スマートホーム製品のSwitchBotから、世界最小級のゴミ収集ステーション付ロボット掃除機「SwitchBot K10+」をレビュー用に提供していただきました。
コンパクトなサイズながら4Lのゴミを収集できるステーション付きで、ごみ捨ては70日に一度でOKというのが嬉しいところ。最初は「小さいと言ってもそれがそんなに利点になるか?」と思っていたのですが、使ってみると小さいからの良さがわかってきました。
実際にしばらく使ってみたので、良いところイマイチなところをそれぞれレビューします。
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SwitchBot ロボット掃除機K10+の概要
ロボット掃除機K10+は本体の直径が248mmという小型サイズが特徴のロボット掃除機です。日本人にとっての使いやすさを追求したというモデルで、自動ゴミ収集機能や水拭き機能があり最大70日間ゴミ袋の取替が不要、そしてSwitchBotの他製品との連携も簡単です。
- 直径248mmというコンパクトサイズ
- ゴミ収集ステーションも高さ32cmでコンパクト
- 4Lまでゴミを溜められて最大70日間ゴミ捨て不要
- お掃除シートを利用して水拭き
- 最大2500Paの吸引力
- 別の階に持ち運んでマルチフロア管理
- 約45dBの静音動作
- SwitchBot他製品との連携、もちろんスマートスピーカー対応
コンパクトな見た目が予想以上にかわいい
ゴミ収集ステーション付きのロボット掃除機というとかなり大きなものを想像していたのですが、ロボット掃除機K10+は箱からしてかなりコンパクトでした。上部の取っ手を持って片手で持ち運べます。
内容物は本体、ゴミ収集ステーション、フィルター、交換用紙バック、お掃除シート30枚入り、メンテナンスツール、モップ取付ブラケット、サイドブラシです。
通常のロボット掃除機は直径34-35cmくらいですが、K10+は直径24.8cmです。並べてみるとそのコンパクトさが分かります。
高さは9.2cmで、ここはそこまで変わりませんね。この高さの隙間がないと入り込めません。
ゴミ収集ステーションもコンパクトです。高さは約32cmしかありません。ロボット掃除機は自動ゴミ収集や水引きタンクがあると巨大なステーションになりがちですが、K10+はこじんまりとしています。
私の実家が、ロボット掃除機をダイニングのカウンター下に設置したいのに空いてる高さが足りず悩んでいました。32cm(+蓋を開け締めできる高さ)くらいなら入りそうです。
背面のケーブルは巻きつける部分があり、左右どちらから出しても余分な部分を巻き取って置けるようになっています。
ひっくり返すとメインのブラシやタイヤが見えます。サイドブラシは片方に1本だけです。
上蓋を外すとダストボックスにアクセスできます。通常は自動収集させれば良いですが、自分で捨てることもできますし、フィルターの掃除も重要です。
上の蓋を開けた空間にゴミ収集袋をセットします。ここにアクセサリ類も入っていたのですが、なんだかんだでホコリ等入り込むので取り出して別保管したほうが良さそうです。
小さいからこそ隅々まで掃除できる
最初は「ロボット掃除機が小さくて何が良いんだろう?」と思っていたのですが、実際に使ってみて理解しました。意外と横幅が狭い隙間があるものです。
ゴミ箱を置いていた上から見ると凹みのような形になってる場所、大きな椅子の脚の間など、普通のロボット掃除機では入り込めないような場所も入っていけます。10cmの差はけっこう大きいです。
また動作時だけでなく待機時も、コンパクトなことで圧迫感がないのが良いです。置き場所にもよりますが、リビング等に大きな機械がどでーんと設置されていると圧迫感があるものです。K10+はそれがかなり和らいでいます。
SwitchBotアプリで操作
SwitchBot K10+の操作や設定は『SwitchBot』アプリで行います。
ほかのSwitchBot製品ですでにアプリを利用中であれば、右上の+ボタンからロボット掃除機K10+を追加すれば、あとは案内に従っていくだけでセットアップできます。
SwitchBot K10+で掃除をすると、まずは自動でマップを作成してくれます。次回からはそのマップに従って部屋ごとの清掃もできるようになります。
