先日より行っていた「日本語入力アプリなに使ってますか?」のアンケートの結果を集計しました。
7月10日から7月24日までの調査期間に、おかげさまで388名もの方々に回答していただきました。ありがとうございます。
前回から3年ほど経っており、その間にGoogle日本語入力が(Gboardに統一されて)Playストアからなくなるなどありました。今回の結果がどうなったのか、要注目です。
目次(見たいところからチェック!)
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最も多くの人が使っているのはGboard、次いでATOK
今回の調査の結果、一番多くの人が使っていた日本語入力アプリは『Gboard』でした。388人中155人、39.95%の人がメインで使っています。
次いで多かったのは前回に続いて『ATOK』です。こちらは有料アプリでありながら81人20.88%もの人が使っています。3位は『Google日本語入力』で42人、10.82%でした。
3年前はGoogle日本語入力が1位でGboardが3位でしたが、割合的にもちょうど入れ替わったような結果になりました。(3年前はGoogle日本語入力が39.22%、Gboadが10.41%でした。)
全体の順位は以下のとおりです。
順位 | アプリ名 | 票数 | 割合 |
---|---|---|---|
1位 | 39.95% | ||
2位 | 81 | ||
3位 | 42 | 10.82% | |
4位 | 25 | 6.44% | |
5位 | 18 | 4.64% | |
6位 | 13 | 3.35% | |
6位 | 13 | 3.35% | |
8位 | 12 | 3.09% | |
9位 | 7 | 1.80% | |
9位 | 7 | 1.80% | |
11位 | 4 | 1.03% | |
12位 | 3 | 0.77% | |
13位 | 2 | 0.52% | |
2 | 0.52% | ||
15位 | 1 | 0.26% | |
15位 | 1 | 0.26% | |
15位 | 1 | 0.26% | |
15位 | 1 | 0.26% |
使ってるスマホの台数別の結果
普段使ってるスマホの台数を聞いた設問では、「2台以上のスマホを使ってる(メーカーはバラバラ)」という方が216名(55.67%)と過半数を超えました。これは調査してるこのサイトの傾向でもあると思います…。
回答者数 | 割合 | |
---|---|---|
メインスマホ1台のみ | 145人 | 37.37% |
2台以上のスマホを使ってる(ほぼ同一メーカー) | 27人 | 6.96% |
2台以上のスマホを使ってる(メーカーはバラバラ) | 216人 | 55.67% |
使っているスマホの台数別に見た使ってるキーボードアプリの結果は以下のとおりです。
1位 | Gboard | 59 |
---|---|---|
2位 | ATOK | 29 |
3位 | Simeji | 10 |
4位 | Google日本語入力 | 9 |
5位 | アルテ | 7 |
6位 | flick(旧: みんなの顔文字キーボード) | 6 |
7位 | AquaMozc | 5 |
7位 | POBOX | 5 |
9位 | Samsung (Galaxy) Keyboard | 4 |
9位 | S-Shoin | 4 |
11位 | SwiftKey キーボード | 3 |
12位 | iWnn | 2 |
13位 | Graffiti Pro | 1 |
13位 | Super ATOK ULTIAS | 1 |
1位 | Gboard | 9 |
---|---|---|
2位 | ATOK | 5 |
2位 | Google日本語入力 | 5 |
4位 | POBOX | 3 |
5位 | flick(旧: みんなの顔文字キーボード) | 1 |
5位 | S-Shoin | 1 |
5位 | SwiftKey キーボード | 1 |
5位 | アルテ | 1 |
5位 | タクトキーボード (takt keyboard) | 1 |
1位 | Gboard | 87 |
---|---|---|
2位 | ATOK | 47 |
3位 | Google日本語入力 | 28 |
4位 | Simeji | 15 |
5位 | アルテ | 10 |
6位 | AquaMozc | 8 |
7位 | flick(旧: みんなの顔文字キーボード) | 5 |
7位 | POBOX | 5 |
9位 | Samsung (Galaxy) Keyboard | 3 |
10位 | S-Shoin | 2 |
11位 | blackberryIME | 1 |
11位 | Graffiti | 1 |
11位 | iWnn | 1 |
11位 | mazec | 1 |
11位 | Super ATOK ULTIAS | 1 |
11位 | Swype | 1 |
メインで使ってるスマホ(メーカー)ごとの結果
今回は使ってる日本語入力(キーボード)アプリのほかに、メインで使ってるスマホ(メーカー)についても聞いてみました。メーカーごとに日本語入力アプリも分かれるかな?という狙いです。
まずは回答していただいた388名のメーカーの内訳です。
1位 | SONY(Xperia) | 70 |
---|---|---|
2位 | 68 | |
3位 | Samsung(Galaxy) | 55 |
4位 | Xiaomi | 45 |
5位 | SHARP(AQUOS) | 31 |
6位 | OnePlus | 24 |
7位 | HUAWEI | 17 |
8位 | OPPO | 15 |
9位 | ASUS(ZenFone・ROG) | 10 |
9位 | TCL(BlackBerry) | 10 |
11位 | Apple | 9 |
12位 | Motorola | 8 |
13位 | Unihertz | 7 |
14位 | HTC | 3 |
14位 | LG | 3 |
16位 | Essential | 2 |
16位 | UMIDIGI | 2 |
16位 | 京セラ | 2 |
16位 | 富士通(Arrows) | 2 |
16位 | 楽天 | 2 |
21位 | Oukitel | 1 |
21位 | realme | 1 |
