
Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAhレビュー:Xiaomiスマホを急速充電できる超高出力・大容量なモバイルバッテリー!
Xiaomiから2025年2月25日に発売された「Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAh」をレビューします。
本製品は、Xiaomi史上最大となる25,000mAhの大容量なモバイルバッテリーです。
合計最大出力212W(65W+27W+120W)に対応し、Xiaomiのスマホやタブレット、ノートPCも一緒に急速充電できます。
本記事では、本体の外観やデザイン、実際に使って感じたメリットとデメリットについて紹介します。
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Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAhのスペック

Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAhの特徴は下記の通り。
- 25,000mAhの大容量
- Xiaomiスマホを最大120Wで急速充電
- 単ポート最大140W出力に対応
- 合計最大出力212W(65W+27W+120W)
- バッテリー本体に給電は最大100Wに対応
- パススルー充電に対応
合計最大出力212Wの高出力・25,000mAhの超大容量なモバイルバッテリーで、Xiaomiのスマホ・タブレットを最大120Wで急速充電できます。バッテリー本体への給電も最大100Wまで対応し、入出力どちらも素早く充電が可能です。
スペック詳細はこちら。
製品モデル | P03MI |
---|---|
バッテリータイプ | リチウムイオンバッテリー |
セル容量 | 90.8Wh 3.63V 25000mAh |
入力ポート | USB-C |
出力ポート | USB-A / USB-C×2 |
入力 | ・USB-C(C1) 5V=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 20V=3.25A 最大20V=5A ・USB-C(C2) |
出力 | 最大212W(65W+27W+120W) |
製品サイズ | 55.4 × 55.4 × 160mm |
製品重量 | 630g |
シングルポート出力 | ・USB-C(C1) 5V=3A 9V=3A 11V=3A 11V=6.1A 12V=3A 15V=3A 20V=2.25A 20V=3.25A 20V=4.5A 20V=6A 28V=5A 最大140W ・USB-C(C2) ・USB-A(A) |
マルチポート出力 | ・USB-C(C1)+USB-A(A) 65W+120W(5PIN PDケーブル) 140W+22.5W(USB-A to Cケーブル) ・USB-C(C2)+USB-A(A) ・USB-C(C1)+USB-C(C2) ・USB-C(C1)+USB-C(C2)+USB-A(A) |
Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)との違い

Xiaomiから出ている高出力のモバイルバッテリー「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)(以下165W版)」と仕様を比べてみました。
Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAh | Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) | |
---|---|---|
製品モデル | P03MI | PB1165M |
バッテリータイプ | リチウムイオンバッテリー | リチウムイオンバッテリー |
セル容量 | 90.8Wh 3.63V 25000mAh | 36Wh 10,000mAh |
入力ポート | USB-C | USB-C / USB-C内蔵ケーブル |
出力ポート | USB-A / USB-C×2 | USB-C / USB-C内蔵ケーブル |
入力 | ・USB-C(C1) 5V=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 20V=3.25A 最大20V=5A ・USB-C(C2) 5V=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 最大20V=2.25A |
USB-C 内蔵ケーブル (C1): 5V⎓ 3A 9V ⎓ 3A 12V⎓3A 15V⎓3A 20V⎓4.5A USB-C (C2): |
出力 | 最大212W(65W+27W+120W) | 最大165W 120W(USB-C内蔵ケーブル)+ 45W(USB-C) |
製品サイズ | 55.4 × 55.4 × 160mm | 143 × 48 × 36mm |
製品重量 | 630g | 315g |
シングルポート出力 | ・USB-C(C1) 5V=3A 9V=3A 11V=3A 11V=6.1A 12V=3A 15V=3A 20V=2.25A 20V=3.25A 20V=4.5A 20V=6A 28V=5A 最大140W ・USB-C(C2) 5V=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 20V=2.25A 最大45W ・USB-A(A) |
USB-C内蔵ケーブル(C1) 5V⎓3A 9V⎓3A 11V⎓3A 11V⎓6A 12V⎓3A 15V⎓3A 20V⎓3.25A 20V⎓6A USB-Cポート(C2)5V⎓3A 9V⎓3A |
マルチポート出力 | ・USB-C(C1)+USB-A(A) 65W+120W(5PIN PDケーブル) 140W+22.5W(USB-A to Cケーブル) ・USB-C(C2)+USB-A(A) 45W+120W(5PIN PDケーブル) 45W+22.5W(USB-A to Cケーブル) ・USB-C(C1)+USB-C(C2) ・USB-C(C1)+USB-C(C2)+USB-A(A) |
USB-C内蔵ケーブル(C1)+USB-C(C2) 120W+ 45W |

