OneOdio OpenRock Pro レビュー:耳をふさがないオープンイヤー型の空気伝導ワイヤレスイヤホン

OneOdioより、耳をふさがない空気伝導タイプのワイヤレスイヤホン「OpenRock Pro」をレビュー用に提供していただきました。

耳をふさがないので周りの音もそのまま聞こえ、骨伝導ではなく空気伝導、さらに左右が独立した完全ワイヤレスなイヤホンです。周りの音が聞こえてほしい散歩のときやテレワーク時などに使えるイヤホンを探していた人には有力な選択肢となるでしょう。

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OneOdio OpenRock Proの概要

OpenRock Proは、耳穴を塞がないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。こういったタイプでは骨伝導のものが有名ですが、本機はドライバーユニットを耳もとへ浮くよう配置した空気伝導タイプとなります。

また、イヤーフックが耳の曲線に沿うようにデザインされており、左右が独立している完全ワイヤレスとなります。

■主な機能

ノイズキャンセリング
アンビエントモード
ワイヤレス充電
着脱検知
低遅延モード
管理アプリ
操作方法カスタム
防水 IPX5
Bluetoothコーデック SBC, AAC, aptX
■主な仕様
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.2
対応プロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSP
最大動作範囲 15m(障害物なし)
ドライバーユニット 16mm 大型ドライバー
対応コーデック SBC, AAC, aptX
重量 イヤホン:片耳13g、充電ケース:約74g、充電ケース+イヤホン:約90g
連続再生時間 約19時間(イヤホンのみ)約46時間(充電ケース併用)
充電時間 1.5時間 5分充電/60分再生
防水規格 IPX5

外観

内容物は本体+ケースのほかはマニュアル類とUSBケーブルのみです。

ケースは楕円形、たまご型のように丸まったフォルムです。第一印象としては「デカい!」でした。

一般的な完全ワイヤレスイヤホンのケースを比べると二回りほど大きいです。バックに入れて持ち歩くならいいですが、ポケットに入れて持ち歩くのはちょっと嫌だなと感じるくらいです。

縦に蓋をあけると本体が出てきます。開いた直後は本体のランプが青く光るのがちょっとかっこいいです。イヤーフックに指をかけて左右まとめて取り出せるので取り出しやすいですね。

外側にOpenRockのロゴ。左右は見分けし易いです。

内側にL/R表記とスピーカー。

底面部分に多機能ボタンがあります。左右ともにあり、これを押して操作します。イヤーフックの先端部分は充電端子です。

実際に装着すると耳の穴の上にかかるように見えますが、入ってるわけではないのでちゃんと外の音が聞こえます。

操作

OneOdio OpenRock Proはイヤホン下部にあるボタンを押して操作します。割当は以下の通り。

L R
1回タップ 再生/一時停止 再生/一時停止
2回タップ 音量- 音量+
3回タップ 音声アシスタント 音声アシスタント
長押し 前の曲 次の曲

この操作は固定で、カスタマイズ等はできません。本体を挟むように持った時に親指がボタンの位置に来るので操作しやすい様になっています。指1本で、というわけには行かないので、その点は慣れる必要があります。

音質

OneOdio OpenRock Proは大口径の16.2mmダイナミックドライバーを搭載し、aptXに対応しており、音質は思った以上に良いです。耳から浮いた位置にスピーカーがあるのでスカスカに聞こえるかな?と思いきやしっかり聴ける音になっています。

独自の低音強化テクノロジーがあるおかげで低音も耳をふさがないタイプにしては聞こえます。ただ、さすがにカナル型のイヤホンに比べると音のダイナミックさには欠けますね。

オープンイヤー型という特性上、音に集中するというよりもBGM的に流したりすることが主だと思いますので、そういった用途では十分な音質でしょう。

音漏れは多少ある

音量次第なところはありますが、音漏れはあります。かなり静かな場所や、すぐ近くに他人がいる電車の中のような場所では使わない方がいいでしょう。

散歩やランニングにおける使用感

実際にOpenRock Proを身に着けて数日間散歩やランニングで使ってみました。

IPX5の防水なので汗や小雨でも大丈夫

OpenRock Proの防水性能はIPX5です。これは「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」というもので、シャワーのような水でも大丈夫です。なので運動中の汗や小雨でも問題ありません。

周りの音が聞こえて安心

外を歩く時は周りの音が聞こえてないのは危険です。なので私は普通の遮音性のあるイヤホンは外では使いません。その点、本機のようなオープンイヤー型であれば周囲の音も聞こえるので安心感が違います。

実際に使ってみると、周囲の音にそのままイヤホンからの音楽等が加わって不思議な感覚です。BGMがどこからともなく鳴っているような、でも周りの人にはこれは聞こえてないんだよな、というような。

道路沿いなどでは聞こえなくなる

周りの音が聞こえるということは、イヤホンからの音よりも周りの音が大きければ、その音でイヤホンからの音はかき消されてしまいます。ちょっと車通りの多い道路沿いに行けば、イヤホンからの音はほとんど聞こえなくなります。

イヤホンの音量を大きくすればそれでも聞こえるようになると思いますが、それでは周りの音が聞こえなくなるので本末転倒感が出てきます。

走ってると揺れとズレが気になる

耳の大きさにもよると思いますが、走ってると汗と揺れでだんだんズレてきます。そうなると音の聞こえ方も変わってきますし、左右に揺れ始めるといつ落ちてしまうかと気が気ではありません。(実際には耳たぶでうまく引っかかって外れないのですが。)

ズレてきたのを直しても2,3分でまた同じことの繰り返しだったので、激しく揺れる運動には(ランニング程度でも)向きません。耳が大きい人ならうまくハマってくれるかもですが…。

OpenRock Proの良かったところ・イマイチだったところ

OneOdio OpenRock Proを実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。

良いところ
  • 耳をふさがないので周りの音が聞こえる
  • 意外と音が良い
  • 左右独立してるのでケーブル等の煩わしさがない
  • IPX5防水で汗や小雨でも問題なし
  • バッテリー持ちが良い
イマイチなところ
  • 激しく揺れるとズレてくる
  • マスクや眼鏡のツルに干渉する
  • 若干の音漏れはある
  • それなりのお値段

耳をふさがないタイプのイヤホンはこれまでも骨伝導のものや空気伝導のものも使ってきました。OpenRock Proは左右が独立した完全ワイヤレスということで開放感はあるのですが、やはり装着感、安定感が弱いのが弱点ですね。

とは言っても散歩で歩く程度なら気になりませんし、周りの音が聞こえつつ音もそれなりにしっかり良いのは魅力です。散歩のほかに、家でのテレワーク時に使うのもオススメです。耳の中に入れないので痛くなりませんし、骨伝導のように耳の前部分に触れて細かい振動がこそばゆいということもありません。

Amazonでの価格は2023年7月9日時点で17,999円、商品ページに1,000円オフのクーポンがあるので実質16,999円です。この価格が出せるのであれば、十分にアリでしょう。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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