SUUNTOのGPSスポーツウォッチ「Suunto Run 2」をレビュー用に提供していただきました。
本体35gの軽量・薄型ボディに、最大輝度2,000ニトのAMOLEDディスプレイ、デュアルバンドGNSS、無料のグローバルオフラインマップなどを備えたモデルで、主にロードランニングやマラソントレーニング向けです。スマートフォンの通知など基本的なスマートウォッチ機能は備えていますが、スマートアシスタントや決済機能はありません。
約3週間ほど実際に着用して、普段の生活からランニングまで使用してみましたので、良かったところやイマイチだったところをレビューします。
- やっぱり軽いのはいい
- UIがポップでオシャレ
- オフラインマップに対応
- 充電ケーブルが相変わらず外れやすい
- 前モデルからだいぶ価格が上がった
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Suunto Run 2の概要
Suunto Run 2は、ランニングやマラソントレーニング向けに設計されたGPSスポーツウォッチです。本体重量はわずか35gと軽量ながら、最大2,000ニトの1.32インチAMOLEDディスプレイ、デュアルバンドGNSS、光学式心拍センサーを搭載。前モデルのSuunto Runでは非対応だったオフラインマップにも対応しました。バッテリーは日常使用で最大10日間、デュアルバンドGNSS使用時で最大24時間。軽さはそのままに、ディスプレイやバッテリー、ナビゲーション機能などが強化されています。
本体ストレージは4GBと64GBがあり、カラーは■All Black、■Feather Gold、■Aloe Greenの3色です。今回は4GBのAloe Greenを提供していただきました。
Suunto Run 2には4GBモデルと64GBモデルがあり、価格差は4,950円です。ストレージはオフラインマップや音楽の保存に使用します。今回使用した4GBモデルでは利用可能な容量は2.9GBと表示されていました。
後述するオフラインマップは、地域によっては1つダウンロードするだけで1GB前後になるものもあります。オフラインマップに加えて音楽も保存したい場合は、64GBモデルのほうが余裕を持って使えそうです。
前モデルとの違い
前モデルであるSuunto Runと比較すると、主な違いは以下のとおりです。
| Suunto Run 2 | Suunto Run | |
|---|---|---|
| サイズ | 46 × 46 × 11.7mm | 46 × 46 × 11.5mm |
| ディスプレイ | 2,000ニト 1.32インチ AMOLED | 600ニト 1.32インチ AMOLED |
| バッテリー容量 | 380mAh | 295mAh |
| バッテリー駆動時間(日常使用) | 10日間 | 8日間 |
| バッテリー駆動時間(高性能モード) | 24時間 | 20時間 |
| オフラインマップ | 対応 | 非対応 |
| GPS・心拍計測 | 2026年世代 | 2025年世代 |
| ストレージ | 4 / 64GB | 4GB |
外観:35gの軽さはそのまま
Suunto Run 2は1.32インチの円形ディスプレイを搭載したランニングスマートウォッチです。ランニングウォッチは1.3インチから1.5インチが多く、サイズは46mmなので平均的な大きさといったところでしょうか。
3色あるカラーのうち、今回提供していただいたのはAloe Greenです。とは言っても色が入っているのはストラップ部分だけなので、これを交換すればガラッと印象を変えられます。
右側の側面に3つのボタンがあります。中央のボタンはダイヤル式になっており、押し込むほかにくるくる回して画面をスクロールするといった操作が可能です。
左側面にはSUUNTOロゴのみ。
上側面には何もなく、下側面はSUUNTOロゴがあります。ロゴがある左と下は、時計を左手に付けた時に見える方向ですね。
底面側には各種センサーや充電端子があります。ストラップは22mm幅のQuick Releaseに対応しています。
ストラップはシリコンで、バックルに通した後に先端部分のポッチを押し込むタイプです。前モデルのSuunto Runにはナイロン製とシリコン製のストラップがありましたが、Run 2はシリコン製のみとなっています。
このストラップ、前モデルのときは外れやすかったのですが、それよりは改善されている印象です。ただポッチをハメるのがスムーズにいかないこともあり、その点は微妙です。
