Anker Nano Charger (130W, 6 Ports) レビュー:これ1台で全部まかなえるスリムなUSB充電器

Ankerから、厚さ19mmのスリムなUSB充電器「Anker Nano Charger (130W, 6 Ports)」が発売されました。発売日は2025年6月11日(水)で、本体価格は7,990円です。

USB-Cポート×4、USB-Aポート×2の合計6ポートを搭載し、合計最大130W出力(単ポート最大100W)に対応。

ノートPCやタブレット、スマホなど様々なデバイスの充電を一箇所に集約できます。

良いところ
  • 合計最大130W、単ポート最大100W出力に対応
  • 6台のデバイスを同時に充電可能
  • 小型の充電器よりも発熱しづらい
  • 電源ケーブルがしなやかで絡まりづらい
イマイチなところ
  • 従来モデルから大型化・重くなった
  • 本体表面のライトが消せない
  • 充電ケーブルが付属しない
  • ケーブルが3方向から伸びて見栄えがイマイチ

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Anker Nano Charger (130W, 6 Ports)の概要


Anker Nano Charger (130W, 6 Ports)は、合計最大130W(単ポート最大100W)出力に対応したUSB充電器です。

USB-C×4、USB-A×2のポートがあり、合計6台のデバイスを同時に充電できます。

  • 厚さ19mmのスリムな形状
  • 合計最大130Wの出力に対応
  • USB-C×4、USB-A×2で、最大6台の機器を充電可能
  • 本体とケーブルを収納できる専用ポーチが付属

スペック

型番 A2155N11 (ブラック) / A2155N21 (ホワイト)
サイズ 約100×100×19mm
重量 本体:318g
ケーブル:113g
本体+ケーブル+ポーチ:470g
入力 100-240V~, 2.0A, 50-60Hz
出力 USB-Cポート1: 最大100W (5V=/3A, 9V=3A, 15V=3A, 20V=5A)
USB-Cポート2: 最大65W (5V=3A, 9V=3A, 15V=3A, 20V=3.25A)
USB-Cポート3/4: 最大20W (5V=3A, 9V=2.22A)
USB-Aポート1/2: 最大12W (5V=2.4A)
出力合計 130W
パッケージ内容 Anker Nano Charger (130W, 6 Ports)
電源コード(1.5m)
結束バンド
収納ポーチ
取扱説明書
製品保証 18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後)

Anker PowerPort Atom III 65W Slimとの違い

従来の「Anker PowerPort Atom III 65W Slim」と性能を比較してみました。

Anker Nano Charger (130W, 6 Ports) Anker PowerPort Atom III 65W Slim
イメージ
型番 A2155N11 (ブラック) / A2155N21 (ホワイト) A2046513 (ブラック)
サイズ 約100×100×19mm 約88×86×18mm
重量 本体:約318g
ケーブル:約113g
本体+ケーブル+ポーチ:約470g
本体:約162g
ケーブル:約77g
本体+ケーブル:約239g
入力 100-240V~, 2.0A, 50-60Hz 100-240V~, 2.0A, 50-60Hz
出力 USB-Cポート1: 最大100W (5V=/3A, 9V=3A, 15V=3A, 20V=5A)
USB-Cポート2: 最大65W (5V=3A, 9V=3A, 15V=3A, 20V=3.25A)
USB-Cポート3/4: 最大20W (5V=3A, 9V=2.22A)
USB-Aポート1/2: 最大12W (5V=2.4A)
USB-Cポート1:最大45W(5V3A, 9V3A, 15V3A, 20V2.25A , PPS: 3.3V-21.0V=2.15A)
USB-Cポート2:最大20W(5V=3A, 9V=2.22A, PPS: 3.3V-11.0V=1.81A)
USB-Aポート1/2:最大12W、合計最大15W(5V=3A)
出力合計 130W 65W
パッケージ内容 Anker Nano Charger (130W, 6 Ports)
電源コード(約1.5m)
結束バンド
収納ポーチ
取扱説明書
Anker PowerPort Atom III 65W Slim
電源ケーブル(約1.5m)
結束バンド
両面テープ
取扱説明書
製品保証 18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) 18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後)

