
EarFun Air Pro 4i レビュー:コストカットしつつノイキャン性能に力を入れたAir Pro 4の派生型イヤホン
EarFunより、ノイズキャンセリング特化型のイヤホン「EarFun Air Pro 4i」をレビュー用に提供していただきました。
昨年発売され人気のEarFun Air Pro 4からいくつかの機能を省いてコストカットしノイズキャンセリング性能に特に力を入れたモデルになります。価格も一段階安くなって通常7,990円、セールやクーポンを使えばもっと安く購入できます。
2025年8月21日時点でのAmazonでの価格は7,990円ですが、25%オフ 5,993円で購入できるクーポンをいただきました。どうぞご利用ください。
クーポンコード:EARFUNIOD
利用期間: 2025年8月21日20時~2025年9月30日23時59分
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EarFun Air Pro 4iの概要

EarFun Air Pro 4iはEarFunのフラッグシップモデルEarFun Air Pro 4からいくつか機能を省きノイズキャンセリング性能に特に力を入れたモデルです。最大50dB低減という数字は変わりませんが、特に中低周波のノイズ除去機能が強化されており、より静かで集中しやすい音の空間を提供します。
11mm径チタンコーティング複合振動板ドライバーを搭載し、バランスの良い音を表現します。またマルチポイント接続や操作カスタマイズ。ワイヤレス充電などにも対応します。
■主な機能
ノイズ |
|
---|---|
外音取込モード | |
ワイヤレス充電 | |
着脱検知 | |
低遅延モード | |
マルチポイント接続 |
Google Fast Pair | |
---|---|
管理 |
|
防水 | IP55 |
Bluetooth |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
最大動作範囲 | 15m(障害物なし) |
対応コーデック | AAC, SBC, LDAC |
サイズ | (充電ケース)56 x 53 x 31.3mm |
重量 | 5g(イヤホン単体)、51.3g(ケース込み) |
バッテリー容量 | イヤホン:60mAh×2、充電ケース:520mAh |
最大再生時間 | LDACオフ — 最大9.5時間、充電ケース込み最大40時間 LDACオン — 最大6.5時間、充電ケース込み最大27時間 |
充電 |
1時間(イヤホン単体の場合); 2時間(USB-C経由の充電ケースの場合) 3.5時間(ワイヤレス充電器経由の充電ケースの場合) |
防水規格 | IP55 |
外観と付属品

内容物は本体(ケース)のほかにマニュアル類とUSBケーブル、イヤーピース(4種)です。

ケースの大きさは実測56 x 53 x 31.3mmで正方形に近いです。横幅がないせいか思ったよりも小さく感じます。重量はケースとイヤホン込みで実測56gでした。(スペック上は51.3g)

パカッと開けるとイヤホンが2つ並んでいます。EarFun Air Pro 4にあった光るギミックはありません。

耳に隠れる部分はプラスチッキーですが外から見える部分は非光沢になってて質感は悪くありません。ただ全体的になんとなくEarFun Air Pro 4よりも高級感は薄れてます。
上の方にちょっとしたポッチがあり、その部分がタッチコントロールで反応する部分です。

ノズルは楕円形です。イヤーピースを市販のものと交換する際は気をつけてください。
EarFun Air Pro 4iとEarFun Air Pro 4の違い

EarFun Air Pro 4iとEarFun Air Pro 4との主な違いは以下のとおりです。
EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 | |
---|---|---|
ドライバー | 11mm径チタンコーティング複合振動板ドライバー | 10mm複合フィルムムービングコイルドライバー |
対応コーデック | AAC, SBC, LDAC | aptX Lossless, aptX Adaptive, SBC, AAC, LDAC |
サイズ(ケース) | 56 x 53 x 31.3mm | 62.4 × 46.6 × 29.2 mm |
重量 | イヤホン単体:5g ケース込み:56g |
イヤホン単体:5.3g ケース込み:56g |
バッテリー容量 | イヤホン:60mAh×2 充電ケース:520mAh |
イヤホン:54mAh×2 充電ケース:600mAh |
防水規格 | IP55 | IPX5 |
着脱検知 | ||
3Dサウンド | ||
自動電源オフ | ||
価格 | 7,990円 | 9,990円 |
一番大きな違いは、EarFun Air Pro 4で対応していたaptX Lossless, aptX AdaptiveがEarFun Air Pro 4iでは非対応になったことです。あとは着脱検知や3Dサウンド、自動電源オフといった機能の有り無しです。
ノイズキャンセリング
EarFun Air Pro 4iは最大50dBの騒音を低減できるハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を持ちます。50dBという数値は前モデルのEarFun Air Pro 4と変わりませんが、中低周波ノイズの低減性能がさらに向上しています。
EarFunの説明によると、ノズルを楕円形に変更し、前方のフィードバックマイクを出音口のすぐ近くに配置。これにより、マイクが捉えるノイズは耳の鼓膜に届く音により近くなり、ノイズの検知と除去の精度がさらに向上しているとのこと。
また、筐体内部から外耳道までの空気圧を調整する通気孔(ベント)の設計を改良し、イヤホン内部の気圧バランスをさらに安定化し、装着時のパッシブノイズアイソレーション(物理的な遮音性)の一貫性を向上。耳の形や装着の深さに左右されにくく、密閉性と遮音性能が安定して保たれることで、ノイズキャンセリング性能もより理想的な効果に近づくよう最適化されているとのこと。
ノイキャンはアプリで「ディープ」「バランス」「AI適応型」「ウィンドカット」の4つのモードが用意されています。デフォルトは「ディープ」で、それだと強すぎる場合に別のを試すといいでしょう。「AI適応型」はAIが周囲の環境をリアルタイムで分析し、自動でノイズ低減の強さを調整してくれます。
実際に使ってみるとエアコンの音や雨音などはしっかりカットしてくれます。今回特に強化された中低周波のノイズというのはまさにエアコンや電車の音などでこのあたりがまったく消えてくれるので音に集中できますし、音楽を鳴らさずに無音状態で集中したい場面でも便利です。
EarFun Air Pro 4と比較してみると、たしかに4iのほうが消える音が多いように感じます。人の話し声などは変わらず聞こえてきますが、外から聞こえる車の走行音などは4iのほうがより小さくなります。ただ、よく聴き比べてわずかに…といったくらいなので、明らかに違いがあるわけではありませんね。
どの音もよく聴こえてバランスの良い音質

