
ミニPCの「NiPoGi E3B」をメーカー様より提供してもらいました。NiPoGi E3BはCPUにAMD Ryzen7 5700U、GPUにRadeon Vega 8、DDR4 16GBメモリを搭載するミニPCです。
本機は俗に言う「変態PC」ではなく、スペックや設計も「無難な仕様」でブラウジングや動画配信試聴、事務作業に最適です。また、本機最大の特徴として、非常に高いコストパフォーマンスが挙げられます。Amazonにおける販売価格は68,998円で、定期的に開催されるセールで4〜5万円台になり、執筆時点ではセールとクーポンの割引で38,880円から購入できてしまいます。
目次(見たいところからチェック!)
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
NiPoGi E3B

NiPoGi E3Bは先述の通り、無難な仕様のミニPCです。CPUはAMD Ryzen7 5700U、GPUはRadeon Vega 8、実装メモリーはDDR4 16GBと、一般的な作業をする上では困らない構成に仕上がっています。

本体前面のインターフェースは電源ボタン、3.5mmヘッドホンジャック、USB 3.2 Gen2×2、USB Type-C×1(最大4K@60Hzの映像出力とPD出力に対応)を搭載します。

背面のインターフェースはUSB 3.2 Gen1×4、RJ45 LANポート、DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0×1。
前面のType-C、背面のDisplayPortとHDMI、3つの映像出力端子を使用して、最大3画面の4K@60Hzの同時出力に対応します。

付属品は電源アダプター、HDMIケーブル、ミニPC本体をモニターのVESAマウントに装着するアダプター、VESA装着用のネジ、冊子類です。
使用感

結論:事務作業、動画配信の試聴、RAWデータの出力など、スムーズに行えます。
特筆すべき点もなく、一般的な作業であれば普通にできてしまいます。複数のタブを同時に開くブラウジングや、Discordで友人と通話しながら動画配信を試聴しても動作が重くなる気配は全くありません。

RAWデータの出力は、Darktableにて行いました。もちろん撮影機材や記録方式、編集方法にもよるのですが、2000万画素のフルサイズセンサーで撮影した.DNGファイルを10枚ほどストレート現像しても快適に動作します。現像中にブラウジングやYouTube動画を視聴しても快適です。
ファイル解凍や動画視聴などをすると、ファンの音が聞こえてきます。うるさいと感じるレベルではなく、ファンが回ってるなと思うくらいの音量で、イメージとしてはノートPCから聞こえるファンの音に近いです。
ベンチマーク
使用感を述べるだけでなく、ベンチマークソフトを用いて、NiPoGi E3Bの性能を数値化しました。今回使用したベンチマークソフトはFF14,DQ10,Cinebench 2024,CrystalDiskMarkの4つです。

まずは定番のFF14ベンチから。フルHDの高品質設定で測定したところ、結果は904点でした。CPU内蔵のGPUだと流石に無理があるようですね。

続いて、DQ10ベンチマークです。こちらはフルHDの標準品質で測定しました。結果は5524点と、普通に遊べる結果に。

CPU性能を測定するCinebench 2024では、Single 73pts、Multiが490ptsでした。

ストレージ性能を測定するCrystalDiskMarkでは、シーケンシャルアクセスはReadが550.82 MB/s、Writeが461.81MB/sでした。NiPoGi E3Bには現在主流のM.2 SSDではなく、SATA SSDが搭載されているため、M.2 SSDほどの速度は出ないけれども、実用性は十分といったところでしょうか。
とにかくコスパがいい
NiPoGi E3Bをしばらく使ってみて、コスパの高いPCだと感じました。M.2 SSDではなく、SATA SSDや、また旧世代のCPU Ryzen 5700Uを採用することでコストカットを計ったモデルでありながらも、一般的な事務作業、軽い編集作業であれば、十分すぎるスペックです。
実際に、この記事もNiPoGi E3Bで制作しています。
なによりも、タイミングが合えば4万円を切る価格で購入できてしまうのがポイント。非常にコストパフォーマンスの高いモデルだと言えます。PCが欲しいけど、中古を吟味する知識を持ち合わせていなかったり、持ち運ばないからデスクトップがいい……。と思う方におすすめです。キーボード・マウス・モニターをそろえても5万円を切るかもしれません。
とにかくコスパの高いPCを探している方、ぜひどうぞ。Amazonから購入できます。
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!
行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。