Xiaomi Hey+ レビュー:まるでカラーになったMi Band!でも今は中国以外では使えないので待つべし

Banggoodより、Xiaomiの新しいスマートバンド「Hey+」をレビュー用に提供していただきました。

Xiaomiのスマートバンドといえば今年Mi Band 3が出たばかりで新しいシリーズにしても早すぎる気もしますが、Hey+はどうやらクラウドファンディング発のもののようです。Xiaomiとしても実験的なものなのかもしれません。簡単にいえば、カラーディスプレイになったMi Band 3と感じました。

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ただ、結論から言うとこれはまだ中国以外では使いものにならないので、おとなしくせめて英語対応、というかMi Fit対応を待ったほうがいいです。現状では中国の電話番号を持ってないとまともに使うことができません。なので今回は主に外観の情報となります。

※追記:管理アプリにログインできるようになりました。

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開封の儀

箱。
Mi Band 3は中身が見える箱でしたが、Hey+は商品画像が印刷されたものです。

箱の裏側です。Chinese Versionなので基本的に中国語、時々英語です。

本体はバンドにセットされた状態で横向きに収納されています。こういうスマートバンドだと画面側が正面になるように置かれているのが多いので珍しいですね。

内容物は本体(+バンド)のほかにマニュアル(中国語)と充電用ケーブルだけです。

外観チェック

パッと見は普通のスマートバンドというか、Mi Band 3と似ています。

大きさもMi Band 3とほぼ同じですが、画面部分が平らです。なのでMi Band 3というよりはMi Band 2に近いかもしれません。

Mi Band 3と並べてみました。こうして比べるとよくわかりますね。ディスプレイの表示領域もわりとはっきりしています。

裏面にはhey+のロゴと心拍センサー、そして充電端子があります。ここがMi Band 3との大きな違いの1つです。

Hey+はバンドに装着したまま充電ができます。Mi Band 3は充電のたびにバンドから外さなければならなかったのでこれは大きいです。

専用ケーブルで挟み込むタイプです。ただあまりカチッとハマるものではないので、ちょっと不安があります。

腕につけてみるとこんな感じです。Mi Band 3と同じく有機ELのカラーディスプレイなので見やすいですね。むしろMi Band 3よりもくっきりしていて見やすく感じます。

比べるとわかりやすいでしょうか。

Hey+を使えるようにする

Hey+の画面をスワイプして画面をつけると、このようなQRコードが表示され、その下に(おそらく認証用の)コードが表示されます。このQRコードはHey+の管理アプリのダウンロードページに飛びます。

このページからダウンロードします。「安全下载」と書かれているものはダウンロード用のアプリマーケットのようなものからインストールするためのボタンです。その下の「普通下载」をタップすれば、直接apkファイルをダウンロードできます。

このアプリ、Xiaomiのmiアカウントでログインできます。ただ、その次の画面でSMS認証を求められます。この認証用のコードを送るためのSMS(電話番号)が、中国の番号(+86)しか選べません。

はい、詰みました。

Mi Homeから繋ぐ

Hey+の公式アプリから繋ぐことができなかったので、別のアプリとして『Mi Home』を使います。

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制作: Xiaomi Inc.
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ダウンロード

このアプリはXiaomiのスマート家電をまとめて管理するためのアプリです。スマートウォッチ系もこれを使って接続できます。とは言っても、デフォルトでは接続する選択肢にHey+は出てきません。

アプリの設定から、ロケール中国本土に変更します。これでHey+と接続できます。

アプリ内で現在の歩数や心拍数を確認できます。

これでHey+本体でもちゃんと表示され、使う事ができるようになりました。

…ただ、それだけ、です。

管理アプリのほうではあいかわらずログインできませんし、Mi Homeアプリの方でも今日の現時点での歩数くらいしか確認できません。過去のものをグラフ表示だとかそういう事ができません。

また、本体での表示も中国語のみですし、アプリで中国ロケールにしている影響で時刻も中国のもの(日本より1時間遅い)になります。

中国のSMSを受信できないか?

とりあえず管理アプリでのログインは、中国の電話番号でSMSを受信すればなんとかなりそうです。中国の電話番号のSMSを日本にいながら受信できる方法はないのか?と思って検索するといくつか出てきました。

中国 SMS」で検索すればいくつかそれっぽいのが出てきます。

それらを読むと、どうやらWeChatで中国のMVNO業者「易博通(eSender)」を追加すると中国の電話番号をゲットできるようです。(最初の数日は無料、その後課金すれば有効期限が伸びる形式)

一応電話番号はゲットできたようなのですが、けっきょくこれでSMSを受信しようとしてもうまくいきませんでした。なんでも実際に使う前に本人確認が必要だとか。検索して出てきたものは2018年6月くらいのものが多かったのですが、その後でこういうのが追加されたのかもしれません。

ちなみに、私は中国語まったくわかりませんが、Google翻訳アプリを使ったり、『Language Navi』というアプリを使うと、スマホの画面上の外国語を翻訳してくれます。アプリ上のテキストなど、コピペできないものを翻訳したいときは便利です。

まぁ、とりあえずここで諦めました。

※追記:管理アプリにログインできるようになりました。

Hey+でできること

けっきょくまともには使えてないのですが、とりあえずHey+本体だけでできることを紹介します。

NFC決済っぽい何か、アクティビティ、心拍数測定、MiHome。

天気、データ、設定、アラーム。

数据というのはデータで、歩数などを確認できます。設定ではバッテリー残量やバージョンを確認できます。

まとめ:今は待て

カラーディスプレイになって見やすくなっており、表面も平らなのでその辺りはいいのですが、タッチの反応などはMi Band 3に比べると劣ると感じます。ちなみに、Mi Band 3のバンドに装着することもできました。Mi Band 3をHey+のバンドに入れようとしてもダメでしたが。

なんにせよ中国の電話番号がないと管理アプリにログインできないというのは痛いです。とりあえず今はそれをなんとかしないとまともに使えません。普通の人が手を出すものではありません。

International versionもあるので、そのうち英語化されて中国以外のSMSでも認証できるようになる…といいのですが。今は買ってもどうしようもありません。もっと待ったほうがいいと思いますが、それでも早く試してみたい、英語版のアップデートを最速で試したい、という物好きな方は買ってみてください。

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本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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