旅行やおでかけにも便利な薄型65W充電器「VOLTME Revo 65 Evo」試用レビュー

近頃はスマートフォンにノートパソコンなど、多くの電子機器が「USB-C」で充電できるようになっています。ただ、パソコンなども充電できる高出力の充電器ってどうしても厚みがある印象です。

今回はそんな悩みが解消できる薄型軽量の65W充電器「VOLTME Revo 65 Evo」をメーカー様よりレビュー用にいただいたのでレビューしたいと思います。

本記事はメーカー様より商品をご提供いただき執筆しております。提供いただいたメーカー様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

Amazonでの価格は2023年6月20日時点で4,980円です。商品ページに15%オフクーポンがあるので4,233円で購入できます。

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開封

パッケージです。シルバーを基調とした高級感のアルデザインとなっています。

背面にはスペックの記載があります。単ポートの充電器なので、組み合わせなどはシンプルですね。PSEマークの記載もあり、株式会社サンライズが取得しているようです。

内容物は充電器本体のほか、シリコン製で絡みにくいUSB-C to Cケーブルと説明書等が入っています。充電器にオマケでケーブルが入っていることはよくありますが、これはケーブル自体も商品になりそうな品質のケーブルです。

なお付属ケーブルは3Aまでの対応のものなので、60W出力までに対応しています。

充電器本体。ブランド名の「VOLTME」の記載があり、サラサラとした手触りで質感は良好です。サイズは89.5 × 44.6 × 14.8 mmと名刺サイズに近い大きさです。

背面にはスペックと各種認証マーク。充電器なのでひし形のPSEマークが付いています。

コンセント部分は若干出っ張っており、指でコンセントを持ち上げやすくなっています。こういうちょっとした工夫は嬉しい配慮ですね。

USB-Cは、最大65W出力が可能なポートがコンセントとは逆側に1つ搭載されています。

iPhone8と比べるとサイズ感はこんな感じ。薄型ということもあって、スマホなどと持ち運んでも邪魔にならない大きさです。

重量は75グラムでした。手に持ってもあんまり重量感は感じられません。

四角い充電器と比べてみた

Revo 65 Evoは薄型の充電器ということで、自宅にあった四角い65W充電器と比較してみました。厚みが薄い分、長さは長いのでこう見るとちょっと大きく感じてしまいます。

しかし立ててみると薄さは一目瞭然です。四角い充電器だとパソコンポーチなどで出っ張ってしまうのが気になりますが、この厚みなら気になりません。

利用する場所によっては使いやすくも使い悪くもある

VOLTME Revo 65 Evoは薄さのために長さが長いこともあり、コンセントによっては向きを考慮しないと隣と干渉してしまいます。

ここはとある空港のラウンジなのですが、本来上にUSBポートを向けて使いたいのに机の出っ張りが邪魔で逆にしか挿せませんでした。長さが長いことで、使う場所によっては不都合が起きることは頭に入れておきましょう。

なお逆に特急列車などのコンセントでは、上向きにUSBポートが出る形で使うことができて非常に利便性が高かったです。コンセントと平行にUSBポートがないので、ケーブルが引っ張られてコンセントから抜けるようなことも少ないと思います。

スペック

続いては充電器のスペックを見ていきます。

商品名 Revo 65 Evo
USBポート USB-C x1
対応充電規格 USB PD(PPS対応)
対応出力 65W
5V-3A/9V-3A/12V-3A/15V-3A/20V-3.25A
PPS:3.3~21V-3A
サイズ 89.5*44.6*14.8 mm
重量 約72グラム
カラー展開 ホワイト/ブラック
その他 シリコン製の1mUSB-Cケーブル付属

特徴としてはやはり重量でしょうか。公称72(実測75)グラムというこの形状の充電器の中でも最軽量といえる軽さです。また充電機能に関してはPPSに対応しているため、Galaxyなどの超高速充電にも対応しています。

USBテスターで仕様をチェック

充電器のレビューの際にはスペックに間違いがないか、USBテスターを用いてチェックを行っています。今回も有名なテスター「AVHzY CT-3」を用いて検証してみました。

まずは対応している急速充電規格を確認してみました。公称のPDやPPSの他にも、QuickChargeなどの規格にも対応しています。本来はPDとPPS以外に対応しているのは規格違反ではありますが、実使用に問題はないので気にする必要はないと思います。

続いてPDの対応状況を確認。今回は付属の3Aケーブルを使用しているため、最大出力が20V-3Aで60Wまでとなりました。もし最大の65Wでの出力を求める場合には、5Aまでに対応するUSBケーブルを別途用意する必要があります。

PDの対応状況としては、たまに5Vが2.4Aだったり9Vの出力が複数あったりと謎の挙動を示す機器もありますが、本機はそのようなことはありませんでした。また、対応していない充電器もある12Vにも対応しているので汎用性は高いと思います。

実際に充電してみた

最後に実際にスマートフォンなどを充電してみました。

最初はGoogle Pixel 7です。機器としては最大21Wでの給電に対応するスマートフォンですが、18.6Wで給電されていました。

続けてはSHARPのモバイルルーター、W07です。この機種はQuickChargeには対応するもののPDには非対応というめずらしい仕様の端末です。VOLTME Revo 65 EvoはQuickChargeにも対応しているので13.6Wで急速充電がされていました。

たまにこういう機器が存在しているので、PD以外も対応している方が汎用性が高くて便利だなと最近は考えるようになっています。

最後はLIFEBOOK U9311/Fというノートパソコンです。「45W以上の充電器を使うように」となっているこのモデルですが、55.3Wと60Wに近い電力で急速充電が可能でした。

なお60W近くで給電すると気になるのが発熱です。実際に使っていた限りでは触れないほどではないものの、ずっと触り続けているのはちょっと厳しいかな?というほどの熱さでした。小型充電器は発熱が激しい印象ではありますが、怖くなるほどの熱さではないので許容範囲に思えます。

まとめ

今回レビューをした「VOLTME Revo 65 Evo」は、薄型軽量のということもあってノートパソコンなどの充電器として使うには持ち運びも便利な充電器だと感じました。複数ポートに対応していないのは欠点と思うかもしれませんが、下手に複数ポートがあると出力が下がってしまうこともあるので、単ポートというのも良さがあります。

良いところ
  • 薄型でバッグなどにも収納しやすい
  • 65W出力でノートパソコンなどにも給電可能
イマイチなところ
  • コンセントの位置によっては干渉する
  • ケーブル付属は嬉しいが3Aまでの対応

今回使って感じた利点と欠点は上記の通り。形状的にどうしても干渉してしまう場所など、コンセントの位置によっては思い通りに使えないことがある点には注意が必要です。あとは付属のケーブルが3Aまでの対応なのは少し残念でした。

しかし充電器としてはバッグなどに入れても邪魔にならない薄型サイズなので、ノートパソコンなどを持ち歩いている人は純正の充電器を置き換えると荷物を少なくできる、便利な充電器だと思います。

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