
趣味ランナー視点でスマートウォッチのトレーニング向け画面を比較【Huaweiヘルスケア編】
2025年は年間1000km走ることを目標にし、月替りで様々なスマートウォッチを試しています。スマートウォッチのメーカーごとに違うアプリを試して比較し、自分に合うスマートウォッチ(の管理アプリ・メーカー)はどれなのか、見極めたいという企画です。
2025年6月はHuaweiの「HUAWEI Band 10」を身に着けて走りました。管理アプリは『Huaweiヘルスケア』です。
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走る人の経歴
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この記事を書いてるorefolderは46歳のおっさん。若い頃はオリエンテーリングを主戦場にそれなりにトレーニングしていたものの、ここ5年以上はサボりがちで趣味ランナーとも言えないくらいに衰えています。
自己ベストはトレイルランニングではハセツネCUPが13時間15分くらい、フルマラソンは4時間15分くらいです。
サボらずにトレーニングするための理由付けとして、今回の企画を考えました。2025年の年間目標は走行距離1000kmです。目標としてはかなり低いのですが、2024年はほぼトレーニングしてなかったので、いきなり100km走れるわけもなく。怪我に気をつけながら少しずつ増やしていこうと思っています。
できれば年末辺りにフルマラソンを完走できるようにしたいですね。
Huaweiヘルスケア
2025年6月は「HUAWEI Band 10」を身に着けて走りました。管理アプリは『Huaweiヘルスケア』です。
HUAWEI Band 10のアプリはGoogle Playストアにはありません。HUAWEIのストアからダウンロードする必要があります。ここはちょっと面倒なところですね。
ホーム画面
ホーム画面は最上部にムーブ(kcal)・エクササイズ(分)・スタンドの数値とグラフが表示され、その下にカードが複数並びます。このカードは並び替えや表示項目の取捨選択が可能です。表示できる項目は運動記録、Health Clovers、心機能、体重、睡眠、情緒、血中酸素、Health Glance、活動リング、血圧、皮膚温、生理周期カレンダー、です。
全体的な画面は見やすくわかりやすくできています。
歩数などは1日の詳細のほか、週、月、年でグラフ表示できます。7日間は日曜始まりの7日間です。睡眠に関してはかなり細かくデータと解説が表示されます。
ランニングの記録(概要)
ランニングの記録はホームから「運動記録」のカードをタップすると確認できます。まず「すべて」の期間のまとめと直近の運動がリストで並び、「ランニング」などの種目を選ぶとトレーニング指数などの評価も表示されます。
カレンダー表示はありませんが、棒グラフで表示された月まとめは見やすいです。合計の時間や平均ペースも表示してくれるのがいいですね。

ランニングの記録(個別詳細)
個別の詳細では距離や走ったルート、ペース、心拍数等のチャート、詳細データがタブで切り替え表示されます。
なお、私が気づくのがかなり遅れてしまったのですが、GPS機能のないHUAWEI Band 10の場合はバンドから運動記録を開始するとルートが記録されません。アプリからスタートさせると記録されます。GPS機能のある上位のスマートウォッチならおそらくそのままルートも記録されると思うのですが…。
また、バンドから運動記録を開始すると距離に関してもGPSのないバンド側で計算するようで、スマホや他のGPS時計での距離と大きく差が出ました。今回の記事の対象はあくまでHuaweiヘルスケアのアプリの方なのですが、それを試すために使ったHUAWEI Band 10は運動記録には向いてないと評価しました。
チャートのタブでは心拍数、回復心拍数(運動後2分間の心拍数)、ペース、ケイデンスが表示されます。
トレーニング記録をSNSに投稿
共有ボタンから、走った距離やルートを画像化してSNSなどに共有できます。アプリでの詳細表示をそのまま画像にしたようなものと、いい感じにまとめた画像と2種類あり、背景画像やスタンプも選べます。
個別のトレーニングのほか、週・月のトレーニングまとめの画面も画像化して共有できます。
データをGPXファイルでエクスポート
ランニングのデータはルートが記録されていればエクスポートできます。対応する形式はGPX / TCX / KMLの3形式。エクスポートしておけば、それをインポートできるほかのトレーニングアプリなどでも利用できます。
逆に、GPXファイルでランニングの記録をHuaweiヘルスケアにインポートすることはできません。
データの手動は可、編集は不可
何らかの事情によりアプリで記録が取れなかった場合に、あとから手動で記録をつけることもできます。ただし、そのデータをあとから編集することはできません。
Huaweiヘルスケアの良かったところ・イマイチなところ
Huaweiヘルスケアを使ってみて感じた良かったところとイマイチなところをまとめます。
- 表示は見やすい
- データが細かい
- GPXファイルでエクスポートも可能
- 他の時計からデータをインポートできない
- 表示はスマホアプリのみ
- ウェブ記事のような情報がたくさん
PC(Web)での表示がないのは残念ですが、スポーツウォッチから派生したスマートウォッチでもなければこのあたりはないのが普通です。
月単位や週単位でのグラフやまとめは悪くないです。個別表示がタブで表示わけされているのは好みが分かれそうです。個人的には1ページにまとめてくれたほうが良かったかな。
データはGPXファイル等でエクスポートできるので、ほかの時計やアプリに移る場合でも安心です。逆にインポートすることができないのは少し残念ですね。
アプリ内では、自分の記録やデータだけでなく、様々なお役立ちコンテンツがあるのですが、個人的には広告のようにちょっとウザいくらいに感じてしまいました。自分の記録だけを表示するアプリというよりは、ランニングやワークアウト等の総合サイト内のサービスを使ってるような印象です。ちょっとこのあたりは好みが分かれるのではないでしょうか。
まとめ
アプリとして全体的に悪くはないのですが、うーん、悪くはないけど、変に余計な情報があって自分に集中できないような印象があります。また、GPS機能のないバンドだと(連携したスマホを持ち歩いても)ルートが記録されないというのは致命的でした。まぁこれはGPS機能のついた時計を使えば良いのですが…。
また、これは自分自身では確認できてないのですが、複数のスマートウォッチをHuaweiヘルスケアに接続すると、現在装着しているスマートウォッチを自動で判別・記録してくれるそうです。なので、普段はHUAWEI Band 10を装着して、運動時はHUAWEI WATCHを装着するという運用もできます。歩数などはアプリ内で自動的に統合されるとのこと。
2025年6月の走行距離と時間

HUAWEI Band 10での距離がアテにならないので、同時に使用していたGarminの時計での数値です。
ランニング回数…12回
走行距離…74.67km
タイム…7:19:54
年間1000kmまで あと591.84km
残り6ヶ月で約600kmになりました。このまま月100kmペースで行けば、ちょうど1000kmになりそうですね。
次回予告

2025年7月はPolarの「Polar Pacer Pro」で記録を取っていこう…と思ったのですが…。ちょっとアプリのUIが使いにくすぎて、すぐに嫌になってきました…。また、ちょっと左足の親指あたりに痛み?違和感?があるので、どうせならもう休息にしてしまおうと判断して、7月中旬から走るのを止めています。数回はPolar Pacer Proで走ったので、一応それをもとに記事にはする予定ですが…。
8月以降用として、Pixel Watch 3を購入しました。Fitbitですね。足がしっかり治ったら、こちらを装着して走ろうと思います。そのあとはCOROSあたりを使ってみて、スポーツウォッチ系とスマートウォッチ系を交互にできればいいな、と考えてます。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。