21位 | Vivo | 1 |
メーカーごとの結果
1位 | Gboard | 25 | 35.71% |
---|---|---|---|
2位 | ATOK | 15 | 21.43% |
3位 | POBOX | 13 | 18.57% |
4位 | Google日本語入力 | 6 | 8.57% |
5位 | Simeji | 5 | 7.14% |
6位 | flick(旧: みんなの顔文字キーボード) | 2 | 2.86% |
6位 | SwiftKey キーボード | 2 | 2.86% |
6位 | アルテ | 2 | 2.86% |
1位 | Gboard | 41 | 60.29% |
---|---|---|---|
2位 | ATOK | 10 | 14.71% |
3位 | Google日本語入力 | 6 | 8.82% |
3位 | アルテ | 6 | 8.82% |
5位 | Simeji | 3 | 4.41% |
6位 | iWnn | 2 | 2.94% |
1位 | Gboard | 18 | 32.73% |
---|---|---|---|
2位 | ATOK | 11 | 20.00% |
3位 | Google日本語入力 | 9 | 16.36% |
4位 | Samsung (Galaxy) Keyboard | 7 | 12.73% |
5位 | アルテ | 4 | 7.27% |
6位 | flick(旧: みんなの顔文字キーボード) | 3 | 5.45% |
6位 | Simeji | 3 | 5.45% |
1位 | Gboard | 23 | 51.11% |
---|---|---|---|
2位 | ATOK | 8 | 17.78% |
3位 | Google日本語入力 | 8 | 17.78% |
4位 | flick(旧: みんなの顔文字キーボード) | 3 | 6.67% |
5位 | Simeji | 2 | 4.44% |
6位 | アルテ | 1 | 2.22% |
1位 | ATOK | 9 | 30.00% |
---|---|---|---|
2位 | Gboard | 8 | 26.67% |
3位 | S-Shoin | 6 | 20.00% |
4位 | Google日本語入力 | 2 | 6.67% |
5位 | flick(旧: みんなの顔文字キーボード) | 1 | 3.33% |
6位 | iWnn | 1 | 3.33% |
6位 | Simeji | 1 | 3.33% |
6位 | SwiftKey キーボード | 1 | 3.33% |
6位 | アルテ | 1 | 3.33% |
アプリごとのこだわりポイント
使用しているアプリについて、「ここがいい!これがあるから使っている!」というおすすめポイントを自由記述で書いてもらいました。それぞれのアプリの特徴がわかると思います。
全部は紹介しきれませんが、上位のアプリについていくつか抜粋します。
Gboard
- クリップボード履歴にピン留め機能があって便利。キーボード背景を自由に変更できる点もおすすめ。
- 翻訳が便利
- 無料かつず無難なもの、という理由。個人情報保護の観念でSimejiは断念してGboardに移行しました。
- 予測変換が良い(流行の言葉に対応も早い)
- 文面のコピー操作を行ったあとに、そのコピーしたものが、貼り付けやすいようにボタンが出現するのが、使い勝手が大変良く、気に入っております。
- googleから日本語入力と統合する旨の通知がしつこく入ったので、仕方無く。
- シンプルでカラーリングや挙動など細かい設定が可能。本当はGoogle日本語入力を愛用してたけどサポート終了で泣く泣くこちらに移行。昔の方が細かい設定ができたので気に入ってました
- クリップボードや翻訳機能があるから
- googleの音声検索ができるのが最大のポイント。ATOKを使っていたのですが、gboadは予測変換も優秀だし、設定もわかいやすい。
- Google翻訳がGboard内で使えるので、別にアプリを起動しなくてもよくて便利
クリップボードの履歴が使える
設定で高さも変えられるので言われているほど不便ではない
ATOK
- 「あかさた」などひらがな入力から「12:34」と時計表記に変換できる。メニューからスワイプして定型文を出せる
- 入力しやすい
キーボードの色が変えられる - 変換精度が他よりいいと感じるから。もしかすると他製品の方が精度が上がっているのかもしれないが…
- フラワータッチが可愛い
- atokパスポートがあるからなのと、慣れ親しんでいるから位かな。。
- 漫画家辞書など追加の辞書が豊富
- 月額制のATOK Passport (Premium)を契約しているのでAndroidではATOK Proを使っています。ノーマルには出来ない、横画面での左右分離が使えて便利です。画面の大きいタブレットでは特に有効です。
- 日本語はフリック、英数をqwertyにして、テンキーを表示しないができる
英数は確定入力にできる - 単語の外部への出力、テキストデータからのインポート。
- フラワー入力が使いやすく変換もほぼ希望の単語が出てくるため
Google日本語入力
- 変換候補が絶妙なので
- QWERTYで上フリックで記号、下フリックで大文字が出せるところが好き
- デフォルトのGboardが何となく使いにくいので、使い慣れたGoogle日本語入力をつかってます
- 細かいところですが、()が簡単に出せるのが使いやすい。これで、開発中止とは残念です
- シンプルなデザインでフリックのしきい値が好みにいじれること、大画面スマホでも片手モードで好きに位置を変更できるのでdpを変更しても快適に操作できる。
- 変換が良い
- ネットスラング語や日時入力がしやすい
変換精度が良い - 慣れ
- 日本語の変換バリエーションが多くユーザー登録しなくても使える。特にオタク用語に強い気がする。
- Gboardだとqwerty入力で日本語と英語切り替える時に、一度記号キーボードを挟むのが煩わしいので日本語入力を使用しています
Simeji
- クラウド超変換の機能で、例えばVTuberの名前など、普通は辞書登録しないと出ないような単語も出てくれる。
- ユーザー単語登録がしやすい
- クラウド予測変換が便利なので、通常の辞書では出てこないような変換が出来ます。普通「鴻海」とか変換出来ない。
- 変換が神すぎる!!
