
ミニPCを多く取り扱うGEEKOMより、ミニPC「GEEKOM GT13 Pro 2025エディション」をレビュー用に提供していただきました。
GEEKOM GT13 Pro 2025エディションはIntel CORE i9 13900HKプロセッサーを搭載し、コンパクトな本体に多彩なポートを備え、10万円を切る、在宅ワークなどのオフィス作業などに適したミニPCです。もともと「GEEKOM GT13 Pro」は2024年発売のものがありましたが、CPUがi9 13900H→i9 13900HKに変更され「2025エディション」として改めて発売されました。
2025年5月8日時点でGEEKOM公式サイトでの価格は99,900円です。ここからさらに5%オフとなるクーポンをいただきました。どうぞご利用ください。
割引コード(5%オフ)
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有効期間:2025年5月8日〜6月13日
目次(見たいところからチェック!)
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GEEKOM GT13 Pro 2025エディション

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションはIntel CORE i9 13900HKを搭載したミニPCです。32GB RAMと1TB SSDを搭載し、必要十分以上のスペックを持つミニPCです。さすがに重いゲームは厳しいですが、オフィス作業などであれば快適に動作します。
背面のUSB-C×2とHDMI 2.0ポート×2によって、同時に最大4画面の表示に対応します。その他、USB-Aが前面に2つと背面に2つあり、豊富なインターフェースが便利です。無線はWi-Fi 6EやBluetooth 5.2に対応です。
スペック
OS | Windows 11 Pro |
---|---|
CPU | Intel CORE i9 13900HK |
グラフィック | Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 32GB DDR4 3200MHz SODIMM、最大64GBまで |
ストレージ | 1TB:M.2 2280 PCIe Gen 4 x4 SSD、最大2TBまで 空き:M.2 2242 SATA |
サイズ | 112.2 × 112.2 × 38 mm |
前面ポート |
1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A(Power Delivery対応) 1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A 1 × 3.5mmステレオヘッドセットジャック 1 × 電源ボタン |
背面ポート |
1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A 1 x USB 2.0 Type-A 2 x USB 4 Gen 3 Type-C 1 x RJ45 イーサネットポート 2 x HDMI 2.0 1 x DC in |
側面ポート | 1x SDカードスロット |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.2 |
詳しくは公式サイトのスペック表をご覧ください。
外観とポート類

大きく「GTシリーズ」が強調された箱です。GEEKOMのみにPCはシリーズによって箱のデザインがわりと変わりますね。

内容物は本体の他に電源アダプタ(120W)とケーブル、HDMIケーブル、VESAマウント用のプレートとネジです。

なお、電源ケーブルはコンセントプラグ部分があいかわらず3ピンタイプなので、自分で変換アダプタや別のケーブルを用意したほうがいいです。

電源アダプタは120Wのもの。本体に挿す部分がL字ではなくI字になってたのが個人的には良かったです。

サイズは112.2 × 112.2 × 38 mmとコンパクトです。基本的には以前レビューしたGEEKOM A8やA6と同じ筐体のようです。
天板部分はGEEKOMのロゴがあるのみ。底面は各種認証マークなどがあり、4つのゴム足があります。

前面には2つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Aとイヤホンジャック、電源ボタンがあります。USB-Aの片方はPD対応です。

背面には2つのUSB-C(USB4)、USB-A(USB 3.2 Gen 2とUSB 2.0)、HDMI 2.0が2つ、RJ45 イーサネットポートと電源ポートです。

右側面は通気用のパンチングメッシュでポート類はありません。

左側面にはSDカードスロットがあります。
メモリやストレージの交換

ゴム足は両面テープで貼り付けられており、外すとネジが見えます。これを外すと内面にアクセスできます。

底蓋を外すと金属板が見えます。これも4本のネジで留まっているので外します。この底蓋と金属板を外す時にケーブルがテープで留められているので、それが外れないように注意しましょう。
このケーブルはSSDの下にある無線LANモジュールに繋がっているのですが、私は同じ構造の別のPCで外してしまったことがあり、再びつなげるのに苦労しました…。

WoopositのDDR4-3200 16GB RAM ×2(32GB)と、Kingstonの1TB SSDが搭載されています。
RAMもSSDも自分で交換できるので、必要があれば交換するのもいいかもしれません。また、M.2 2242 SATAスロットが空いているので、そこに自分で増設することもできます。
パフォーマンス

