変更しました。

イコライザー

イコライザーの設定もアプリからできます。バランス・低音ブースト・低音を弱める・音声強化の4つのほか、自分で調整してカスタムEQとして保存でいます。

ノイズキャンセリング

Tranya Nova Liteのアクティブノイズキャンセリングは最大40dBのノイズを低減してくれます。Tranya Novaが43dBだったので数値上は若干弱くなっていますが、ほぼ違いはわかりません。過大な期待はしないほうが良いですが、エアコンの動作音などはしっかりシャットアウトしてくれます。

なにも音楽を再生してない時はノイキャンをオンにするとホワイトノイズが聞こえますが、音楽をかければ気になりません。

マルチポイント接続対応

Tranya Nova Liteは「マルチポイント接続」に対応しており、2台の機器と同時に接続できます。スマホとタブレットのどちらにもペアリングさせておけば、タブレットの動画を見ているときにスマホに電話がかかってきても、ペアリングを切り替えることなく利用できます。

ゲームモード

Bluetooth接続だとどうしても有線に比べ遅延が発生しますが、Tranya Novaにはゲームモード(低遅延モード)があります。デフォルトではアプリからの切り替えしか対応してませんが、操作方法をカスタマイズすればイヤホン単体でオンオフ可能になります。

実際に『ワイヤレスヘッドフォンディレイテスト』アプリを使って遅延具合を調べてみました。(使用機種:Zenfone 10)

左:通常 右:ゲームモード

公称ではゲームモードオンで38msまで減らすとしており、実際に(あくまで目測ですが)100ms以下くらいで聞こえます。ゲームモードオフの場合は250msくらいです。

ノーマルだと動画で口と声とのズレが気になりますが、ゲームモードならそれほど違和感はありません。ゲームと言うよりも動画向けと思ったほうが良いかもしれませんね。

ワイヤレス充電にも対応

Tranya Novaのバッテリーはイヤホン単体で約8時間、ケースを合わせれば約32時間の再生時間となっています。

ケース底面にあるUSB Type-Cでの充電のほか、Qiワイヤレス充電にも対応しています。イヤホン(ケース)の充電はケーブルを挿すのが意外と面倒なものです。ワイヤレス充電に対応していると便利で手放せなくなりますね。

着脱検知は外したときのみ?

Tranya Nova Liteは着脱検知に対応しており、音楽再生中にイヤホンを外すと一時停止になります。自動的に再生が泊まるのでバッテリーが無駄に消費するのを避けられます。

こうした着脱検知のあるイヤホンは大抵、再装着したときに音楽再生が再開するのですが、Tranya Nova Liteは再生されません。ちょっと不便かと思ったのですが、不意に再生されてしまったり誤動作するのを避けられるので(とくにバッテリーのことを考えれば)これはこれで有用だと感じました。

ただ時々、再装着したら音楽が再生されることもありました。おそらく装着時にタッチセンサーを触ってしまっているのだと思いますが…。

Tranya Nova Liteの良かったところ・イマイチだったところ

Tranya Nova Liteを実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。

良いところ
  • 比較的安価で十分な音質
  • ノイキャン・ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズ・マルチポイント・低遅延モード、ぜんぶ対応
  • 操作のカスタマイズが3回タップ+長押しで対応
イマイチなところ
  • 最低音量が大きい
  • 着脱検知は外したときのみ

廉価版でありながらノイキャン・ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズ・マルチポイント・低遅延モードと、使い勝手の良くなる機能がだいたいぜんぶ入ってるのが良いです。

無印のTranya Novaとの違いは、だいたい以下のとおりです。

Tranya Nova Tranya Nova Lite
aptX Adaptive 対応 非対応
再生時間 単体9時間
ケース込み38時間
単体8時間
ケース込み32時間
急速充電 対応 非対応
タッチ操作 5回タッチまで 3回タッチまで
着脱検知 非対応 対応
ANC -43dB -40dB
マイク 6つ 4つ
ゲームモード 40ms 38ms

細かい違いはあるものの、使い勝手の点では劣るところがほとんどありません。音質やコーデックにこだわりがある場合でなければ、Liteで十分満足できるでしょう。私もどちらかといえばこのLiteを選びますね。

唯一欠点として気になったのは最低音量が大きいことですね。最初にスマホと接続して音楽を再生したときにすぐに音量を下げましたし、その後は最低音量かその1つ上で聞いてます。本当はその間くらいにしたいのですが…。ここはもう少し調整してほしかったですね。

まとめ

5,000円程度の価格でノイキャンやワイヤレス充電など欲しい機能は揃っている完全ワイヤレスイヤホンです。廉価版ながら音質も疎かになっておらずイコライザーで自分好みに調整できるので満足度は高いです。5,000円程度で普段使いの使いやすいイヤホンを探しているのなら、選択肢として十分にオススメできます。

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参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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