165W版はUSB-C内蔵ケーブル(C1)で120W、USB-C(C2)ポートで45Wの出力なのに対し、本製品はUSB-C×2、USB-A×1(65W+27W+120W)の構成です。
Xiaomiのスマホやタブレットを急速充電できる点では同じものの、容量も出力も大きく異なります。
Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAhの外観

パッケージには製品写真や仕様が記載されています。

内容物はバッテリー本体、USB Type-C to Cケーブル、クイックスタートガイド、保証書。

付属のUSB Type-C to Cケーブルはやや固めで取り回しにくいです。

説明書は日本語に対応。

こちらがバッテリー本体。パーツの内部が見えるスケルトンデザインが特徴的で、メカメカしさがあり個人的に好きなデザインです。

上部にはバッテリー残量や充電状況を表示するディスプレイ、ディスプレイを点灯させるボタンが1つあります。

ボタンを押すと、対応する急速充電規格が表示されます。

側面には「212W Max.」の文字、製品仕様、認証情報が印字されています。大きなバッテリーセルがここから透けて見えます。

上部にはUSB Type-Cポートが2つ、USB-Aポートが1つ配置されており、こちらにも入出力情報が記載されています。

底面にはXiaomiのロゴが印字されています。

本体サイズは55.4 × 55.4 × 160mmと大きく、500mlのペットボトルくらいのサイズがあります。

重量も630gと気軽に持っていける重量ではありません。
常に持ち運ぶには大きく重たいので、1日電源がない場所で作業するときにバックパックに入れて持って行く用途に向いています。
Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAhの入出力を検証
Xiaomiスマホを最大120Wで急速充電

Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAhでは、Xiaomiのハイパーチャージ対応スマホを最大120Wで急速充電が可能です。
筆者が使っているXiaomi 14 Ultraでは最大90Wまで対応しており、バッテリー0%の状態から1時間以内でフル充電になります。この充電速度に慣れると他のスマホに戻れなくなります。
Xiaomiスマホ以外では、単ポート最大出力140Wまで対応。筆者が持っているM2 MacBook Airのほか、高出力のMacBook Proでも最高速度で充電が可能です。
複数ポートを同時に使っても高出力をキープ

合計最大出力が212Wまで対応しているので、ノートPCとスマホ、タブレットを3台同時に急速充電が可能です。
実際に試したところ、M2 MacBook Airに65W前後、Xiaomi 14 Ultraに90W近い充電が行えました。バッテリー容量も25,000mAhの大容量なので、複数デバイスを充電してもまだまだ余裕があるのが良いですね。

ここにPOCO X7 Proを足して、65W+27W+90Wの組み合わせで充電してみます。これだけ一気に充電してもバッテリー本体の発熱が抑えられているのは驚きました。
バッテリー本体を最大100Wで給電、パススルー充電にも対応

バッテリー本体の給電は最大100Wまで対応しています。バッテリー容量が大きくなると充電完了まで時間が掛かりますが、本製品は100Wの充電器を使うことで約2.5時間で充電が完了します。


もちろんパススルー充電にもバッチリ対応。90W前後でバッテリー本体を充電しつつ、接続先のデバイスを同時に充電できます。
まとめ:Xiaomiのスマホと相性抜群!ノートPCとセットで利用したい

Xiaomiのスマホを最大120Wで急速充電できるモバイルバッテリー「Xiaomi 212W HyperCharge Power Bank 25000mAh」をレビューしました。
実際にしばらく使ってみて、メリットとデメリットをまとめると以下の通り。
- スケルトンデザインがかっこいい
- 明るく見やすいディスプレイ
- Xiaomi製のスマホやタブレットを最大120Wで急速充電
- 合計最大出力212Wのハイパワー
- パススルー充電に対応
- サイズが大きく重たい
- 165W版から価格が2倍以上に
- ディスプレイがW数表示に非対応(充電の残り時間が表示される)
- USB-Aポートの急速充電が独自規格(Xiaomiハイパーチャージ対応ケーブルが必要)
以前レビューした「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)」は容量が10,000mAhと少なく、ノートPCで使うには物足りなさを感じていました。
本製品は、25,000mAhの大容量・単ポート最大140W出力に対応しているので、ノートPCでの利用にも最適です。ノートPCとXiaomiのスマホを同時に急速充電できる余裕があります。
価格は12,980円と高額ですが、入出力の性能を考えると他社よりも安く購入できます。XiaomiのスマホとノートPCを同時に急速充電したい人、ガジェット好きの方はぜひチェックしてみてください。
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。