実際にしばらく使用し、動作や快適さなどを確認してみました。
Windows 11 Pro搭載

GEEKOM GT13 Pro 2025エディションはWindows 11 Proを搭載してます。コマンドプロンプトにて「slmgr /dli」を入力しライセンスを確かめてみるとOEM版(OEM_DM channel)でした。
格安なミニPCだとボリュームライセンス版を使うメーカーもあるようです。ボリュームライセンス版は企業等でライセンスを一括購入し組織内で利用するものです。なのでそれを個人向けの販売PCに組み込むのはライセンス違反になる可能性があります。
GEEKOMではこれまでもボリュームライセンス版を使っていたことはないので、こういったミニPC大手のものを購入したほうが無難です。
一つ注意事項として、購入後の初期設定で日本語配列キーボードを選んでも、なぜか英字配列になります。なので初期設定のユーザー名などで@を入力したい場合はShift+2を押します。
初期設定後に設定→時刻と言語→言語のオプション(日本語と書かれた右の三点メニュー)→キーボードレイアウト→レイアウトを変更するで日本語キーボードを選べば、変更できます。
ベンチマーク
いくつかベンチマークアプリを使ってみました。
Geekbench 6 | CPU シングル | 2433 |
---|---|---|
CPU マルチ | 10104 | |
GPU OpenCL | 14630 | |
GPU Vulkan | 20041 | |
3DMARK | Timespy | 1846 |
Steel Nomad Light | 1232 | |
PCMARK10 | SCORE | 5644 |
Essentials | 9687 | |
Productivity | 7307 | |
Distal Content Creation | 7017 | |
Cinebench | R23 マルチ | 10995 |
R23 シングル | 1725 | |
2024 マルチ | 684 | |
2024 シングル | 104 | |
ファイナルファンタジーXIV ベンチマーク |
3840×2160 高品質 (デスクトップPC・ウィンドウ) |
1325 設定変更が必要 |
3840×2160 標準品質 (デスクトップPC・フルスクリーン) |
1637 設定変更が必要 |
|
1920×1080 高品質 (デスクトップPC・ウィンドウ) |
3373 設定変更を推奨 |
|
1920×1080 標準品質 (デスクトップPC・フルスクリーン) |
5926 普通 |
|
ドラゴンクエストX ベンチマーク |
3840×2160 最高品質 フルスクリーン |
2593 やや重い |
1920×1080 最高品質 フルスクリーン |
8944 とても快適 |
文書作成やネット閲覧など軽い作業であれば問題ありません。ただグラフィック関係はあまり得意ではないので、重いゲームは厳しいです。軽めのゲームなら設定次第でちゃんと遊べるくらいですね。一応USB4で外部GPUを接続できますが、そうなるとコストが上がってしまいますからね。

ストレージはKingstonの1TBです。

ストレージの速度もなかなかの値が出てます。シーケンシャルリードは4091.28MB/s、シーケンシャルライトは3192.36MB/s、ランダムリードは625.82MB/s、ランダムライトは821.91MB/sでした。
発熱と動作音
GEEKOM独自開発の冷却システム、IceBlast「IceBlast冷却システム」が採用されています。これのおかげなのか高負荷状態のときに触っても少し温かい程度です。内部ではもっと熱くなっているとは思いますが、表面はそこまでではありません。
動作音については、通常時はほとんど音がしないくらいに静かです。GEEKOMのこれまでレビューしてきたPCはベンチマーク動作時などの高負荷時などはファンがしっかり回ってそれなりの音がしたのですが、GEEKOM GT13 Pro 2025エディションはベンチマークテスト中でもほぼ変わりませんでした。日常的に使う分には動作音が気になることはないでしょう。
実際に日常、仕事に使ってみて

実際に20日間ほどGEEKOM GT13 Pro 2025エディションを使ってみました。私が普段PCで仕事できるようにセットアップして、当サイトの記事を書いたり、そのためにPhotoshopで画像編集などを行っています。この記事もそうやって書いてます。
私が使う限りではなんの問題もなく快適です。Photoshopもストレスなく使用できますし、ブラウザでタブを多く開いても問題ありませんでした。(とは言ってもタブ100個とか開く人ではないので参考にならないかもですが…。)PCでゲームはやらないのでそういった高負荷時はちょっとわかりませんが、事務的な作業であれば十分な性能を持っていると感じました。
GEEKOM GT13 Pro 2025エディションの良かったところ、イマイチなところ
- 前面も背面もポートが充実してて、USB4が2つ
- 片手で持てるコンパクトサイズ
- SDカードスロットもある
- 高負荷時でも静音
- HDMI2.0だけでDisplayPortなし
- 電源コードは3ピン
- 内部へのアクセスはちょっと面倒
- グラフィック関係は強くないのでゲームには向かない
コンパクトで静音、ポート類も充実しており、オフィスワーク的な作業では問題ないスペックで快適に動作するミニPCです。いいところのほとんどはGEEKOMのみにPCに共通のものばかりですが、中でも静音性はかなり良いと感じました。(現在メインPCとして使っているXT 13 Proは高負荷時に音が大きくなることがよくあるので…。)
ただグラフィック系は強くないのでゲームには不向きですし、全体的なスペックは同じGEEKOMのA6と同じか劣るくらいなので、コストパフォーマンス的には微妙かもしれません。

在宅ワークなどでコンパクトかつそれなりの性能のPCを求めておりゲームはやらない、予算は10万円を切るくらいのものを探している、という人にはちょうどいい選択肢だと思います。
2025年5月8日時点でGEEKOM公式サイトでの価格は99,900円です。ここからさらに5%オフとなるクーポンをいただきました。どうぞご利用ください。
割引コード(5%オフ)
-GEEKOM公式サイト:ofGT13ProHK
-Amazon店铺:OFGT13PROHK
有効期間:2025年5月8日〜6月13日
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。