SwitchBot 顔認証パッド:近づくだけで解錠!これはもう鍵の存在を忘れてしまいそう

SWITCHBOTより、スマートロックシリーズと連携して顔認証で解錠できるようになる「SwitchBot 顔認証パッド」をレビュー用に提供していただきました。

SwitchBotのスマートロックシリーズはアプリからの解錠だけでなく、後付けのパッドを設置することで解錠方法を増やせます。SwitchBot 顔認証パッドを使えばこれまでのパスコード・指紋・NFCカード・交通系ICカードに加え、顔認証でも解錠できます。

ドアの前で何かを用意したり手を伸ばすことすらなく、近づくだけで解錠できるので、もう自分にだけ鍵が存在しないかのようです。

SwitchBot 顔認証パッドの価格は16,980円です。2025年5月23日時点ではセール価格となっており14,433円です。さらに5%オフ割引コードをいただきました。どうぞご利用ください。

割引コード:LOCK25170
対象製品:ロックUltra、顔認証パッド、ロックUltra 指紋認証セット、ロックUltra 顔認証セット
適用店舗:Amazon店舗、公式サイト
有効期限:2025年5月23日(金)~6月2日(月)


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SwitchBot 顔認証パッドの概要

SwitchBot 顔認証パッドは、スマートロックシリーズと連携して顔認証で解錠できるようになるオプション品です。ロック Ultraをはじめ、SwitchBot全ロック製品と連携できます。

3D顔認証システムを採用し、「ドットプロジェクター」から約3万個の赤外線ビームを放射して、顔の形状をミリ単位で立体的に捉え、顔を軽くスキャンするだけで、ドアロックが解錠されます。

なお、顔認証だけでなくパスコードや指紋認証、交通系ICカードでの解錠にも対応します。

主な仕様 (ここをタップで開閉します)
本体寸法 131x65x30mm
本体重量 205g
通信方式 Bluetooth Low Energy
保護等級 IP65
動作環境湿度 10%~90%
動作環境温度 -20℃~45℃
材料 PC、UV耐性
電源 5V=2A

実践:近づくだけで解錠

顔認証パッドはドアの外側に貼り付けます。ドアそのものに貼り付ける必要はありませんが、私はドアノブの少し上に設置しました。

実際にドアに近づいてセンサーが反応し、解錠されるまでを動画で撮影しました。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ドアの前に立つと同時くらいに白いランプが付き(モーション検知)、緑のランプとポロンという音で顔認証完了、解錠され「ロックが解錠されました」とアナウンスが入ります。

解錠されてからアナウンスが入るまで僅かな間があるので遅く感じるかもしれませんが、実際の体感としては指紋認証を使った場合と時間的にそう変わりません。ドアの前に立ち止まって一拍おいて解錠されるくらいです。

アプリ内の設定で顔認証の感度を調整できるので(デフォルトは低感度3m)これを高感度にすると5mの距離から顔認証が起動します。これならドアの前に着く頃には解錠されている、ということもできそうです。(設置場所によりますが)

個人的には低感度で一拍おくくらいで十分だと思ってます。

帽子やメガネ着用でもOK、でもマスクはNG

なお、この顔認証は約3万個の赤外線ビームを放射し、顔の形状をミリ単位で立体的に捉える3D顔認証システムです。単純にカメラで判断しているわけではないので、夜間でも問題ありませんし帽子やメガネを装着していても反応します。逆に写真では認証されません。

ただ顔の大部分を覆ってるとダメで、マスクをしたままでは解錠できませんでした。

解錠方法は様々

「顔認証パッド」ではありますが、顔認証パッド以外にも様々な解錠方法に対応しています。指紋認証やNFCカード、交通系ICカード、パスコードでも解錠できます。

指紋認証を使ったテストはこちら。

こちらも通常の指紋認証パッドと変わらないくらいですね。

顔認証にしろ指紋認証にしろ、認証する時間とそれがロックに伝わって解錠されるまでの時間があるので、スマホのロック解除のようにパッと反応するわけではありません。そのあたりは期待しすぎないように注意です。

使い方に合わせて設定を考えたほうが良い

SwitchBotアプリからいくつか設定を変更できます。設置場所や使い方にもよりますが、いくつかは設定を考えたほうが良いです。

解錠時などアナウンスがあり、この言語や音量を変更できます。解錠時だけならいいのですが、センサーの前にいて認証が完了しないと「もっと近づいてください」「顔が隠れないようにしてください」などのアナウンスが流れます。

