
TECLASTより、8.7インチのコンパクトなタブレット「TECLAST T50 Mini」をレビュー用に提供していただきました。
TECLAST T50 Miniは画面サイズ8.7インチでリフレッシュレート120Hzに対応し、SoCはHelio G99でRAMは8GB、バッテリーは5100mAhを搭載した、性能的にもしっかりと使えるタブレットです。画面解像度がHD+など若干のマイナスポイントはあるものの、クーポン込みで約1.6万円という価格が帳消しにしてくれます。
5月23日までの期間限定で初売り価格15,900円で購入できます。
※隠れクーポンがあり、支払い画面に進むと最終価格になります。
期間:2025年5月19日(月)19:00-5月23日(金)23:59
目次(見たいところからチェック!)
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
概要とスペック

TECLAST T50 MiniはSoCにHelio G99を搭載し、8GBのRAM(+12GB拡張)と128GBのストレージ(+1TBまでのMicroSDカード)、5100mAhのバッテリーを搭載したAndroid 15タブレットです。ディスプレイは8.7インチでリフレッシュレートは最大120Hzに対応します。
ディスプレイは8.7インチで、端末自体のサイズは212.8 × 128.8 × 8.2mmとコンパクトです。これぐらいのサイズが電子書籍を読んだりゲームをするのにちょうどよかったりします。ただ解像度が1340×800なので少し荒く感じてしまうかもしれません。
また、SIMカードが入って4G LTEにも対応しているので、外で使うこともできるというのは便利です。
OS | Android 15 |
---|---|
CPU | Helio G99 |
RAM | 8GB (+12GB拡張) |
ストレージ | 128GB |
外部メモリ | microSDXC (最大1TBまで) |
ディスプレイ | 8.7インチ 1340×800 (HD+) |
リアカメラ | 13MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 5100mAh |
サイズ | 約212.8 × 128.8 × 8.2mm |
重量 | 約368g |
生体認証 | 顔認証 |
SIM | nanoSIM×2 |
対応バンド | 4G LTE(TDD):B34/38/39/40/41 (FDD):B1/3/5/7/8/20 |
外観

ディスプレイは約8.7インチで、フロントカメラが短編にある、縦向きメインのタブレットです。ベゼルは上下11mm左右6mmくらいです。

背面はメタル調でサラサラしています。技適マークなどはシールで貼られています。

カメラは13MPです。性能はともかく、出っ張りが小さいのは好印象です。

右側面の上端に電源ボタンと音量ボタン。下端にSIMスロット。
上側面には何もなく、下側面にスピーカーとUSBポートがあります。

左側面には何もありません。

SIMトレイにはnanoSIMが2枚入ります。片方はMicroSDカードと排他仕様になります。

横幅128.8mmということもあり、片手で掴むことも可能です。重量は実測で362gでした。普段使っているFPad7が8.4インチで385gなので、それより若干軽く感じます。とはいえさすがに長時間片手で持ちたくはありませんが。
8インチクラスのタブレットは、動画はともかく、電子書籍なら単ページを大きく表示できて読みやすいのが良いです。持ち運びも気軽なので、個人的にはこれくらいのサイズがベストです。
パフォーマンス
ベンチマーク
各種ベンチマークアプリで確認しました。
各種ベンチマークの結果は、AnTuTu Benchmark(v10.4.6)が393,439点、Geekbench 6のCPUがシングルで704点、マルチで1,860点、3DmarkはWild Life Extremeで341点、Wild Lifeが1,220点、PCMarkのWork 3.0 performanceは9,758点でした。
似た点数のほかの端末と比べると以下の通り。
SoC | Antutu | Geekbench | 3DMark | PCMark | ||
---|---|---|---|---|---|---|
RAM | Single | Multi | ||||
Headwolf FPad7 | Dimensity 7050 8GB |
533794 | 957 | 2475 | 617 | 10131 |
OPPO Pad Neo | Helio G99 6GB |
421485 | 712 | 1849 | 370 | 8125 |
TECLAST T50 Mini | Helio G99 8GB |
393439 | 704 | 1860 | 341 | 9758 |
Headwolf FPad5 | Helio G99 8GB |
390120 | 726 | 2019 | 343 | 8104 |
Teclast P50Ai | Allwinner A733 6GB |
315122 | 620 | 1457 | 124 | 7586 |
- 3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。
Helio G99を搭載したタブレットは数多くあり、AnTuTuのスコアはそれらと殆ど変わらずだいたい40万点です。Geekbenchや3Dmarkの値を見てもそう変わりませんが、PCMarkの値だけは少しだけ上のようです。どれも、これくらいのスコアがあれば普通の操作は問題なく、ただゲーム等の負荷が高い作業では心もとない、といったところです。
操作感
実際にタブレットとして使ってみると、スムーズに動いてくれます。タップやページのスクロールで鈍さを感じることはありません。電子書籍や動画を見る程度であれば問題なく、快適に読んだり見たりできます。

