Suunto Spark レビュー:接地時間や上下動を記録できるランニング向けオープンイヤー型イヤホン
SUUNTOより、ランニング向けのオープンイヤー型イヤホン「Suunto Spark」をレビュー用に提供していただきました。
Suunto Sparkは近年増えてきたイヤーフックタイプのオープンイヤー型イヤホンです。ほかにはない大きな特徴として、ランニング時の接地時間や上下動といったデータを取得できます。アウトドア・スポーツ機器を長年開発してきたSUUNTOならではのイヤホンです。
通常価格は29,700円、カラーはBlack、White、Coral Orangeの3色です。今回はSUNNTOのアイコニックなカラーでもあるCoral Orangeを提供していただきました。
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Suunto Sparkの概要
SUUNTOはフィンランド発の会社で、スポーツウォッチやアウトドア、ダイビング向け機器を開発・販売しています。
Suunto Sparkは、そんなSUUNTOでは初となるオープンイヤー型のイヤホンです。耳をふさがないイヤホン自体はこれまでも骨伝導のものを販売していますが、今回はイヤーフック型のイヤホンになります。
低音用と高音用の独立したドライバーを組み合わせたマルチドライバーシステムを採用し、さらにLHDC 5.0およびAACといった高音質コーデックに対応。そして、イヤホン単体でランニング中の平均接地時間や上下動、さらには首の可動域から頸部の疲労度を測定できる「ランニング・センサー機能」を搭載するというスポーツブランドSUUNTOならではのイヤホンです。
■主な機能
| ノイズ |
|
|---|---|
| ワイヤレス充電 | |
| 着脱検知 | |
| 低遅延モード | |
| イコライザ |
| マルチポイント | |
|---|---|
| 管理 |
|
| 防塵防水 | IP55 |
| Bluetoothコーデック | SBC、AAC、LHDC |
外観
オレンジはなかなか鮮やかで目立ちますね。ケースの中央部はチタン合金のラインが一周しています。その背面側に充電用のUSBがあります。
パカっと開けるとイヤホン2つが収められています。イヤーフック型のイヤホンケースとしては標準的な大きさでしょうか。
耳の外側側面にSUUNTOロゴ。
内側側面にスピーカーや充電端子があります。
スピーカー部分とイヤーフック部分は角度がついています。これが揃ってしまっていると揺れで動いてしまいがちなのですが、Suunto Sparkはちゃんと角度がついており、揺れにくくなっています。
装着感
実際にSuunto Sparkを装着して7kmほどランニングしたところ、イヤホン自体が揺れるような感覚もなく、外れてしまうようなこともありませんでした。
重量も左右合わせて10gほどですし、10分も走っていれば存在を意識することもなくなります。オープンイヤーなので周囲の音も十分に聞こえますし、ランニング用のイヤホンとして十分に使えます。車通りのある場所では車の音で音楽は聞こえなくなりますけどね。
接地時間や上下動を記録できる
Suunto Spark最大の特徴が、単体でアクティビティ中のランニングダイナミクス(指標)を記録できるというものです。具体的には、歩数、合計時間、ケイデンス、接地時間、上下動、接地バランス、消費カロリーを記録してくれます。
こういったデータはスポーツウォッチでは記録してくれることも多いのですが、イヤホン単体でできるというのは面白いです。普段のランニングで使ってる時計がこういったデータに対応していないのであれば、フォーム改善などに役立つかもしれません。
頸部の可動域を測定
6方向の動きを感知するセンサーにより、スポーツの記録だけでなく頸部の可動域や疲労度を測定できます。
アプリ内の簡単な指示(音声案内は英語)に従って勧めるだけでテストできます。
回転、左右、前後にどれだけ動くのか数値化してくれます。私の場合、最初はすべて良好だったのですが、寝違えて首にコリが残った状態で再測定したらそれがしっかり数字に出ていました。
音質はそこそこ
Suunto Sparkは低音用と高音用の独立したドライバーに音漏れ防止用を加えた「マルチドライバーシステム」を搭載します。またコーデックはSBCとAACのほか高音質のLHDC 5.0に対応します。
