Unihertz Atom XL / Atom Lのクラウドファンディング開始!わずか2分で目標額を達成

Unihertzの超小型タフネススマートフォン「Atom」のサイズアップ版となる「Atom XL」「Atom L」のクラウドファンディングが2月25日22時より開始しました。目標額の5万ドルは開始わずか2分で達成しました。

クラウドファンディング自体は3月26日の20:59まで行われます。

Atom XL, The Smallest DMR Walkie-Talkie Rugged Smartphone by Unihertz — Kickstarter

Kickstarter

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

やはりAtom Lの方が人気

今回はAtom XLとAtom Lという2種類の端末があります。一見大きさの差があるように見えますが、XLは取外し可能なアンテナが付きDMRトランシーバーが利用できる(Lはそれがない)というだけです。

そういったトランシーバーを必要とする人がどれだけいるのか(そして差額は50ドル)というのもあり、Atom Lの方が人気あったようです。Atom Lは開始2分ほどでSuper Early Birdの200台が終了し、Atom XLの方は10分経過してもまだ50台ほどは残っていました。

追記:そもそもAtom XLのトランシーバー機能は、日本で使うためには申請など必要になり、でもその申請がまず通らないもののようです。詳しく調べてないので正確ではありませんが、そのあたりがきちんと分かる・調べられる人でないと手を出さないほうが無難です。少なくとも、おもちゃ的なトランシーバーと同じようには考えないでください。
なお、不法無線局を開設したり運用したりすると、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金に処せられます。 

この記事を書いてる2月25日23時20分時点ではAtom Lは無制限の209ドル、Atom XLはEarly Birdの239ドルがまだ390個ほどあります。Atom Lも複数台のものはまだ残っているので、それなら安く手に入るかもしれません。

Atom L、どうなんでしょう

このAtom L、私もすでに出資しましたが、いろいろ不安はあります。先代のAtomが超小型で、今回もサイズアップしたとは言え4インチなので比較的小型だろうと想像するのですが、スペックを見ると実は意外とデカくて重いです。

公表されてるスペック表を見るとサイズは約134.5 × 65 × 17.5 mmで重量は224.5gです。幅65mmというのはXperiaのCompactシリーズとだいたい同じくらいです。なので小さくて持ちやすいかと思ったら、厚さが17.5mmあります。Xperia Z3 CompactとXperia Z5 Compactを重ねて持ったのとだいたい同じくらいです。(重ねた2台でも縦に短いので体積は小さい。)

Xperia Z5 Compactは角ばってるので、それを2台重ねたよりは多少厚みがあってもAtom XLは持ちやすいと思いますが、それでも2台重ねてもってみたときは「うわぁ…」となりました。

また、単純に224.5gは重いです、はい。これが実は外部アンテナ込の重量で、Atom Lはもっと軽い…とかだったら良いのですが…。

そして、解像度が1136×640というのも気になります。HD(1280×720)もないなんて!とはいっても、4.6インチでHDだったXperia X Compactなどと、だいたい同じくらいかな…と考えれば悪くはないのかもしれません。解像度を挙げてしまうとそれに従ってバッテリー消費量も上がってしまいますしね。

単に小型端末だと思って出資してみると期待はずれになるかもしれません。スペックは違いますがやく5.2インチのAQUOS R2 compact(131×64×9.3mm・135g)の方が小さくて軽いですしね。(OCNモバイルONEの音声SIMセットならセール時はAtom Lよりも安かったりしますし…)

Atom XL / Atom LのKickstarterでのクラウドファンディングは3月26日の20:59まで。興味ある方はプレッジしてみてください。(またCAMPFIREあたりでもクラウドファンディングしそうな気もしますけど。)

Atom XL, The Smallest DMR Walkie-Talkie Rugged Smartphone by Unihertz — Kickstarter

Kickstarter

Atom L / XLの概要

Atom LおよびAtom XLは2018年に発売されたAtomと同じくタフネス系のスマートフォンです。ディスプレイサイズはAtomの2.45インチから4インチへと大きくサイズアップしています。

Atom(左)とAtom L(右)

横に並べて比べると(あくまでイメージ画像でしょうけど)見た目は似てるのに大きさはだいぶ違いますね。それでも4インチなので十分小型サイズですし、Atomのような超小型は小さすぎて使いにくかったという人でも、わりと普通に使えるのではないでしょうか。

Atomの後継だけあってタフネスさも健在です。IP68およびMIL-STD-810G認定を取得し、防水、防塵、耐衝撃、さまざまな過酷な環境で強く、耐久性があります。

カメラも48MPにパワーアップ(Atomは16MP)してます。

そのほかの特徴的なポイントは上図の通り。Android 10でMicro SDカードにも対応、指紋センサー、急速充電も対応です。

Atom LとAtom XLの差はDMRトランシーバーの有無です。XLはこの大きなアンテナが付き、トランシーバーとしても利用可能です。DMRはDigital Mobile Radioの略で、デジタル無線の国際標準規格です。

今回判明したスペックは以下の通り。

OS Android 10
CPU Helio P60 Octa Core, 2.0GHz
RAM 6GB
ストレージ 128GB UFS2.1
外部メモリ microSDXC対応
ディスプレイ 4.0インチ 1136×640
カメラ 背面:48MP 前面:8MP
バッテリー 4300mAh
サイズ 約134.5 × 65 × 17.5 mm
重量 約224.5g
USB USB Type-C (support OTG)
Bluetooth v4.2
Walkie-Talkie DMR Walkie Talkie (Only available in Atom XL model)
Sensors Fingerprint (front-mounted)
G-sensor, Gyroscope, Proximity, Ambient, Light sensor, Compass, Baroceptor
Wi-Fi WLAN 802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz WiFi Direct, WiFi Hotspot
GPS GPS+Beidou+Glonass
Misc IP68 water / dust proof, MIL-STD-810G
Protection Corning Gorilla Glass
SIM card type Dual Nano SIM card
Radio FM radio
Colors Black
Network GSM: Band 2 / 3 / 5 / 8
WCDMA: 1, 2, 4, 5, 8, 19
TDSCDMA: Band 34 / 39
CDMA2000: BC0 / BC1
FDD/TDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28A / B28B / 34 / 38 / 39 /40 / 41 / 66

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