IIJmioのeSIMサービス正式版「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」を契約

IIJmioのeSIMの正式サービスとなる「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」が3月19日から受付が開始されました。まだ利用できる端末は限られていますが、さっそく契約してみました。

IIJmioの動作確認機種には入っていませんが、eSIM専用端末であるRakuten Miniで契約してみました。

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IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロの概要

IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロは物理的なSIMカードではなく、通信サービスの利用に必要なプロファイルを端末にダウンロードして書き込んで利用するサービスです。対応してる端末は日本のAndroidスマホではPixel 4かRakuten Miniくらいです。

IIJmioの「データプラン ゼロ」は基本料金が月額150円と激安です。ただし基本のデータ量は「ゼロ」で、必要なデータ量を毎月購入して使うことになります。必要なければ月150円で維持できる、とも考えられます。

毎月最初の1GBは300円、2回目以降は450円(合計10GBまで)なので、基本料金150円と合わせて実質1GBで月額450円となります。データ繰り越しは無く、購入したデータ量は当月末までの有効期限となります。

料金

初期費用 3,000円
月額利用料 150円
SIM発行手数料 200円
SIM再発行手数料 0円
ユニバーサルサービス料 なし

データ通信

バンドルクーポン(高速データ通信量) 0GB
データ通信量の追加 可(1GB単位)
eSIM専用
データ(クーポン)料金
毎月1枚目(1GB) 300円
2枚目以降(2GB~) 450円
eSIM専用データ(クーポン)有効期限 当月末まで(翌月繰越はできません)
データ通信量超過後 通信不可

そのほか、最低利用期間は契約日から翌月末まで(最大2ヵ月)、利用可能なオプションは「モバイルオプション」(セキュリティ対策や留守番電話などのアプリ群)となります。

申込みから利用までの流れ

公式サイトで申し込み

IIJmioの公式サイトからeSIMのページに進み。申込みを始めます。あらかじめIIjmioの会員登録をしておきましょう。必要なものはクレジットカードとメールアドレスです。

「IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ」はビックカメラなどの家電量販店でエントリーパッケージを入手できますが、申込み自体はウェブ上で行います。

あとは画面の案内に従って申込みを進めていきます。最初のデータ量クーポンは同時購入できます。1枚1GBで10枚まで購入可。

利用者情報の確認、オプションの選択、重要事項の説明。

最後に内容の確認です。今月来月の料金が表示されます。初期費用は今月、SIMカード発行手数料は来月の請求になります。

アクティベーションコードの発行

申込みが完了すると、数分でアクティベーション用のURLが書かれたメールが届きます。

リンクを開くとアクティベーションコードと、QRコードが発行されます。このQRコードは一度だけ利用できるものです。できればスクリーンショットを撮っておいたほうが無難です。とても長い文字列のコードも表示されます。もし端末1台ですべてやるのなら、このコードをコピーしておきましょう。

なお、上の画像のQRコードは実際のものではなくサンプルに変えてあります。読み込んじゃダメですよ?

Rakuten MiniでeSIMを登録

このあとはスマホでの操作になりますす。今回はRakuten Miniでやってます。

設定のネットワークとインターネット詳細設定から携帯通信会社をタップ。+契約通信会社を追加をタップ。

(あまりボタンに見えませんが)代わりにSIMをダウンロードしますか?をタップ。次へで先へ進みます。

ここで先ほど発行されたQRコードを読み込みます。QRコードを別の端末に表示させるなどしないと無理ですね。下のテキスト部分をスクロールしていくと手動でコードを入力というボタンがあるので、そこから手入力もできます。

あとは画面の案内に従ってボタンをタップしていけば完了です。

APN設定

通常はIIJmioのeSIMには、利用者による設定不要でデータ通信が可能になる「APN自動選択機能」があるのですが、Rakuten Miniの場合は自分でAPNを設定する必要がありました。

APN iijmio.jp
ユーザ名 mio@iij
パスワード iij
認証タイプ PAPまたはCHAP

これでRakuten MiniでIIJmioのeSIMを使って通信できるようになりました。

eSIMの切り替え

eSIM対応端末では、1つの端末の中に複数のeSIMを登録しておいて、使いたい時に簡単に切り替えることができます。

設定のネットワークとインターネット詳細設定から携帯通信会社と進むと、登録されているeSIMが表示されます。(上の画像だとベータ版のIIJと今回入れた正式版のIIJ2で2つのIIJがあります。ちょっとややこしいですね。)使いたいものをタップして有効化すれば、10秒ほどでそのSIMでの通信に切り替わります。

物理SIMと違ってSIMスロットを開けたりといった手間もなく簡単に切り替えられます。普段は切り替える機会なんてほとんどないと思いますが、海外で利用する時に現地のeSIMを買っておいて到着したらすぐにスマホだけで切り替える…なんていうこともできます。

まとめ

IIJmioのeSIMベータ版は興味はあったものの6GBで月額1,520円と(ろくに使わない)私にはちょっと高いものでした。でも正式版なら150円から維持できるのでありがたいです。

ベータ版から正式版への移行ができないのが悲しくもありますが、これで正式版を契約したのでベータ版を解約して移行しようと思います。また、4月には楽天モバイルのRakuten UN-LIMITが始まります。こちらもeSIMで申し込んでいるので、このRakuten Miniに追加しようと思っています。

IIJmioと楽天モバイル、eSIMが使える環境が日本でもできてきました。これからが楽しみですね。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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