Huaweiのスマートバンド「Honor Band 5」をレビュー用にGeekbuyingより提供していただきました。
Honor Bandシリーズは日本では未発売ですが、Huaweiのスマートウォッチ・スマートバンドとしては比較的安価なシリーズになります。価格も3,000円から4,000円程度なので、Mi Bandシリーズとライバルとなる辺りです。
- 比較的明るい有機ELディスプレイで見やすい
- 基本的な機能はだいたいある
- 血中酸素飽和度(SpO2)の測定が可能
- 通知でひらがなカタカナ表示ができない
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細めのバンドのスマートブレスレット
Honor Band 5は0.95インチ240×120ピクセルの有機ELディスプレイを搭載したスマートバンドです。ディスプレイはタッチスクリーンになっており、スワイプやタップで操作可能。下部にある丸いボタンも使います。
バンドの幅は16mmほどで、なかなか細く感じます。バックル部分はプラスチックで、全体的な質感はチープさがあります。取り外し不可なので高級感あるものに替える事もできません。
本体裏面には各種表記と心拍の読み取りセンサーがあります。
画面の表示は見やすく、明るいです。同じ有機ELのMi Band 4と比べると、デフォルト状態だとHonor Band 5のほうが見やすく感じます。
ただし、Mi Band 4は輝度調整が可能なので、輝度を最大の5にするとMi Band 4の方が明るいです。だいたいMi Band 4の4レベルとHonor Band 5の明るさが同じくらいになります。
Honor Band 5でできること
Honor Band 5でできることは多くあり、この価格帯のスマートバンドでできることはたいてい備わっています。
- 時計表示
- 歩数計
- 睡眠モニター
- 着信などの通知
- 消費カロリー
- 心拍測定
- 血中酸素飽和度測定
- ワークアウトの記録
管理アプリはHuawei Health
- Huawei Health
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制作: Huawei Internet Service価格: 無料
Honor Band 5の管理アプリは『Huawei Health』です。これはほかのファーウェイのスマートウォッチやスマートバンドと共通なので、今までファーウェイの別のバンドを利用していた場合はスムーズに移行できます。
基本的にはHonor Band 5で様々な記録を取り、それをスマホのアプリで確認、ということになります。またウォッチフェイスなど細かい設定はアプリ側から行います。
様々なウォッチフェイス
文字盤(ウォッチフェイス)も多くの中から選んでインストールできます。時計の他に歩数、カロリー、距離、天気といった項目が表示できます。
なかにはこんな、ペア前提のウォッチフェイスもあります。こんちくしょー。
血中酸素飽和度(SpO2)の測定
Honor Band 5の特徴の1つが「血中酸素飽和度(SpO2)」の測定ができるということです。これはHonor Band 5上の説明によれば、酸素を運ぶ血液中のヘモグロビンの割合、つまり血液中の酸素量のことです。呼吸器系の健全を示す指標となり、健全な値は90%以上とのことです。
歩数と睡眠の記録
歩数などはHonor Band 5単体でも記録できますし、なんならGoogle Fitに連携することもできます。
アプリでのグラフ表示は見やすくていいですね。週表示で1週間の範囲を1日単位でずらしていくことができます。週の始まりをどの曜日にするか自分で決められるのでこの表示法は好きです。
睡眠に関しては、深い睡眠や浅い睡眠の時間をグラフで見やすく表示してくれます。それだけでなく、睡眠をスコア化してくれ、さらに良い睡眠のためのアドバイスまでしてくれます。
1日単位だけでなく、週単位や月単位でもアドバイスしてくれるのがいいですね。
通知はイマイチ
スマートバンドの魅力の1つに「スマホに来た通知を手元で確認できる」というのがありますが、Honor Band 5はその点で少々問題があります。ひらがなとカタカナが表示できません。
上の画像、元は「あのイーハトヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモーリオ市、郊外のぎらぎら光る草の波。」という文章を送ったのですが、漢字と句読点しか表示されてません。
アプリや、本体のメニューでは日本語も表示されるのですが、通知では表示できないようです。今後のアップデートも、日本で発売されてない機種なので、期待薄です。これはちょっと致命的ですね…。
1週間以上持つバッテリー
Honor band 5の充電は専用の充電アダプタを使います。充電アダプタは黒なのに、なぜか付属のケーブルは白でした…。
バッテリーのもちは設定にもよりますが、公称で6-14日といったところです。実際に「心拍測定オフ、睡眠モニターオン」という設定で使ったところ、7日半で100%から21%まで減りました。この設定は公称では9日間ということなので、だいたい合ってるといったところでしょうか。
スマートバンドは充電が面倒なものですが、1週間持つのであれば手間もなく「使える」範囲になります。XiaomiのMi Band 4は余裕で20日以上もつので、それに比べると劣ってしまいますが、まぁ及第点以上はあります。
まとめ:通知に難はあるが、それ以外は優秀
通知に難があるのが痛いですが、それ以外はこの価格帯のスマートバンドとしては優秀な部類に入ります。24時間の心拍測定や睡眠モニターがある、有機ELディスプレイで見やすい、バッテリーも1週間以上持つ、と良いポイントがいくつもあります。ディスプレイが見やすいのは特に推したいですね。
管理アプリはHuawei共通のものなので、別のファーウェイ製品からの乗り換えでも問題ありません。アプリの出来もかなりいいと思います。とりあえずHonor band 5で始めてみて、不満があれば上位機種に乗り換える、というのでもいいと思いますよ。日本語表示できればもっと推せるんですけどねぇ…。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。