ミニPCなどを取り扱うMinisforum様からミニPCの「UN1250」をレビュー用に提供してもらいました。
UN1250はCPUにCore i5-1250Pを搭載するミニPCです。Core i5-1250Pは2022年に登場した薄型ノートPC向けCPUですが、一般的な作業(Office/Web閲覧/画像編集)てあれば、薄型ノート向けの最新CPU Core Ultra 5と大きく変わりません。価格は約5.8万円からで、型落ちのCPUを採用することで低価格を実現します。
このほか、4K/60fps最大3画面までの出力に対応。メモリーは16GBと32GB、ストレージは500GBと1TBから選択可能です(500GBはメモリ16GBモデルのみ)。今回提供していただいたのは16GB+1TBモデルです。
2025年1月14日時点の16GB+1TBモデルの価格は62,880円ですが、商品ページに9436円オフのクーポンがあります。これを適用すれば53,444円で購入できます。(クーポンの有効期限日 2025年1月20日)
目次(見たいところからチェック!)
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本体・付属品
本体はシルバー調でスタイリッシュなデザインで、黒は無骨すぎる……と感じる人にはピッタリ。
本体サイズは12.75×12.7×5.47cmです。成人男性の標準よりも少し小さい筆者の片手で握れるレベル。
両側面には排気口があり、ミニサイズながら排熱も考えられた設計に見えます。
正面には、左から順にCMOSクリアボタン、電源ボタン、3.5mmイヤホンジャック、USB-A 3.2 Gen2×2があります。
背面には、左から順にDV19Vの電源ソケット、USB-C 3.2 Gen2、HDMI、RJ45 2.5G LANポート、DisplayPort、USB-A 2.0×2があります。
3画面出力を行う場合は、USB-C, HDMI, DisplayPortを使用します。
付属品は電源ケーブル、HDMIケーブル、PC本体をVESAマウントに取り付ける金具、SATA→M.2変換ケーブルです。
このほか、冊子類も付属します。
ベンチマーク
ベンチマークソフトを用いて、UN1250の性能を数値化してみました。今回使用したベンチマークソフトはFF14,DQ10,Cinebench 2024,Geekbench6,CrystalDisk Benchmarkの4つです。
まずはFF14ベンチから。設定は1920×1080 最高品質 デスクトップ ウィンドウモードで測定し、結果は2885点でした。
DQ10ベンチマークは、最高品質 FHD フルスクリーンの設定で測定しました。結果は7818点。PCスペックを必要としないゲームなら、高解像度/高設定にしない限り普通に遊べそうですね。
Cinebench 2024も測定してみました。結果はMulti Coreが602Pts、Single Coreが97Pts。11世代のデスクトップ向けCPU「Core i5 11600K」に近い性能で、これだけの性能があれば一般的な用途であれば必要十分だと言えるでしょう。
GeekBench6の結果は、Single-Core Scoreが2262、Multi-Core Scoreが9153でした。CinebenchとGeekBenchは、どちらもCPUの性能を測定するベンチマークでいずれも似たような結果となり、大きな差はありません。
最後にSSDやHDDの性能を測定するCrystalDisk Benchmarkです。
YouTubeの動画再生・画像編集なども快適
YouTubeの4K/60fps動画を鑑賞しても快適です。再生中に止まったり、読み込みが遅いといったこともありません。1080p/60fpsの動画と比べると、ファンの回転音が聞こえはじめますが、大体の人は気にならない程度だと思います。
Darktableで軽くRAW現像をしてもスムーズです。
タイトル次第ではゲームも遊べる
UN1250にはCPU内蔵グラフィックスの「intel Xs Graphics」が搭載されています。いわゆる「オンボードグラフィック」です。性能はあまり期待できませんが、それでも軽めのゲームくらいなら遊べてしまいます。
Minecraftは1920×1080、描画優先12チャンクの設定でも、大体の場面で60FPSは出ています。
とはいえ、ゲームに特化したPCではないため、あくまでも目安程度にお願いします。
サブPCとしても便利
UN1250はサブPCとしても便利です。筆者は気分でPCを使い分けているのですが、ガッツリ作業しない時はUN1250でWebページの閲覧や動画を観たりと、ゆるい使い方をしています。
しかも小型でスペースを取りません。デスクトップPCは大きくて、スペースを必要とするものだと思われがちですが、UN1250をはじめとしたミニPCは省スペース性に優れています。
さらに、最近のミニPCは性能もよく、ストレスフリーに使えちゃいます。
サーバーにも使えそう
筆者は実際に検証していませんが、もしかするとサーバー使用にも適しているかもしれません。ファンの音が抑えられた静音仕様かつ、CPU性能もそこそこあるので、小規模なサーバー運用なら問題なさそうです。
自前でゲームサーバーを立てるのでセール時に購入
音も静か(ほぼ無音)でminecraft、factorio、パルワールドと実行中ですがどれもカクつき無く動作しています。
同じ性能のレンタルサーバーを借りると半年経たずに同じような値段になると思うのでコスパは良いと思います。
値段以上にパワフル
Amazonのレビューを見ると、実際にサーバー運用をしている人もいました。サーバー規模に関する記載がなく、少しピンと来ませんが、文章を読む限りでは満足しているようですね。
小型ならではの”使い方”を楽しもう
UN1250は普通に使うのはもちろんのこと、小型ならではの使い方ができます。前項で取り上げたようにサーバー運用や、PCデスクの裏側に金具を用いて固定設置したり、モバイルモニターとセットで持ち運ぶなど……。使い方は無限大です。
筆者はミニPCを見ると、ついついイレギュラーな用途ばかり思いついてしまうのですが、それが本来の使い方(?)なのかもしれません。
様々な用途で使えるMINISFORUMのUN1250。1台どうでしょう?
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2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!
行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。