ちなみに上図の右上部分はベッドが置かれているのですが、最初のマップ作成ではそこに入り込めなかったのか壁になってしまいました。2回目以降の掃除で入り込めるようになれば、その部分も部屋としてマップが更新されていきます。
アプリ上で「進入禁止エリア」と「水拭き禁止エリア」を設定できます。K10+にはカーペット等の自動検知機能はないので、濡れては困るエリアは先に設定しておく必要があります。ただ、アプリ上で正確な範囲選択は難しいので、何度か試して微調整して行くのが良いです。(私は水拭きモップを付けた状態でラグの端に突っ込ませてしまいました…。)
ほかにもいくつか設定があります。面白いのは案内ボイスを変更できること。日本語は女声と男声のほか「ネコちゃん」もあります。
驚くほどの静音動作
実際に使ってみて驚いたのが、動作音が静かだということ。同じ部屋にいればもちろん分かるのですが、隣の部屋などちょっと離れると「あれ?今どこを掃除してるんだ?」と見失ってしまう程です。これなら夜に動かしても大丈夫そうです。
…ただし、静かなのは通常清掃時だけです。清掃が終わってステーションに帰り、集めたゴミを自動収集するとき、爆音が鳴り響きます。一般的な掃除機をかけている時と同じかそれ以上の音量です。時間にすれば10-15秒ほどですが、夜には非常識な音量です。
これについては、設定で「おやすみ期間」を指定しておけば、その時間帯は自動収集しなくなります。夜間に掃除する場合は「おやすみ期間」を設定して本体のダストボックスにゴミを溜めておき、昼になってからステーションに収集させるようにしましょう。
4Lまで自動でゴミ収集
K10+のゴミ収集ステーションは4Lの容量があります。これにより70日間ごみ捨てをしないで済むと言います。実際は使用頻度にもよるのでしょうが、自分でゴミをまとめるのが2ヶ月に一度ならかなり楽ですよね。
水拭きは市販の床拭きシートも利用可能
K10+は水拭き対応です。専用のブラケットに付属のお掃除シートを装着し、モップがけしていきます。このブラケットにシートを挟み込むだけで装着できるので、専用のお掃除シートだけでなく市販のものも利用できます。
なお、専用のお掃除シートはAmazonでは4個セット2,480円で販売されています。
ブラシでガシガシやってくれるものではありませんが、お掃除シートで拭いてくれるだけでも十分に水拭きの気持ちよさを味わえます。ただ、前述の通り水拭きエリアの設定が必要ですし、水拭きのたびに使い捨てのシートを装着する手間はあります。
ロボット掃除機K10+の良かったところ・イマイチなところ
実際にロボット掃除機K10+をしばらく使ってみて感じた良かったところ・イマイチなところをまとめます。
- 狭いところに入り込めるコンパクトな本体
- ステーションも小さくて圧迫感がない
- 通常清掃はかなりの静音
- 市販のお掃除シートも使える水拭き
- SwitchBotアプリでコントロール
- 本体からステーションへのゴミ収集は爆音
- カーペットの自動検知がない
やはり「小さくて静か」という点が気に入りました。小さいと言っても実物を見ないと実感できないかもしれませんが、今までのロボット掃除機と比べると驚きです。
設置して圧迫感がなく、色も白いので明るいリビングや壁が白い家のインテリアによく馴染むと思います。
また、SwitchBotアプリで制御できるので、新しいアプリを増やさなくて良いこと、ほかのSwitchBot製品との連携が楽、という利点もあります。すでにスマートホームを構築しているのであれば、かなり入り込みやすいと思います。
欠点としてはステーションへのゴミ収集時の爆音とカーペットの自動検知がないことです。自分で水拭き禁止エリアを設定しないとならないので、それがちょっと面倒です。一度しっかり設定してしまえばいいだけの話ではありますが。
まとめ
ロボット掃除機K10+は特徴のハッキリしたロボット掃除機です。ちょっと狭い部分がある部屋の方、あまり大きなものを置きたくない方、設置場所にサイズ的な制限がある方にオススメです。
なお消耗品については、Amazon等でも購入できます。1年分の消耗品セットで10,980円。こういったものが買いやすいかどうかも、ロボット掃除機選択のポイントの一つになりますね。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。