実際の音質はというと…可もなく不可もなく…といったところです。オープンイヤー型のイヤホンに過度な期待はしてはいけませんが、ひと昔前のようなスカスカな音ではなく、普通に聞ける音です。悪くはないけど、音質重視のメーカーのものと比べると物足りないといった印象。
イコライザーと空間オーディオ
アプリ内でサウンドモードを選択すると、イコライザー調整できます。デフォルトは「レジェンダリー」ですが低音ブーストなども選べます。最近のイヤホンでよくあるそれぞれの耳に合わせられるテスト機能はありません。
また、空間オーディオの切り替えもあり、これをオンにすると音の臨場感が広がるような感覚になります。
SUUNTOの時計との連携
SUUNTOのイヤホンならSUUNTOの時計と一緒に使いたいですよね。ということで(ほかの目的もあったので)Suunto Runを買ってしまいました。
Suunto SparkとSUUNTOの時計を連携すれば、ランニング中にペースや心拍数、距離のアップデートを音声ガイダンス(英語)で教えてくれます。
ただ、この機能を使うには時計とイヤホンを直接ペアリングする必要があります。時計とイヤホンをそれぞれスマホにペアリングした場合は何もアナウンスはありません。なので、スマホ内の音楽を聞きながらランニングだと音声ガイダンスはありません。時計とイヤホンをペアリングすれば、時計内に保存した音楽を聞きながら走って音声ガイダンスも流れます。
うーん…時計とイヤホンの連携はもう少しいい感じの機能があるとよかったですね。
アプリで時計もイヤホンも管理
Suunto
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制作: Suunto価格: 無料
SUUNTOの管理アプリでイコライザーや操作方法のカスタマイズが可能です。
ただこのアプリはイヤホン専用ではなく、SUUNTOの時計でも使うアプリです。歩数や睡眠などの健康データが表示され、その中でデバイスの設定として時計やイヤホンそれぞれの設定画面があります。
操作のカスタマイズ
Suunto Sparkはイヤホン側面をタップして操作するタッチコントロールです。1回・2回・3回タップと長押しにそれぞれ操作を割り当てられます。
ボタンの反応は悪くなく、タップするたびに音が鳴るのでタップできてるかどうかがわかりやすいのは良いですね。
このほか、頭の動きによって操作できるヘッドジェスチャーコントロールもあります。便利かどうかは…使う人次第ですかね…。
Suunto Sparkの良かったところ、イマイチなところ
実際にしばらくSuunto Sparkを使ってみて感じた良かったところやイマイチなところをまとめます。
- 装着感が良く、走っても揺れない、はずれない
- 接地時間や上下動といったランニングデータを記録
- 頸部の可動域も測定・記録できる
- タッチした時に音が鳴ってわかりやすい
- お高めな価格設定
- システム音が大きい
- SUNNTOの時計との連携がもう一歩
- ワイヤレス充電非対応
イヤーフックタイプのオープンイヤー型イヤホンとして、基本的な機能はしっかりと持ってるイヤホンです。そしてスポーツメーカーらしく、ランニング中の平均接地時間や上下動、首の可動域を測定・記録できるという機能は唯一無二と言ってもいいくらいです。
ただ、アプリの関係もあってSUUNTOの時計と一緒に使ったほうがいいのに、その連携がそれほどでもなかったり、接地時間や上下動の記録は時計と機能が被るので意味がなくなってきてしまうといったところは「あと一歩」かな、とも思います。
まとめ
SUUNTO初のオープンイヤー型イヤホン「Suunto Spark」を実際にしばらくつかってレビューしました。
ランニング中の平均接地時間や上下動をイヤホン単体で測定記録できるという珍しい、スポーツメーカーならではの機能が面白いですよね。SUUNTOの時計を使っている人であれば同じアプリで管理できますし、カラーも揃えられるのでぴったりだと思います。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

































