HTCの本社および工場を見学!目の前で作られているのは…あの端末!? #HTCグローバルレポーター
HTCグローバルレポーター企画で台湾に来ています。2日目となる5月15日は午後からHTCの工場見学ツアーへと向かいました。この工場見学はそうそう機会があるものではなく、特に今回見せてもらったデザインラボはその中でも更に見せることがほとんどないものだそうです。
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HTCは20周年
時間は少し巻き戻ります。ホテルにチェックインし、部屋に入るとそこはかなり豪華な広いお部屋でした。やばいです、私のマンションの部屋よりも広いです。
そして机の上にフルーツと共に置かれていたのは、HTCのロゴ入りチョコレートでした。すっごーい。
そして夜になると、HTCスマートフォン&コネクテッドデバイスのプレジデントChialin Changさんより直筆のサイン入りメッセージが届きました。本文こそ印刷ですが、サインは直筆っぽいですね。これを今回招待された世界中のメディア(170名くらい)すべてに行っているのでしょうか。
HTCは今年で20周年になるそうです。あまり歴史には詳しくないのですが、まだそれくらいしか経っていないのですね。しかしこの節目を重要なポイントとして捉えているようで、今回のイベントに対する気合を各所で感じます。
工場見学へ
そして15日のメインイベント、工場見学ツアーです。各国のメディアが複数の組に分かれて順番に出発していきます。日本のほかのメディアのみなさんとも一緒に行動。
ちなみに、今回私は右の写真のようなリュックで台湾に来ています。
参考⇒スマホを30台以上持ち歩くときに便利なスマートリュックは凄いというか、むしろ引く | orefolder.net
これを作った山根博士もツアーでご一緒させてもらいました。
なお、工場見学は電子機器の持ち込みは禁止、撮影禁止です。ロビー部分での記念写真のみですね。なのでこのあとは写真なしです。
黙々と作られていく新端末
まずは実際のスマホが作られている工場内を見学です。防汚服などを着込んで、工場内へ。
そこではいくつものラインがあり、たくさんの人が作業しています。この工場で1500人とかそういう規模だったと思います。(ちょっと曖昧)
説明を聞いても、最初は専門用語だったりで、基盤のようなものは見えてもそもそも何を作っているのかよくわかっていなかったのですが、進んでいくとそれがスマホの形に。これらの作業、人が得意なものと機械が得意なもの、それぞれ分担して行われているのですが、やはりこんな電子機器が人の手で組み上げられていくのを見るのは、なんだか不思議な気分です。
この作業を見ていて、「へー、こんなふうな流れ作業になっているんだなー。」と思ってたのですが、その説明で普通に「U11が~」と言っています。
ゆーいれぶん?
私はHTCのスマホをあまり追えていないのでそれがどの端末かパッとわからなかったのですが…これ、16日発表予定の新端末、ですよね???あまりにもあっさり出てきたので信じられないくらいでした。
U11が実際に組み上がっていき、パッケージングされるまでを見ることができました。まだ発表もされていない端末の(物理的な)中身やパッケージを先に見てしまうとは…。おそるべしHTC…。
本社のデザインラボへ
工場見学のあとは、本社に移動して「デザインラボ」の見学です。
この本社は入り口すぐにイベントや展示のできるスペースがあるのですが、翌日の発表会もここで行われるということで準備中でした。自社内にそういうスペースがあるのはいいですね。
背面色の意味と成果
そしてHTCプロダクツのデザインを担当している「デザインラボ」へ!ここも撮影禁止なのですが、工場よりもさらに撮影できないのが残念で仕方ありませんでした。
今回のU11でも背面にかなりこだわっており、その案やサンプルも見せてもらいました。また、今回採用された5色(?)についてもそれぞれ詳しい説明を聞きました。同じ黒でも、イメージするカラーによって、緑を加えてあるだとか、ブルーも単なるブルーではなく、考えられた、意味のある深みが入っています。白ベースの背面でも「普通の白」と並べて置かれており、その説明を聞くととても納得できます。
中でも面白かったのはピンクとレッド。ピンクは女性のコスメを意識しているそうで、たしかに化粧品類で見られるような色になっています。自分は男性なのでほしいかと言われると困る色ですし、似合わないとは思いますが、色と名前に非常に納得がいきます。
赤は太陽光線とイメージしているようで、私も好きな深みのある赤とは全然違います。透明感があり、赤い光線のようなイメージ。オレンジにも近いので夕焼けっぽい印象も受けました。あとは太陽のフレア、そんなイメージです。
これまでもスマホのカラーは単に「ブルー」「ブラック」などではなく大層な名前がついていることが多かったと思います。正直それらの名前は「なんでそんな変な名前にするんだろう」と思っていたのですが、ここまで納得する、結びつく名前と結果を見せられると、そうだったんだ!と平伏してしまいます。
ちなみに、今回のカラーでどれが一番好きか、参加者がそれぞれ選んだのですが、だいたいどれも均等になっていました。ピンクがほとんどいなかったのですが、それは参加者がほぼ男性だったというのもあります…。
超レア端末に興奮!
そして、普段目にすることがまずないであろう、コンセプトモデルもいくつか見せていただきました。正直これが一番興奮しました。一番興奮していたのはもちろん山根博士でした。
印象に残っているものの1つは、Xperia Playのようにゲームパッド状になるもの。Xperia Playはキーボードのようにパッド部分が現れましたが、見せてもらったものは、横向きに持ったときに右手部分が横にスライドして伸び、そこにボタンがついているというものでした。方向キーのような丸いパッドは普段の操作でも使えるように常に見えています。HT-03Aのトラックぼる部分が大きくなり、スライドして上に伸びる、みたいなものです。使わないけど欲しい!と思えるものでしたね。
また、キーボードがスライドして出て来るものもあったのですが、そのスライドの仕方がまたユニークなものがありました。通常は単にまっすぐスライドすると思うのですが、見せてもらったモデルはちょっと回転が加わっています。背面を見ると溝がUの字になっています。なるほどなぁ~。ちょっとした違いですが、これによる操作の快楽度はだいぶ違いますね。面白いです。
ほかにも「前面と背面ではなく、もっと複数の層に分かれた配色のスマホ」「ツートンカラーできせかえができそうなスマホ」などいくつも面白そうなものがたくさん。変態端末好きが盛り上がりました。
オーディオとカメラ部門へ
最後にまた移動し、今度はオーディオとカメラ部門の見学です。こちらは現在の本社よりも前に使っていたところですが、大型の機械など移動できないもの(を使う部門)が残っているそうです。
ここでの説明は「うんなるほど」とは思うものの、個人的にはあまり興味がなかったので突っ込んだ質問などもできませんでした。質問がちゃんと浮かぶ人になりたいですね。
1つ興味深かったのは、説明してくれる方々がみんなPixelを使っていたことですね。いやPixelじゃくて普通のHTC製品だったかもしれないのですが、あの背面はPixelっぽかったです。そういえばあれ、HTCが作ってる(協力してる)んでしたっけ。
まとめ
写真は撮れませんでしたが、なかなか基調で興味深い機会をいただきました。特にデザインラボは興奮しましたね。
この工場見学についての、もっと詳しいものは、ほかのHTCグローバルレポーターの方や、メディアの方からも記事が出てくると思います。より詳しく知りたい方はそちらもどうぞ。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。