読まれやすいプレスリリース・レビュー依頼
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ちょっと興味深い記事がありました。
私もこのサイトで極稀にプレスリリースやレビュー依頼をもらうことがありますし、お仕事のオクトバの方では毎日何十通もその手のメールを見ています。
この記事は「ニュースにしやすい」プレスリリースということなので、このサイトやオクトバとはまたぜんぜん違うのですが、私がこの数年で感じた「読まれやすい・使われやすい」プレスリリースやレビュー依頼について書いてみようと思います。
ダメな例
まず逆に「こんなプレスリリースはダメだ」というものをあげてみます。
■ 何のプレスリリースか分からない
◯◯ 担当者様
本日はプレスリリースをお願いしたくメールいたしました。
詳細については以下のURLよりファイルをダウンロードしてご覧ください。
http://sample.com/sample.zip
よろしくお願いします。
はい、URLは踏まずにそのまま次のメールに行きますね。
そんな、何のお知らせかもわからないものを、わざわざダウンロードしに行くのは面倒です。これだけでは何の興味もわかないですし、そのままスルーです。メールのタイトルでも中身が何かまったくわからないですし。
でも、こういうのけっこう多い。
■ 内容がPDFのみ
◯◯ 担当者様
▲▲社は本日新作アプリ、△△ドラゴンをリリースしました。
詳細については貼付のファイルをご覧ください。
よろしくお願いします。
これもたいていはスルーですね。そのリリースまでにもっと別のプレスリリースを送り続けてたとか話題になっていたアプリならいいですけど、いきなり聞いたこともないアプリのリリース情報を、それがどんなアプリなのかも書かずに送られても興味を持てません。
今回のネタ元の記事ではPDFで送れ、とありますが、そもそもPDFですら開くのが面倒です。暇な時間なら別ですが。
PDFを付けるのはいいんですが、できればメール本文にも同内容でも省略した形でもいいので、どんなプレスリリースなのか書いてほしいです。
■ 内容が長すぎる多すぎる
◯◯ 担当者様
▲▲社の誇る人気アプリ、△△ドラゴンは◯日、50万ダウンロードを達成しました。これを記念して、なんと18個の特別キャンペーンを実施いたします。ぜひともニュース記事としてお取り上げください。
以下キャンペーン詳細
…
よろしくお願いします。
多すぎると、コピペで済ませるにしても面倒で面倒で…。複数回に分けていいから、3つずつくらいの内容にしてくれよ、と…。ユーザー視点からはどうなのかわからないですけど。
画像が汚い小さいjpg画像
まぁ、ファイルを軽くしたかったんでしょう。でも、そんな小さくて(圧縮率高くて)汚い画像、使えないですよ…。大きすぎてもアレですけど、せめてノイズの目立たない画像にしてほしいです。
アプリのレビュー依頼なのにPlayストアのURLがない
え?そのアプリ名で検索しろってこと?なんで直接飛べないの?
公式サイトのURLはある?だったらストアのURLも付けてよ。
って、これiPhone版しかないアプリじゃん、うちはAndroidサイトなんだから、iPhoneでしか出していないアプリのレビュー依頼なんて出してくるなよ、うちのサイト見てないだろ?
…というのが、実際時々ありますね。
使いやすいプレスリリース・レビュー依頼のポイント
何を推したいのか、ハッキリしている
そのプレスリリース、例えば新製品なら、それのどこに特徴があるのか、どんな機能を推したいのか、そういう記事のポイントとなるものが書かれているとありがたいです。
あぁ、これについて書けばいいんだな、とわかるからです。これがぼやけるとどう書いたらいいか悩むし、悩むなら書かない、という選択肢も出てきます。
アプリの場合も同様で、どんなアプリなのか、ほかのアプリと違う点はどこなのか、そういうのが書いてあるといいですね。
キャッチコピーがある
何かしらの耳に残るフレーズがあると書きやすいです。
ただの「新作RPG」ではなく「心のドアを叩く、ノスタルジック・ハイファンタジーRPG」といったものです。あ、「新感覚」はもう全然新しくないので使わないほうがいいです。
元記事の方にも「コピペしやすいのがいい」というようなことが書かれていますが、そういう「使える」フレーズがあるとわかりやすいし書きやすいのです。
添付画像はそれなりに多く、縦横バリエーション欲しい
元記事では1~3点と書かれていますが、アプリのリリース情報等ならもう少し欲しいですね。また、縦画面操作のアプリだと参考画像が縦のものばかりになりがちですが、オクトバでは最初の画像は横長ですし、この辺はメディアによって違うので、どちらにも加工しやすいものや、縦横それぞれ用意していると使いやすいです。
また、画像はPDFと別にzip圧縮して貼付してほしいです。word貼り付けとか、面倒なので…。
少し先に行かないと見られないスクショがある
ゲームなどでは、それなりに先に進まないと強力な、そしてビジュアル的にも魅力的なキャラが手に入らないこともあります。そういった画面のスクショを添付してもらえると、記事も映えるのでありがたいです。
1つの記事にそんなに時間かけられるわけでもないので、ゲームアプリなどもプレイ時間は1時間とか長くても2時間とかです。たまに休日ずっとやって週明けに記事化、というのもありますが。
有料アプリの場合、apkを添付してくれる
有料アプリは、ハッキリ言ってクリック率も低いですし、記事を書くにしてもやはりダウンロードは躊躇してしまいます。そんな有料アプリを、apkで送ってくれれば、やっぱり嬉しくなっちゃいます。セコいね。
メールが定型文じゃない
リリースやレビュー依頼の文が定型文ではなく、何かしらサイトについて書かれていたり、以前書いた別のアプリについて書かれていたりすると、やっぱりちょっと嬉しいです。できればわくわくするような、ぜひ書きたい!と思うようなプレスリリースやレビュー依頼を受け取りたいです。
まとめ
こんなところですかね。実際はリリースを送ってくるタイミングなどもあるのですが、それはまた別のテクニック。
…こんなふうにプレスリリースを見ていると、なんか偉そうだなと思うかもしれませんが、私も人の子です。プレスリリースの送り方1つでやる気はだいぶ上下します。
そうそう、個人のアプリ開発者の方は、ここまで書いたことに気をつけつつ、かわいい女性っぽいの名前と写真のGメールアカウントでレビュー依頼を出すと、採用率上がるかもしれませんよ。
※今回の記事はあくまで「私の場合」です。プレスリリース・レビュー依頼を受け取る人によって受け取り方は変わるので、こうすれば絶対いい!というものではありません。その辺りは、よろしくお願いします。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。