平仮名で打ち込んでも外人のアーティストとかまででてくる!!
助かる。 - 翻訳がすぐできる。着せ替え機能がある。クラウド超変換がかなり使いやすい(変換率がかなり高い)
- マニアックな予測変換
- 絵文字の出しやすさ
- 顔文字が豊富、変換の誤字修正機能が優秀
- 変換が優秀、誤入力時の校正が優秀
- 変換の強さ、日常会話に使える変換の多さ、顔文字、絵文字の種類の豊富さ。。
アルテ
- 「ターンフリック入力」機能により、流れるようなスピードでの入力が実現できるので愛用しております。
- ターンフリックに慣れてからというもの,これなしでは生きられない体になりました
- 拗音や濁音などの普通は2タップ以上が必要なタイプが1つの動作でできるのがとても良いです。キーボードの位置、サイズ調整もしっかりできるので十分な性能を持っていると思います。
- 例えば「りょうしょうしょ」を画面3回触るだけで入力できる快適さは最強です
- カーブフリックとエンジンがもずく系の変換なところ
- アルテローマ字配列というこのアプリ独自の入力方法は、フリック入力があまり合わなかった私でもすぐに馴染めました。
- カーブフリック
- カーブフリック。濁点等が自然な動作で一回のフリックで入力が可能。
- 濁点、半濁点の入力の簡略化。「にゃ」「じょう」などの入力の簡略化
- 元々XperiaのPOBOXを愛していたですが,開発中止でショックを受け,何とか使い勝手が似ているアルテに流れ着きました。変換候補が少々気に食わない以外は概ね満足です。
AquaMozc
- メインはBlackBerry KEY2ですが選択肢がなかったのでサブで使うUnihertzを選びました。PCと同じようなキーボードショートカットができること、これに尽きます。Ctrl+CやCtrl+Vは勿論のこと、Ctrl+Zに対応してくれているのは有り難いです。
- Unihertz titan用にカスタマイズされているのでプリインのKika-keyboardより相当使い勝手が良いため
- 物理キーボードがついているblackberry使うなら、事実上これしか選択肢がない。
- これがいいんじゃない、これ以外だとまともに入力できない
- ハード的にスペースキーが壊れやすい(BlackBerry KEY2)のを防ぐため、一番使用するスペースキー(変換キー)を他のキーに割り当てできるところ
- PCと同様にひらがな入力からCtrl+UIOPで変換ができる。
- Unihertz Titanに特化して開発されているバージョンなのでキーボード入力がしやすい。
- PCと同じ感覚で打てるところ。製作者が細かいところに対応してくれるところ(スペースキーがへたってきた人が多いということで、他のキーにその役割を割り当ててくれるなど)
- 物理キーで日本語入力に最適化されているのがイイ!
- BlackBerryの少ないキー数で自在に入力ができます!
まとめ
どのアプリが一番いいのかは、人によって違います。選ぶポイントとして「変換精度」が挙げられることも多いのですが、複数のアプリで言われてるので絶対的な1位はないのでしょう。人それぞれ、よく使う言葉は違いますからね。
人気の日本語入力アプリは特徴あるものばかりです。もし自分にあったものがまだ見つかっていないという方は、今回挙げられたアプリをぜひ試してみてください。私も、今回『タクト キーボード』を初めて知り、ちょっと使ってみたくなりました。
また、今回のアンケートの回答内容は個人情報を抜いて以下のページで公開しています。それぞれのアプリについてのこだわりポイントなど、詳しく見たい方はぜひチェックしてみてください。