従来モデルと比べて、合計最大出力は65W→130Wと2倍にアップ、ポート数もUSB-Cが2つ→4つに増えています。

これだけ出力とポート数に余裕があれば、多くの人は1台に充電器を集約できそうです。

出力とポート数が増えたことで、本体サイズは一回り大きく、重量は2倍に重くなっています。

従来モデルでは、表面に両面テープを貼り付けてデスク裏に固定する方法が使えましたが、新モデルでは本体の重さで剥がれやすくなります。

外観・付属品


本体の写真や簡易的な仕様が書かれたパッケージに入っています。

パッケージ内容は、本体、電源コード(約1.5m)、結束バンド、収納ポーチ、取扱説明書。

説明書は日本語に対応しています。

こちらが本体。表面はサラッとしたマットな質感で、中央には「Anker」のロゴが刻印されています。

本体サイズは約100×100×19mm。前モデルから本体サイズが一回り大きくなったとはいえ、130Wの高出力に対応している充電器にしてはコンパクト。

スリムな形状でガジェットポーチの隙間に入れやすい形状です。

裏面にはゴム足が4つ付いており、卓上に置いて使うことが想定されています。中央に製品仕様や認証情報も記載されていました。

下部にはUSB-Cポートが4つ、右側面にUSB-Aポートが2つの合計6ポートを搭載。

合計最大出力は130Wまで、単ポートなら最大100Wまで対応しています。

上部には電源ケーブルを接続するコネクタ。左側面には何もありません。


電源ケーブルは1.5mと長めで、やや太めのケーブルが使われています。強く曲げるとクセは付きますが、しなやかで取り回しやすい方だと思います。


付属のポーチに本体と電源ケーブルをまとめて収納可能。旅行や出張などで持ち運んで使用するのにも便利です。


本体の重量は実測値で318g、ケーブルは結束バンド付きで113gでした。見た目よりも重たく感じます。


付属のポーチ単体は39g、本体とケーブル込みだと470gになります。

使い勝手

1.5mのケーブルの長さが絶妙

電源ケーブルの長さは1.5m。コンセントから少し離れた場所でも届きやすく、デスクに据え置きで使用する際もちょうどいい長さでした。

本体に電源ケーブルを接続すると、通電ランプが点灯します。かなり控えめな明るさで、暗い場所でも眩しくありません。

各ポートの出力

各ポートの出力パターンは下記の通りです。利用する組み合わせによって出力が変化しますが、USB-Cポートは左に行くほど高出力になります。

1ポート利用時(最大100W)

C1 C2 C3 C4 A1 A2 合計
C1単体 100W 100W
C2単体 65W 65W
C3単体 20W 20W
C4単体 20W 20W
A1単体 12W 12W
A1単体 12W 12W

2ポート利用時(合計最大130W)

C1 C2 C3 C4 A1 A2 合計
C1+C2 65W 65W 130W
C1+C3 100W 20W 120W
C1+C4 100W 20W 120W
C2+C3 65W 20W 85W
C2+C4 65W 20W 85W
C1+A1 100W 12W 112W
C1+A2 100W 12W 112W
C2+A1 65W 12W 77W
C2+A2 65W 12W 77W
C3+C4 20W 20W 40W
C3+A1 20W 12W 32W
C3+A2 20W 12W 32W
C4+A1 20W 12W 32W
C4+A2 20W 12W 32W
A1+A2 12W 12W 24W

3ポート利用時(合計最大130W)

C1 C2 C3 C4 A1 A2 合計
C1+C2+C3 65W 45W 20W 130W
C1+C2+C4 65W 45W 20W 130W
C1+C3+C4 90W 20W 20W 130W
C2+C3+C4 65W 20W 20W 105W
C1+C2+A1 65W 45W 12W 122W
C1+C2+A2 65W 45W 12W 122W
C2+C3+A1 65W 20W 12W 97W
C2+C3+A2 65W 20W 12W 97W
C2+C4+A1 65W 20W 12W 97W
C2+C4+A2 65W 20W 12W 97W
C1+C3+A1 90W 20W 12W 122W
C1+C3+A2 90W 20W 12W 122W
C1+C4+A1 90W 20W 12W 122W
C1+C4+A2 90W 20W 12W 122W
C3+C4+A1 20W 20W 12W 52W
C3+C4+A2 20W 20W 12W 52W
C3+A1+A2 20W 12W 12W 44W
C4+A1+A2 20W 12W 12W 44W
C1+A1+A2 100W 12W 12W 124W
C2+A1+A2 65W 12W 12W 89W

