mineoは残量ナシでの速度制限状態よりも残量アリでのmineoスイッチONのほうが速いって本当?

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助け合いの精神であるフリータンクが枯渇しそうで話題のmineoですが、そのコミュニティサイト「マイネ王」を見ていたら興味深い話を目にしました。

投稿の本筋とは違うのですが、レスの1つで「パケット残量ゼロのときの速度制限はmineoスイッチをオンにしたときの制限よりも遅い」とありました。そしてそのあとに「それは知りませんでした」「そうなんですね!」と信じる人たち。え?そんなことあるのか?と思ったので実験してみました。

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残量ある状態でmineoスイッチオン

mineoは自分でスイッチをオンにすることで速度制限状態にすることができます。この状態では200kbpsに制限され、高速データ通信量は減りません。残量が残っている状態でこれをオンにし、速度測定してみます。

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スイッチはウェブのマイページもしくは『mineoスイッチ』アプリで切替可能です。

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DOWN UP PING
8:37 0.22kbps 0.26kbps 83ms
8:39 0.18kbps 0.20kbps 89ms
8:39 0.19kbps 0.10kbps 77ms
平均 0.196kbps 0.186kbps 83ms

概ね200kbps出ていますね。

残量なし状態で測定

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次は高速データ通信量の残量を無くしての測定です。…と思ったのですが、マイページ上の表示は残量9MBから減りませんでした。通信速度は遅くなっているので残量がなくなっているのは確かなのですが、表示は9MBのままです。

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DOWN UP PING
8:48 0.18kbps 0.15kbps 53ms
8:50 0.22kbps 0.28kbps 76ms
8:50 0.17kbps 0.15kbps 66ms
平均 0.190kbps 0.193kbps 65ms

うん、さっきと変わらないですね。

バースト機能は影響する?

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ちなみに、mineoもいわゆる「バースト機能」があります。これは通信の最初の数秒だけは200kbよりも速い通信ができるものです。少量の通信だけならこの最初の数瞬だけでほとんど済んでしまうことも多いので、体感速度としては速く感じます。
前述の掲示板では残量アリの場合はバースト機能がきいてて、残量なしのときはきかないのでは?という推測もありました。

20170127-mineo-12

しかし、残量なし状態のときもバースト機能はきいており、最初だけは200kbps以上出ているようでした。

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バースト機能がないSIMでの通信は上の画像のようなグラフになります。

結論

残量アリとかナシとか、関係ない。残量アリでスイッチオンのほうが速いとか、気のせい。
試してみるきっかけになったマイネ王のレスも、根拠らしきものはまったく示していませんし、あとの方で「そんな実感はないけど?」みたいな投稿もあります。なぜ差が出ると思ったのか、それを断定できるほどの自信がどこから生まれたのか、そちらもまた、興味深いです。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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