重量は実測でストラップ込み約54.1gでした。本体のみでは約35.6gで、どちらもほぼ公称値どおりです。前モデルも36gと軽量で、Run 2でも軽さはしっかり引き継がれています。
実際に装着してみると、やはり軽さに驚きます。それなりの大きさがあるはずなのに、あまり着けている感覚がありません。
また、このカラーがいいですよね。私の好みというのもあるのですが、明るくポップでオシャレなイメージが良いです。会社などに着けていくには少し派手ですが、ランニング用途ならこれくらい明るいほうが気分もアガるのですよね。靴や靴下が蛍光色のランナーも多いです。
最大2,000ニトでさらに明るくなったディスプレイ
Suunto Run 2のディスプレイは1.32インチのAMOLEDです。ベゼルはそれなりにあります。日中でも見やすく運動中でもはっきりくっきり見えます。
最大輝度は前モデルの600ニトから2,000ニトへと大幅にパワーアップしました。明るさの調整は低・中・高の3段階があり、これとは別に自動調整が働いています。
屋外では画面に空などが映り込むこともありますが、それでも表示は十分に読み取れます。AMOLEDなので黒が引き締まって見えるのがいいですよね。
夜のランニング中でもしっかりと表示を読み取れます。明るさ調整を高にしてると少し眩しいくらいかもしれません。個人的には低にしていても昼夜ともに見えづらくなることはなかったので、バッテリーのためにも低でいいと思います。
待望のオフラインマップに対応
Suunto Run 2では新たにオフラインマップの表示に対応しました。手元の時計の画面でマップを表示し、現在位置を確認できます。
地図データのダウンロードは少し時間がかかる
「オフライン」マップなので、表示時に通信する必要はなく、事前にアプリでダウンロードしておきます。この地図データは地域ごとに分かれているので、必要なものを選択してダウンロードします。
地図データは「中部」「関東」といった単位でのダウンロードになります。地域によっては1GB近くのデータになり、ダウンロードにも時間がかかります。もちろんネットワーク環境にもよると思いますが、私の場合は中部地方(約1GB)で20分ほどかかりました。
ストレージ4GBモデルだと実使用可能領域は3GB弱なので、地図データと音楽を入れるとわりとすぐにパンパンになりそうです。
必要のない地図は削除しておけば大丈夫だと思いますが、音楽をたくさん入れたい人は64GBを選んだほうが良いと思います。
実際の表示と設定
実際に外で表示させた画面が上の写真です。基本的に進行方向が上(ヘディングアップ)になります。設定で北が上(ノースアップ)にも変更できます。
ダイヤルボタンを1回押した後、ダイヤルの回転で縮尺を変更できます。また、地図上の赤いラインは自分が辿ってきた軌跡です。ナビゲーション機能として、アクティビティ中に「スタート地点へ戻る」といった機能も使えます。
ちょっと面白かったのは設定内に磁針偏差の項目があったこと。詳しい説明は省きますが、より正確に表示したいのならこれを設定しておくといいでしょう。私は静岡に住んでいるので7°に設定したら向きがだいたい正確になりました。
実際にランニングで使ってみる
実際に日々のランニングでも使ってみました。
ダイヤルボタンを押すとアクティビティの選択になりますが、右上のボタンを押すと前回選択したアクティビティの画面に直接飛ぶので便利です。
コンパスとハートマークが緑になれば現在位置と心拍数が取得できるようになったので準備完了です。現在位置の取得までの時間は環境にもよりますが、空が見えてる屋外なら5~10秒といったところ。十分ではありますが速いと言うほどではありませんね。
ランニング中に表示されるのは上の写真の通り。複数ページあり、上下にスワイプするかダイヤルの回転で別のページに移動します。なお、アクティビティの種類や使っている機能によってこの表示内容は変わります。
また、この画面自体もトレーニングモードごとに表示内容を変更したりページを増やすなど、カスタマイズできます。
EnergySense(ベータ)
Suunto Run 2では、新たにベータ版の「EnergySense」という機能が追加されました。これは、現在の運動強度から残りの持久力を推定し、「あとどれくらい走れそうか」を%と距離で表示する機能です。
左上の6’31は現在のペース、右上の146は心拍数、左下の32.17は「このままのペースであと何キロ走れるか」、右下の93%は「残り体力」のようなものです。
