通話用SIMとデータ通信用SIMを分けるという考え方-3680円で音声+100GBデータ通信も可能

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最近はSIMが2つ入るスマートフォンも増えてきました。デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)だけでなくデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しているものもあるので、音声用のSIMとデータ通信用のSIMを別々で用意するというのも現実的になっています。

そこで今回は音声通話用として月額1,000円(税別)以内で使えそうな格安SIMを調べてみました。選択肢は限られるものの、意外と安く手に入れることもでき、データ用SIMと別で用意するのも良いんじゃないかという気になってきます。

月額1000円以下で音声通話が使えるSIM

基本的にどこの格安SIM会社も、「データ通信の容量別の料金+音声通話基本料700円」というあたりになっています。若干の揺れはありますけど。音声通話がついてながら月額1,000円(税別)以下で運用できる格安SIMが4つあります。

0 SIM

0 SIMは月間通信量500MB未満は無料でデータ通信が使えるというSIMです。月間通信量が500MB以上になると、以降は100MBごとに100円となり、5GBまで使えます。(5GB以上は速度制限あり。)

音声通話専用として考えれば、データ通信部分は0円のままで済ませられます。音声つきプランもあり、その場合は月額700円がプラスされます。つまり、音声専用でデータ通信しなければ月額700円となります。

IIJmio 音声通話機能専用SIM ケータイプラン

IIJmioには、音声通話機能専用の「ケータイプラン」というものがあります。これは本当に音声通話専用のSIMで、データ通信は全くできません。低速通信もできません。ただしSMSは可能です。これで月額920円です。

データ通信ができないので、何らかで間違ってこのSIMでデータ通信してしまうという心配もありません。また、5月8日までは登場記念として初期費用が1円となるキャンペーンも実施中です。

ロケットモバイル

ロケットモバイルは、データ通信が下り最大200kbpsに制限された「神プラン」があります。これの通話プランが、月額948円です。データ通信してしまったとしても、200kbpsで使い放題なので余計なお金がかかることはありません。

ただし、ロケットモバイルは現在音声プランの「新規契約」は受付を停止しています。なのでMNPで引っ越すしかありません。

b-mobile 990 JUST FIT SIM

b-mobileの990 JUST FIT SIMは、月々の使用したデータ通信容量によって段階的に料金が変わってくるSIMです。最低料金は1GBまでの990円です。その後の料金は、ドコモ回線かソフトバンク回線かで変わってきます。

音声専用にするなら1GBに収まるでしょうし、990円で考えてよさそうです。


ここまでの4つを機能や料金など、まとめてみます。

0 SIM IIJmio ロケモバ b-mobile
月額料金 700円~ 920円 948円 990円
データ容量 500MB未満 0 200kbps使い放題 1GB
通話料金 10円/30秒 10円/30秒 20円/30秒 10円/30秒
かけ放題 10分かけ放題
800円/月
誰とでも3分&家族と10分
600円/月
誰とでも10分&家族と30分
830円/月
5分かけ放題
500円/月
SMS 3円~/1通 3円~/1通 3円~/1通 3円~/1通
最低利用期間 12ヶ月 12ヶ月 12ヶ月 5ヶ月
留守番電話 300円/月 300円/月 300円/月 300円/月
キャッチホン 200円/月 200円/月 200円/月 200円/月
初期費用 3394円 D:3394円 A:3406円 3400円 3000円
回線 ドコモ ドコモ・au ドコモ ドコモ
  • 通話料金については、ロケットモバイル以外は専用アプリからの発信の場合。それを使わずにプレフィックス番号を付けないでの発信はどれも同じ20円/30秒。
  • b-mobileの990ジャストフィットSIMはソフトバンク回線もあるが、iPhoneのみが対象

音声専用にするのであればデータ容量の多さはほとんど関係ありませんが、かけ放題のオプションをどうするかで選択が変わってきそうですね。また、IIJmioならau回線のSIMも選べます。

大容量のデータ専用SIMと組み合わせる

音声通話用のSIMとデータ通信用のSIMを切り離して考えると、データ通信用のSIMでも選択肢が広がります。通常の格安SIMでデータ通信専用で契約しても良いのですが、レンタルWiFiのSIMだけプランを契約して超大容量を実現する、と言う手もあります。

モナWi-Fiの単体SIMを活用して音声通話+データ容量100GBを月額3,680円で実現 – ガルマックス

ガルマックス

こちら、ガルマックスさんがモナWi-Fiとのタイアップキャンペーンで紹介しているのですが、音声通話+データ容量100GBで月額3,680円になる、というものです。音声通話のSIMとデータ通信のSIMを別々に契約するのですが、それで100GB回線と音声通話で3,680円という激安になるものです。

当サイトで先日紹介したChat WiFiでもほぼ同じことができます。こちらも月100GBまでは速度制限がかからず、SIMだけのプランもあります。

そして、当サイト限定のクーポンを使えば月額2,980円となります。これに0 SIMの700円を足して月額3,680円で音声通話+データ通信100GBの出来上がりです。(ちなみに、モナWi-FiよりもChat WiFiのほうが初期費用が若干ですが安くなっています。モナWi-Fi:5000円、Chat WiFi:3980円)

SIMだけプラン
クーポンコード 割引後価格
chat-s-ore 2,980円/月

※国内専用大容量SIMだけプランの月額2,980円は300枚限定となります。300枚を超えたあとは3,380円になります。

この割引された月額2,980円というのは、期間限定のものではなく契約している間はずっと適用されます。期間限定価格ではありません。枚数限定ではありますが、月額2,980円で100GBが使えるというのはかなり、かなり強力です。DSDS対応の端末を持っていて、音声通話と別のSIMで運用することが無理でないのなら、かなり魅力的ではないでしょうか。


Chat WiFiについては、先日のレビューでも書いたようにサンプルとしてしばらくの間提供していただいたものです。私個人はそれほど大容量を使うことがないので気づかなかったので、ガルマックスさんの音声専用SIMと組み合わせるという使い方は目から鱗でした。

SIMが2枚入るというのは、回線を別にしておけば障害時などに役立つと思っていましたが、こんな使い方もあるんですね。音声のみ、または音声(待ち受け)主体のSIMの価値を見直すことができました。大容量を確保しておきたい方は、検討してみてください。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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