4ポート利用時(合計最大127W)

C1 C2 C3 C4 A1 A2 合計
C1+C2+C3+C4 65W 20W 20W 20W 125W
C1+C2+C3+A1 65W 30W 20W 12W 127W
C1+C2+C3+A2 65W 30W 20W 12W 127W
C1+C2+C4+A1 65W 30W 20W 12W 127W
C1+C2+C4+A2 65W 30W 20W 12W 127w
C2+C3+C4+A1 65W 20W 20W 12W 117W
C2+C3+C4+A2 65W 20W 20W 12W 117W
C1+C2+A1+A2 65W 45W 7.5W 7.5W 125W
C1+C3+A1+A2 65W 20W 12W 12W 109W
C1+C4+A1+A2 65W 20W 12W 12w 109W
C2+C3+A1+A2 65W 20W 12W 12W 109W
C2+C4+A1+A2 65W 20W 12W 12W 109W
C3+C4+A1+A2 20W 20W 12W 12W 64W

5ポート利用時(合計最大129W)

C1 C2 C3 C4 A1 A2 合計
C1+C2+C3+C4+A1 45W 30W 20W 20W 12W 127W
C1+C2+C3+C4+A2 45W 30w 20W 20w 12W 127W
C1+C3+C4+A1+A2 65W 20W 20W 12W 12W 129W
C2+C3+C4+A1+A2 65w 20W 20W 12W 12W 129W
C1+C2+C3+A1+A2 65W 20W 20W 12W 12W 129W
C1+C2+C4+A1+A2 65W 20W 20W 12W 12w 129W

6ポート利用時(合計最大129W)

C1 C2 C3 C4 A1 A2 合計
C1+C2+C3+C4+A1+A2 45W 20W 20W 20W 12W 12W 129W

実際に充電してみた

Anker Nano Charger (130W, 6 Ports)を使って、手持ちのデバイスの充電を試してみました。

まずはノートPCとスマホの組み合わせから。M2 MacBook Airは43W、AndroidスマホのXiaomi 14 Ultraは25W前後で充電できています。

ノートPCを2台同時に接続すると、各ポート最大65W(合計130W)で出力されます。

2台のノートPCを持ち歩く人はそう多くはないと思いますが、家族や友人と一緒に使う場合はどちらも同時に充電できます。

実際に試したところ、負荷が掛かった状態のみ最大出力されるようでした。ブラウジングや文書作成など軽めの作業では、30W〜50W前後で推移しています。

さらにAndroidのスマホ(Xiaomi 14 Ultra)を追加したところ、スマホは15W前後で充電されていました。

USB-Aは各ポート最大12Wと控えめ。ワイヤレスイヤホンやハンディファンなど、あまりパワーを必要としない機器に使用すると良いでしょう。

ノートPCが2台、スマホが3台、ワイヤレスイヤホンの合計6つの機器を同時に充電できました。

ケーブルが3方向に伸びるので、きちんと配線整理をしないと机の上がゴチャゴチャになります。

一度に多数のデバイスを充電すると、本体がほんのり温かくなります。小型の充電器と比べて排熱性能も良く、満充電まで問題なく動作しました。

まとめ:充電するデバイスが増えた人にピッタリの充電器

Anker Nano Charger (130W, 6 Ports)は、前モデルのスリムな形状をそのままに、出力やポート数が増えてより使いやすく進化しました。

USB-Cポートが4つ、USB-Aポートが2つ備わっていて、合計6台のデバイスを同時に充電できます。合計最大130Wまで対応しているため、複数ポートを同時に使用してもノートPCの充電に使えます。

本製品があればデバイスごとに充電器を用意する必要がなくなり、旅行や出張時の荷物を減らせます。多くのガジェットを持ち運んでいて、ポート数が足りないと感じている方にぴったりの充電器です。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

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とくめい
沖縄在住の(自称)かわいい鹿。スマートフォンや格安SIMなどのガジェット、生活を豊かにする便利なモノ、LCCや高速バスを活用した激安旅行などに興味があります。メディアへの寄稿や個人ブログ「Creator Clip」にて好き勝手発信しています。
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