私の場合、走り始めは100%で始まり、2.5kmほどで93%でした。これが7.6kmのランニング終了後には77%まで減っていました。推定される走行可能距離も実際に走った距離とおおむね同じくらい減っており、現在の自分の持久力を数値で見られるのはなかなか面白い機能です。
そのほかのランニングツール
このほか、ランニング中のペース管理に役立つ機能として「Marathon Time」や「Ghost Runner」も用意されています。
Marathon Time
5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンから距離を選択し、現在のペースをもとに予想完走タイムを表示する機能です。レース中に「このペースなら何分でゴールできそうか」を確認できます。
Ghost Runner
あらかじめ目標ペースを設定しておき、そのペースで走る仮想ランナーと現在の自分との差を表示する機能です。自分より前にいるときに「あの辺りかな?」と想像するのも面白いです。
アクティビティの詳細はアプリで
ランニング終了後は、記録がSuuntoアプリに同期され、走行ルートやペース、心拍数などの詳細を確認できます。このあたりは前モデルのSuunto Runから大きく変わっていないので、詳しくは以前の記事をご覧ください。
バッテリーが強化
Suunto Run 2のバッテリー容量は380mAhで、前モデルの295mAhから増えました。公称のバッテリー駆動時間(日常使用)も8日間から10日間に伸びています。
実際にこの3週間使ってみた私の場合では、1日あたり10%程度減っていく印象です。使い始めた9月10日から充電せずに使い続け、9月19日の昼に残量10%となりました。この期間のアクティビティは約30分のランニングと約40分のサイクリングのみでしたが、その後も2~3日に1~2回程度ランニングする使い方で、1日10%程度という感覚は大きく変わっていません。
使い方によって大きく変わるとは思いますが、私の場合は1週間なら余裕があり、10日程度がひとつの目安になりそうです。
充電器は変わったけれど……
充電には専用のマグネット充電器を使用します。前モデルとは形状が変わっており、ケーブルもメッシュ編みになっています。
ただ、磁力の弱さや充電位置でしっかり止まらないといった弱点は変わっておらず、充電したつもりができていなかった、ということもありました。充電するときはしっかりと充電開始が画面に表示されるのを確認したほうがいいです。
Suunto Run 2の良かったところ、イマイチなところ
実際に3週間ほど使ってみて感じた良かったところ、イマイチなところをまとめます。
- 本体35gと軽い
- UIがポップでオシャレ
- オフラインマップに対応
- 様々なランニング機能
- 充電ケーブルが相変わらず外れやすい
- スマートウォッチとしての機能は少なめ
- 価格がだいぶ上がった
前モデルから引き継いだ軽さはやっぱりいいですね。同サイズ帯のランニングウォッチとしてもかなり軽い部類でしょう。
また、前モデルのときも書いたのですが、やはりデザインがオシャレで良いです。時計自体のデザインも良いのですが、特にUIを気に入ってます。
カラフルでポップなデザインが私好みです。他のメーカーのものはどうも全体的にダサかったり男性的なイメージのものが多いです。SUUNTOのものは女性的とまでは言いませんが、男性的な印象はかなり消えています。
このほか、オフラインマップに対応したり画面がより明るくなったりと、進化ポイントも多いです。ただその分価格がだいぶ上がってしまったのは残念。前モデルは一度値下げされているというのもありますが…。オフラインマップが必要なければ前モデルを選ぶというのもアリだと思います。
まとめ
Suunto Run 2を3週間ほど使ってみました。前モデルの軽さや使いやすさはそのままに、オフラインマップへの対応やディスプレイの高輝度化、バッテリー強化など、ランニングウォッチとしてしっかり進化しています。実際に使ってみても、やはり35gという軽さは大きな魅力だと感じました。
価格が上がったのは残念ですが、オフラインマップをはじめとした新機能に魅力を感じるのであれば、Run 2を選ぶ価値は十分にあると思います。
参考情報
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。


































