Mu6 Ring レビュー:耳を塞がないオープンイヤータイプのワイヤレスイヤホン
耳を塞がないオープンイヤータイプのワイヤレスイヤホン「Mu6 Ring」を、GenHighよりレビュー用に提供していただきました。
耳をふさがないタイプのイヤホンと言うと骨伝導式のものが思い浮かびますが、Mu6 Ringは空気伝導式、つまり普通に耳元で小さなスピーカーが音を鳴らすタイプのイヤホンです。
音楽は聴きたいけど大きなスピーカーで部屋中に鳴り響かせるのも周りの家族に迷惑、でも耳を塞ぐイヤホンだと家族からの呼びかけにも気づかないからNG、そんな状況がよくある人には便利なアイテムになります。
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ネックバンド型に似た形状
パッと見はネックバンド型のイヤホンのようにも見えます。ロゴもさり気なくていい感じ。
スピーカーは先端あたりに小さいものが見つかります。
この先端部分は120°回転する事ができます。これで耳にうまくスピーカーの音が届くように調整します。カチカチと11段階ぐらいで回っていくので左右で角度を合わせるのもやりやすいです。
内側の頭に当たる部分にはゴムパッドがあリます。これのおかげで装着しても特に痛みは感じません。長時間つけてるとさすがに痛くなってきますが…。
認証マークなどもここに記載されています。
右側側面に操作ボタンがあります。一体型で大きめのボタンは押しやすくてGoodです。
電源オン | 電源ボタンを2秒押す |
---|---|
電源オフ | 電源ボタンを3秒押す |
再生・一時停止 | 電源ボタンを1回押す |
音量+ー | 左右のボタンを1回押す |
前の曲へ・次の曲へ | 左右のボタンを長押しする |
音声アシスタント | 電源ボタンを2回押す |
実際に装着してみた姿がこれです。装着する位置や先端の角度調整で音の聴こえ方が結構変わるので、それを掴むのには苦労するかもしれません。
音質は気にしない方が良さそう
音質と音漏れについてはなかなか悩ましいです。
基本的には耳のそばで鳴っているだけなので、あまりいい音とは感じません。特に低音はあまり感じられないですね。ただ音量を挙げていくとわりと迫力あるように聴こえてきます。
音漏れについては、たしかにありますが音量次第ではそれほど気にしなくていいかな、と。周りの音が聞こえるような音量でいる分には、音漏れもそれほどではなく手の届く範囲の人なら気づくくらいです。電車の中など周りの人がすぐ近くにいるような環境では止めておいたほうが良いでしょう。
音量が小さいと良い音には聴こえず、音量を大きくすると音漏れしたり周りの音が聞こえにくくなります。まぁ当たり前といえば当たり前ですね。
バッテリーは9時間で長持ち
バッテリーは200mAhで(残念ながら)microUSBで充電します。
仕様上は待受時間200時間、連続再生時間9時間となっています。実際、それくらいは使ってみましたがバッテリー切れにならなかったのでなかなか長持ちしますね。
まとめ:目的を持って使うのが良さそう
実際に使ってみての利点欠点をまとめてみます。
- 耳をふさがないので周りの音が聞こえる
- 耳に突っ込まないので(耳の中は)痛くない
- バッテリーは長持ち
- 音質は良くはない
- 音量を上げればそれなりに音漏れする
- 長時間つけてると耳の上が痛くなる
利点も欠点もはっきりしたイヤホンですので、用途を考えて使うのが良いでしょう。
- 家族のいるリビングでテレワーク中に使用(オンラインミーティングの内容などは外には聞こえず、家族の声も聞こえる)
- 壁が薄い部屋で隣に気兼ねなく音楽を聴く(部屋中に響く音だと隣の人の迷惑を考えなきゃですけど、これならさすがに隣の部屋まで音漏れしません)
- 洗い物など家事をしながら音楽やテレビの音を聞く
集中して音楽を聴く・楽しむときのイヤホンとは使い方を分けると良さそうです。基本的にはBGM的に流す時に使うのが良いですね。
普段使いのイヤホンとは別に、生活の中での目的を持ったイヤホンとしてオススメです。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。