これが、来客時などにドアホンで話しているとセンサーが反応してこういったアナウンスが出てしまうことがあります。知らない人からすればいきなり変なアナウンスが流れるので不思議に思ってしまうでしょう。設置位置次第だとは思うのですが、私の場合は音声を消音にしました。

先にも書いた顔認証の感度は、上げれば遠くからでも顔認証が起動しますがその分だけ消費電力が高くなります。

スリープ期間は、解錠・施錠後に顔認証を起動しない機関です。これが無いと解錠したあとにドアの前でまごまごしてると何度でも顔認証→ロック解除が繰り返されます。1分以内に出たり入ったりを繰り返すようなことがなければ60秒で良いと思います。

設置:工事不要、ネジでも両面テープでも

SwitchBot 顔認証パッドは両面テープもしくはネジ止めで設置します。どちらの場合も必要なパーツはパッケージに含まれていますし、特別難しくもないので全部自分でできます。

パッドの裏側には電源スイッチがあるので、設置前にこれをオンにしておきます。

両面テープで貼り付けるのが簡単ですが、私の家は木製の扉なのでネジ止めすることにしました。なお、金属製ドアの場合は、信号の社団を避けるため、ドアの横の壁面に設置するように説明書に書かれています。

台座は指紋認証パッドのものとは異なりプラスチック製になってます。

取扱説明書より

取り付け位置によって認証できる範囲が異なるので、使用者の身長によって位置を調整します。小さな子どものいる家では気をつけたほうが良いですね。

取付位置120cmの認証範囲:110~180cm
取付位置130cmの認証範囲:120~190cm
取付位置140cmの認証範囲:130~200cm

なお、使用者が1人の場合は目の高さ(底部を自分のあごの高さ)に設置するのが推奨されています。

台座が設置できれば、あとは本体をはめ込むだけです。

取り外す際は取り外しピンが必要になります。またアプリでアラートを解除せずに外すとアラームが鳴り響く防犯機能もあります。

バッテリーは充電式で約1年

SwitchBot 顔認証パッドのバッテリーは充電式で、USB Type-C接続で充電できます。バッテリーは5000mAhの大容量で、1日10回ロックを解錠した場合で約1年稼働するとのこと。

バッテリー残量低下状態からフル充電までは約6時間かかります。なので確実に家から出ない時間を狙って充電するか、もしくはモバイルバッテリーで充電します。少々面倒ですが、1年に1回くらいなら、まぁ仕方ないと諦めがつきます。

SwitchBot 顔認証パッドの良かったところ・イマイチなところ

実際にしばらく顔認証パッドを使ってみて良かったところ、イマイチだったところをまとめます。

良いところ
  • 近づくだけ、解錠のための動作がまったく要らない
  • 顔認証だけでなく指紋やSuicaも使える
  • ドア付近に設置するだけで使える
  • 認証速度も悪くない
イマイチなところ
  • 認証できないときのアナウンスは余計かも
  • 台座がプラスチック製で指紋認証パッドとは共有できない
  • フル充電に6時間かかる
  • マスクしてると認証できない
  • 公式価格16,980円

実際に使ってみると思ったよりも便利です。今までは指紋認証パッドを使っており、それでもかなり楽だと思っていたのですが「手を上げて指をタッチする」という動作がないだけで更に楽になりました。もはや「解錠する」ということが意識から外れてしまいそうです。

認証から解錠までの時間についても、私の場合はドアの前に立って一呼吸おいて解錠されるというくらいで、これで十分だと思っています。指紋認証パッドを使っていた頃と体感時間は変わりません。もっと早くしたければ認証感度を上げれば良いのですが、個人的にはその必要は感じてません。

機能的には満足していて不満点はほとんどないのですが、やはり価格が一番のネックですね。公式価格16,980円、2025年5月20日時点ではキャンペーンで14,433円です。最近のSwitchBot製品は高機能になるとともに価格もどんどん上がっているので、このあたりは本当に頑張ってほしいです…。

まとめ

SwitchBotのスマートロックを顔認証対応にするSwitchBot 顔認証パッドを使用し、レビューしました。

実際に使ってみるとかなり快適です。これはもうスマートロックの完成形か?なんて思ってしまいます。顔認証だけでなく指紋認証やNFCカード、Suica等の交通系ICカード、(1回限り等を含む)パスコードでも解錠できるので様々な人の様々な生活パターンに合わせた運用ができるのが良いですね。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

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スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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