KTOWさんから、オフィスチェアのPAX4を頂きました。様々な部分が柔軟に調節できるようになっている高機能なオフィスチェアです。今回は2ヶ月ほど実際に使用してみた感想を紹介します。
KTOW PAX4は約7.5万円(2025年11月時点)で、可動箇所と範囲が豊富なエルゴノミクスチェアです。座面はメッシュ素材でヘッドレストにフットレスト、ランバーサポートもあります。カラーはブラックとホワイトの2色で、今回はブラックを提供していただきました。
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KTOW PAX4のスペック
主な仕様(ここをタップで開閉します)
| 素材 | ||
|---|---|---|
| フレーム | PA+GF30% | |
| 張地 | フロッキング加工布+通気性メッシュ | |
| 構造体 | 強化ナイロン、スチール | |
| 支持部品 | アルミニウム合金 | |
| シリンダー | 4級 | |
| 寸法 | ||
| 全体の寸法 | 幅70 × 奥行71.5 × 高さ108〜141.5cm | |
| 座面高さ | 44.5〜53.4cm | |
| 座面 | 53×53cm 奥行調整範囲: 8cm | |
| アームレスト | 12 × 28cm 高さ調整範囲: 8cm 外側360°/内側270° | |
| ヘッドレスト | 40 × 21cm | |
| フットレスト | 38 × 23cm | |
| 脚 | 直径70cm | |
| キャスター | 直径6cm | |
| 耐荷重 | 約136kg | |
| 重量 | 約22.2kg | |
KTOW PAX4の外観
KTOW PAX4の外観は、ちょっと高級なデスクチェアといった趣です。
座面や背もたれなどはメッシュ素材となっており、通気性は抜群です。最初はメッシュ素材は硬そうだなと思っていたのですが、実際座ってみるとあまり気になりませんでした。暑くなければクッションを敷いてもいいとは思いますが、「メッシュ素材が硬そう」と敬遠する必要はないと思います。
こだわりだというのがこの脚部分。アルミダイカストで、ネジなどを使わないため剛性が高いのだそうです。
組み立て
今回は参考にするため、1人で組み立ててみました。箱に入った状態だと30kg程度あり、サイズも大きいためとても一人で持ち運べるような代物ではありません。そのため配送業者の方に玄関まで運んでいただき、玄関で箱を開封して部品ごとに組み立てる部屋に持っていったあと、そこで組み立てました。
組み立てはおおよそ30分程度かかりました。脚部にキャスターをはめ込むのが硬かったので、ある程度はめ込んだら、その後は座るときの重さで押し込んだりするなど、若干工夫したりしました。また、説明書のサイズが小さめなので、老眼ではない私でも見づらいと感じました。組み立て説明に文字はほとんどなく、イラストばかりなのですが、そのイラストが大きさからかちょっと潰れていたりしたのですよね…
公式サイトに組み立て動画があるので、説明書がよくわからない場合はこちらを見たほうが良いかもしれません。
色々動いて調節できる
KTOW PAX4はかなり調節できる場所が多いチェアになっています。まず、基本の調節として背もたれの角度、チェアの高さが調節可能。背もたれを倒すとオットマンも自動で角度が変わるようになっています。さらに、肘掛けの前後位置、角度、高さ、回転なども可能で、ヘッドレストの角度や高さも調節できます。ランバーサポート(腰の部分を支える部品)の硬さ(支持する強さ)、座面の前後位置も調節可能です。背もたれの高さ(上下位置)も調節できるなど、調節できない場所の方が少ないのではないかというくらい、調節可能な場所が用意されています。
アームレスト
アームレストは最も柔軟に調節ができる箇所です。画像のような向きの調節や、
アームレストの高さ、前後位置、土台の向きなどが調節でき、水平方向の向きに至っては360°回転できるほどです。
ランバーサポート
腰の部分を支えてくれるランバーサポートもついています。ランバーサポートは強さ(支持力)を後ろのダイヤルで調整できるようになっているのも良いですね。私はこれまでランバーサポートの無い(安い)椅子を使っていたのですが、猫背になりがちでした。この椅子で初めてランバーサポートを使い、ランバーサポートが無いから今まで猫背だったのか…とちょっと感動しました。
フットレスト
フットレスト付きのモデルでは、このようなフットレストがついてきます。使わないときは収納でき、リクライニングすると連動して角度が変わるようになっています。
脚のある方向に20cmくらい引き出すことができます。私の身体が大きすぎるのか、フットレストに脚を乗せるとちょっとしなるのが少し怖かったです。乗せたあと動かさなければそこからしなったりはしないので、別に壊れないとは思うのですが、心理的にはちょっとした怖さがありました。
ヘッドレスト
ヘッドレストもかなり柔軟に調整でき、角度や高さ、前後位置などが調整できます。
座面位置
座面の前後位置の調整もできます。座面の高さは日本人の体格に合わせて少し低めに調整されているようです。個人的には1番高い位置にしてちょうどいいくらいなので、もう少し高くできても良いのになーと思いました。
まとめ
KTOW PAX4を実際に使ってみて、良かった点とイマイチな点をまとめます。
- 調節できる場所が多い
 - フットレスト、ランバーサポート付き
 - しっかりしたつくり
 
- 調節後、固定できない
 - フットレストは若干頼りない
 
調節できる部分が多いので、使う人に合わせられるのは良いですね。特にアームレストとヘッドレストは非常に柔軟に調節できるので、合わない人のほうが少ないでしょう。全体的にしっかりとした作りで、壊れそうな感じもほぼしませんでした。
一方で、調節できる部分を固定することができないので、席を立つときにアームレストに当たって動いてしまうことが多いのはイマイチでした。構造・サイズ的に固定機能を追加するのは難しいとは思うのですが、欲を言えば固定機能が欲しかったところですね。
また、先述のようにフットレストはちょっと不安でした。金属の棒でチェア本体に固定されているので、壊そうとしなければ滅多に壊れないと思うのですが、しなりがあるのが不安を感じさせてしまっていました。…私の身体が無駄に大きいのでしょうか…
価格的には2025年11月時点のAmazon価格で75,000円ほどと、オフィスチェアとしては少し高い部類に入ります。以前は90,000円近くしたので、安価になってはいます。もっと高価なチェアもありますが、そういったチェアは軽く30~40万円するので、一般人が(普通より良い椅子に)手を出せる価格としては、このPAX4はちょうどいいのではないかと思います。
参考情報
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