最近はまってる『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』をプレイしてみたところ、フレームレートは「普通」、表示品質設定は「軽量」でした。バトル演出などで多少のガタガタ感はあるものの、ゲームとしては普通に遊べます。
ゲームは設定次第、動画視聴や電子書籍なら問題なく快適、といったところでしょうか。
ディスプレイ

TECLAST T50 Miniのディスプレイは8.7インチで解像度は1340×800、アスペクト比は16:10…とのことですが、実際に計算すると16:9.5くらいなので、ほかの16:10の端末に比べると若干細長く感じます。実際の縦横の長さは長辺が約18.9cm、短辺が約11.3cmです。だいたいB6サイズ(182mm×128mm)を少し細長くしたくらいですね。なお、最初から保護シートが貼られています。

電子書籍を読むときは、横向きで見開き表示でもマンガ等なら読めますし(字の小さな雑誌は厳しい)、縦向きで1ページ表示ならいい感じに迫力を感じられます。個人的にはタブレットで漫画を読むのなら8インチクラスが最適だと思っています。
解像度がHDしかないので、やはり粗さが気になります。漫画のセリフ内の文字も、見開き表示で小さくなると若干読みにくいですね。

画面の色合いがデフォルトだと若干赤く感じたのですが、ディスプレイ設定から色合いを調整できます。暖かい・標準・涼しいの3つだけでなく、スライダーで15段階の調整が可能です。
リフレッシュレートは120Hzに対応します。この価格帯で90Hzではなく120Hzまで対応するのは良いですね。
このほか、明るさの自動調整にも対応しています。(激安系のタブレットだと対応してないこともあります。)
Widevine

WidevineのセキュリティレベルはL1です。なので各種動画アプリで高画質再生が可能です。最近のこの手のタブレットは当たり前のようにL1ですね。
システム
TECLAST T50 Miniはカスタマイズ少なめで余計なアプリも(Google系以外は)ほとんど入ってません。設定画面は縦向きでも横向きでも2列表示です。素のAndroidで日本語化されてる部分は大丈夫ですが、独自部分は英語で表記されるものも多くあります。

通知領域は横向きにするとクイック設定パネルと通知で左右に分かれたレイアウトになってます。
OSは2025年5月時点でAndroid 15です。セキュリティパッチレベルは2025年3月5日。
バッテリー
バッテリーは5100mAhです。タブレットとしては若干少なめかもしれませんが、8インチクラスならこんなものでしょう。
輝度を100-105ルクスに調整し、『PCMark』のバッテリーテストを行ったところ、100%→20%まで14時間56分でした。10時間を超えると「だいたい普通」くらいなので、バッテリー持ちはかなり良いですね。やはり画面が8.7インチで解像度がHD+しかないというのが効いてるのでしょう。
バッテリー容量 | PCMark | |
---|---|---|
Headwolf FPad7 | 6,500mAh | 10h 31min |
OPPO Pad Neo | 8,000mAh | 12h 00min |
TECLAST T50 Mini | 5,100mAh | 14h 56min |
Headwolf FPad5 | 5,500mAh | 9h 17min |
Teclast P50Ai | 7,000mAh | 9h 21min |

充電はスペックには「Type-C充電」としか書かれておらず、何Wまで対応していのか正確なところはわかりません。手元のチェッカーでは10Wは超えていて、タブレットの画面には急速充電中とも表示されているので、おそらく10W~18W充電と思われます。
TECLAST T50 Miniの良かったところイマイチなところ
- 8.7インチのコンパクトなタブレット
- Helio G99搭載で十分な性能
- バッテリー持ちが良い
- クーポン込みで2万円を切る安価
- HD+解像度は少し粗いかも
- Helio G99、今は十分だけど将来はどうだろうか?
- スピーカーは片面だけ
クーポン等を使えば2万円を大きく切る価格で購入できるという安価なタブレットですが、Android 15でHelio G99搭載、リフレッシュレートは120Hzという十分な性能を持っている、コストパフォーマンスの良いタブレットです。
HD解像度なのが残念ですが、その分バッテリーの持ちも良いので、これはどちらに重きを置くのかで意見は変わりそうです。
気軽に電子書籍を読むのにはピッタリです。解像度が低いのでできれば文字が大きいか拡大できるものが望ましいですが。動画も悪くありませんが、横持ちにするとスピーカーが片側に寄ってしまうので、そこは難点です。
まとめ

TECLAST T50 Miniは8.7インチのコンパクトサイズながらHelio G99を搭載してしっかりと使えるタブレットです。Helio G99は搭載端末が多くて実績もあるのですが、正直いえばそろそろもう一つ上の性能が求められてくると思うので長くメインで使うのは難しい気がします。とはいえ、Helio G99搭載端末が2万円、クーポン使えば1.6万円という安さは魅力的です。
コンパクトな8インチクラスでまともに動くタブレットをなるべく安価に購入したい、という人にはちょうどいいタブレットだと思います。
5月23日までの期間限定で初売り価格15,900円で購入できます。
※隠れクーポンがあり、支払い画面に進むと最終価格になります。
期間:2025年5月19日(月)19:00-5月23日(金)23:59
参考情報
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。