Nothing様より最新スマートフォンの「Nothing Phone (4a)」をレビュー用にお借りしています。
前回のレビュー記事では、外観のチェックをお届けしました。今回は、スペック・機能面を紹介していきます。
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Nothing OS
Nothing Phoneシリーズには同社独自の世界観が反映された「Nothing OS」が搭載されています。黒と白を基調にしたミニマル・ドットなUIで、ハードウェアとソフトウェアが徹底して統一されているのが特徴です。
設定画面やクイック設定、ドロワーなどはPixel、Xperia、AQUOSと基本は共通しており、これらのスマホからであれば違和感なく移行できると思います。
Essential Space(エッセンシャルスペース)
近年のNothing Phoneには、AIがスクショ・録音を自動で整理する「Essential Space」が搭載されています。
本体右側にある「Essential Key」を押すと、スクリーンショットにメモを追加できるようになります。メモを残したスクリーンショットは「Essential Space」内に保存。通常のスクリーンショットとは別に重要なレジュメの保存先にすると良いでしょう。
「Essential Space」に保存されたメモとスクリーンショットは、AIが情報を自動整理。たとえば、SNSで見つけたカフェやイベントをEssential Space内に保存するだけで店舗・会場の特徴や住所を自動で分析してくれます。
より具体的な使途を挙げると、後で買いたい服やアクセサリー、気になったレシピ、訪れたいレストランなどをスクリーンショットで保存し、コレクションを作成するといったインスピレーションの断片を集約させることも可能です。
ただし、スクリーンショット上に無い文脈までは読み取れないため注意が必要です。カフェの住所や営業時間などは人力で補足したり、スクリーンショットを撮影する時に必要な情報が全て収まるように工夫しなければいけません。しかし、裏を返すと「デジタルとアナログの融合」とも捉えられます。完全にAIを頼るのではなく、自分でメモを取る手帳のプロセスと本質は変わらないことが、いい塩梅ではないでしょうか。
強力なAIボイスレコーダーにも
情報整理はスクリーンショットに留まりません。標準搭載のボイスレコーダーで録音したファイルをEssential Space内に取り込むと、AIが話者認識、要約、文字起こしといった、人力では負担の大きい作業まで担います。
会議の議事録はもちろん、筆者のような記者業では取材時の質疑応答を記録することで真価を発揮しそうです。
カメラ
続いて、カメラ性能もチェックしていきます。広角メイン(5000万画素, センサーサイズ1/1.56インチ, f1.88)と望遠(5000万画素, 光学3.5倍ペリスコープ, センサーサイズ 1/2.75インチ, f2.88)のデュアル仕様です。
カメラにまで及ぶNothingの世界観 – Preset
Nothingの世界観が反映されたカメラプリセットも存在します。これはNothing側が作成したWB(ホワイトバランス)や露出の設定値が保存されたものです。これを理解するにはカメラの知識が必要なので、早い話が「フィルター」だと思ってください。
その中でも「Cold Retrofuture」は、どこか懐かしさを感じるプリセットです。Nothingの近未来×レトロなデザインを的確に表しています。
「Wide Angle(超広角)」と「B&W(モノクロ)」のプリセットで撮影した作例もご覧ください。
普段使いで困らないスペック
Nothing Phone (4a)はブラウザやLINE、Instagramはもちろん、軽いゲームであればキビキビと動きます。
グラフィック性能を測定する『3DMark』とCPU性能を測定する『Geekbench 6』を用いて端末の性能を測定したところ、3DMarkのWild Life Extremeは1244点、Geekbench 6はSingleが1284点で、Multiが3750点でした。この数値は、一般的な用途であればサクサクと動くことを表しています。
バッテリーは大容量5,080mAh。ヘビーな使い方をしなければ、1〜2日は充電いらずでした。これにより、モバイルバッテリーを携行する必要も無く、荷物を軽量化できるメリットもあります。
その裏付けに、バッテリー性能を『PCMark』で測定したところ、100%→20%まで17時間51分の結果を叩き出しました。輝度の測定はしていないので、あくまでも参考程度に。それを踏まえても、個人的には「かなりいい結果」だと思います。
約5.9万円から購入できる超実用派スマートフォン
Nothing Phone (4a)のレビューをお届けしました。独創的なデザインとは裏腹に、中身はひたすらに堅実なミドルレンジモデルです。安価で実用的なスマートフォンを探している人に強く推奨できる1台だと言えるでしょう。
スケルトン仕様の背面も質感が良く、チープさを感じさせません。ビルドクオリティも含めて、トータルの完成度が非常に高い次元で仕上がっています。
また、AIを活用した独自機能の「Essential Space」は情報整理の効率を上げるだけでなく、日常生活と融合する、いわばリアルとデジタルの垣根を超えるポテンシャルを十二分に秘めています。他のスマートフォンには無いアドバンテージを宿すNothing Phone (4a)、かなりおすすめです。
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。