実際にスマホに接続して聞いてみると、EarFunらしくバランスの良い音でした。音の違いに敏感な方ではないのであまり細かいことは言えないのですが、変に低温が出しゃばるようなこともなく、聞いてて疲れない音だと感じます。
ただEarFun Air Pro 4で対応していたaptX Adaptiveは4iは対応していません。LDACには対応しています。なお、デュアルデバイス接続とLDACは両立できないのでアプリでどちらか選択することになります。
アプリで操作方法のカスタマイズなど
EarFun Audio
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制作: Earfun Technology (HK) Limited価格: 無料
EarFun Air Pro 4iは各種設定などをEarFunのイヤホン共通のアプリ『EarFun Audio』で行います。
各種モードのオンオフのほか、操作キーのカスタマイズやファームウェアアップデートもあります。一部機能はファームウェアアップデート後に利用可能になるので、購入したらまずアプリをチェックしましょう。
操作方法はカスタマイズ可
EarFun Air Pro 4iの操作はタッチセンサー式で、1回タップ、2回タップ、3回タップ、長押しで片耳ずつ機能が割り当てられています。この機能割当はアプリから自分でカスタマイズできます。
必要な機能は揃ってます。「無効」も割り当てられるので、1回タップにこれを割り当てておけば「軽く触れただけで誤動作」というのが減ります。
私の場合は音声アシスタントを使わないので右の長押しを「ゲームモード」に変更しました。動画を見るときなどに便利です。
2台の機器と接続可能
EarFun Air Pro 4iは「デュアルデバイス接続」に対応しており、2台の機器と同時に接続できます。
PCとスマホなどでどちらにもペアリングさせておき、家ではPC内の音楽を、外ではスマホ内の音楽を、とペアリングを切り替えることなく利用できます。接続するデバイスをアプリから切り替えも可能です。
EarFun Air Pro 4iの良かったところ・イマイチだったところ

EarFun Air Pro 4iを実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。
- バランスの良い音質
- 最大50dB低減、AI適応型もあるノイキャン
- ノイキャン・ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズ・デュアル接続・Google Fast Pair・Find Hub、みんな対応
- 音質や機能の割に安価
- aptXなどのコーデックには非対応
- 着脱検知なし
EarFunのイヤホンではもはや当たり前ですが、ノイキャン・ワイヤレス充電・防水・操作カスタマイズ・デュアル接続・Google Fast Pair・Find Hub(デバイスを探す)と、使い勝手の良くなる機能がだいたいぜんぶ入ってるのが良いです。ただAir Pro 4が対応してた装着検知には非対応です。
売りのノイズキャンセリングについても、しっかりと効きます。人の話し声までは消せませんが、エアコンの音などがすっかり消えるので、家の中で仕事や作業をしているときに集中するために使うのも良いです。むしろ今回半分くらいは音を出さずに耳栓代わりに使ってました…。(最初は自動電源オフが設定されてるので、耳栓的に使う場合はオフ推奨)
まとめ

「EarFun Air Pro 4i」を実際に使ってレビューしました。一部の機能を省きコストカットしつつノイズキャンセリング性能に特に力を入れたイヤホンです。
EarFunのイヤホンはAir Pro 4で完成したかと思っていたのですが、そこからこういった派生型を安価に出してくれるのは嬉しいですね。使い勝手の良さやバランスの良い音などEarFunらしさは共通なので、そこから自分に必要なものを判断して選べます。
評判の良いEarFunは気になってたけどイヤホンに1万円近くまで出すのは少し躊躇する、という人にはぜひ試してみてほしいですね。ちゃんと満足できると思いますよ。
2025年8月21日時点でのAmazonでの価格は7,990円ですが、25%オフ 5,993円で購入できるクーポンをいただきました。どうぞご利用ください。
クーポンコード:EARFUNIOD
利用期間: 2025年8月21日20時~2025年9月30日23時59分
参考情報
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。