PDA工房の極低反射フィルム「純黒クリア」と「黒影」のサンプルを購入して比較してみた

2025年05月05日

スマホのディスプレイ保護フィルムのメーカーとして有名なPDA工房から、極低反射率（0.5%）でありながら高い透過率が特徴というフィルム「純黒クリア」および「黒影」が発売されています。どちらも低反射と高透過という特徴は同じですが、それ以外の面では違いがあるので、自分にどちらが合っているのか、実際にサンプルを取り寄せて試してみました。

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サンプルを購入

PDA工房は用途別に様々な種類のフィルムを販売しています。種類があまりに多すぎることもあって、まずはどんな素材か試したい、という人のためにサンプルも販売しています。

料金は1枚220円で、ポスト投函便での発送なら送料は無料です。今回はこれを利用して「純黒クリア」と「黒影」のサンプルを購入しました。

サンプルはどれも横50mm、縦40mmのサイズです。普通のスマホの画面には小さすぎますが、ちょうど親指片手で操作する範囲をだいたいカバーできるので感触を掴むには十分です。

それぞれフィルムの硬さも違い、純黒クリアは普通に硬さがあり、黒影はふにゃふにゃな柔らかさのあるフィルムでした。フィルム貼りに慣れている人なら貼り付け難度は変わらないと思います。

1つのスマホに「純黒クリア」と「黒影」のサンプルを両方貼り、壁紙は黒と白のツートン、その上にKWGTで「純黒」「黒影」と文字を置いてみました。

「純黒クリア」と「黒影」

フィルムを貼ってない場所に比べると、どちらも低反射なのは間違いありません。それでも両者を比べると黒影はわずかに反射しており、純黒クリアは本当に映り込みがありません。

実際に触ってみると純黒クリアはサラサラでこれまでの低反射フィルムの感触とも似てます。黒影はツルツルもしくはしっとりで、普通に反射するフィルムに近い（のに反射しない）です。この感触の違いは選ぶ基準になりそうです。

また、指紋についても純黒クリアはほぼ付かず、黒影はそれなりに付きます。

一方、日が当たる明るい場所で画面を見ると、純黒クリアは少し白みがかって見えます。黒影は特に印象変わらずちゃんと画面が見えます。

反射防止の純黒クリア、黒の引き締まりの黒影

ちなみに、両者の違いについては実はPDA工房の黒影の商品紹介ページにも書かれています。

●黒影【AR低反射・光沢】フィルム　低反射と鮮明さを重視! 黒が引き締まる!
【低反射】と【色の鮮やかさや文字の鮮明さ】に優れています。ARフィルムならではの「黒の引き締まり」により、反射低減と色や文字の視認性のどちらも優れています。

●純黒クリア【超反射防止】フィルム　反射防止に全振りしたフィルム!
アンチグレア(マット)【超反射防止】でほとんど映り込みのない状態になります。反射防止機能を最重要視される方におすすめ。指ざわりもさらさらでゲームにも向いています。
【PDA工房の保護フィルム】黒影【AR低反射・光沢】フィルム KUROKAGE

純黒クリアは反射防止、黒影は反射防止+黒の引き締まりや文字等の鮮明さとのことです。これ以外にも細かいフィルムの説明や比較した写真もあるので、興味ある方はチェックしてください。

実際に両者を触ってみた感想としては、触ったときの感触もあって純黒クリアはサラサラ感や指紋防止を重視する人、黒影は動画など画面の綺麗さ、クリア感も大事にしたい人向け、だと感じました。…商品名に「クリア」のついてる純黒クリアよりも黒影のほうがクリア感あるのはなんとも不思議な気分です。

まとめ

今回はPDA工房の極低反射フィルム「純黒クリア」と「黒影」のサンプルを購入し、実際に貼って比較してみました。言葉だけでなく、実感として違いがわかって良かったと思います。

両者ともに低反射+高透過率ですが、純黒クリアは映り込みや指紋が付くのが本当に嫌いな人、黒影は反射防止はしてほしいけど画面がぼんやりするのは嫌だ、鮮明さも求める、という人向けです。

どちらも普通にフィルムとして購入すると1,300-1,400円ほどで、サンプルは2枚合わせても400円です。低反射フィルムが好きな人なら、一度両者を試してみると良いと思います。一度に試すことで自分の好みがどちらなのかハッキリさせられるでしょう。

私個人としては、今回試してみて反射しないこと・指紋がつかないことを重視した「純黒クリア」のほうが自分に合ってると感じました。まぁミヤビックスの超低反射フィルム「OverLay Plus Premium」も好きなので、今度はこのどちらにするかで迷いそうです。サラサラ感は純黒クリアのほうが上ですが、少しくらいツルツル感があってもいいかも…うーん、悩みます…。