AOHi The Future Starship レビュー:出力も入力も最大140Wなモバイルバッテリー&充電ステーション

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AOHiより、モバイルバッテリーとしても充電ステーションとしても利用できる2 in 1デバイス「AOHi The Future Starship」をレビュー用に提供していただきました。

AOHi The Future Starshipはモバイルバッテリーとして40,000mAhの大容量を持ち、USB-C×2とUSB-A×1で最大140W出力できる充電ステーションでもあります。そして本体への充電も140Wで可能な、非常にパワフルな機器です。

製品仕様 (ここをタップで開閉します)
モデル AOC-P010
バッテリー容量 40000mAh
表示画面 1.06インチ TFT
ポート 3×USB-C & 1×USB-A
USB-C1 入力 5V⎓3A 9V⎓3A 12V⎓3A 15V 3A 20V⎓5A 28V⎓5A 140W Max
USB-C2 出力 5V⎓3A 9V⎓3A 12V⎓3A 15V 3A 20V⎓5A 28V⎓5A 140W Max
USB-C3 出力 5V⎓3A 9V⎓3A 12V⎓3A 15V 3A 20V⎓5A 28V⎓5A 140W Max
USB-A 出力 5V⎓3A 9V⎓2A 12V⎓1.5A 10V 2A 20W Max
サイズ 172×53×65mm
重量 約900g
材質 PC+ABS
電池種類 リチウムイオン, 41NR22/71-2
定格電力量 146Wh
定格容量 24000mAh, 5V⎓3A
充電時間 1.5時間

近未来的なデザインがカッコいい

縦長でちょっと近未来的なデザインの箱です。箱の割れ目が縦に入っており…

パカッと割れて本体が出てくるのが面白いです。ロケットの発射台をイメージしているのでしょうか?そんな印象を受けます。

箱の内側にもなんだか「それっぽい」ものが描かれています。

本体の他にUSBケーブルとマニュアルが箱の底面に入っていました。ケーブルはUSB 2.0ですが240W対応のようで、本製品の140W出力でしっかりと活躍できます。

マニュアルはちゃんと日本語対応。

大きさは172×53×65mmで重量は約900gです。500mlペットボトルよりもひと回り小さく、ずっしり重いです。散歩に気軽に持ち出せる…という重さではありませんが、旅行や出張時に大きなカバンに入れて…というのにはピッタリです。

入力と出力で麺がハッキリ分かれています。出力側はUSB-Cが2つとUSB-Aが1つ、入力側はUSB-Cが1つです。

上面側はカプセルの蓋のような見た目で、ここにディスプレイがあります。けっこう指紋がつきやすいのが難点。

ディスプレイでワット数を表示

本製品はディスプレイが付いており、バッテリーの残量や入出力のワット数がリアルタイム表示されます。入力側がC1で出力側がC2とC3、A1です。

出力だけのときは「POWER BANK」モードと表示され、入力側のケーブルを接続していると「CHARGER STATION」モードになります。


わかりやすい表示があるのはいいのですが、広い上面の隅に小さく表示されて降り、また表示自体がけっこう暗いのが惜しいところ。

また、出力側ポートのある方向が上となる表示なので、デスク上で使う場合に出力側を手前にすると表示は上下逆さに見えてしまうのも残念。…もしかしたら、これは立てて使うのか?と思いましたが、それだと入力側がケーブル接続できないので違いますね。

40000mAhで140W出力できるモバイルバッテリー

AOHi The Future Starshipはバッテリー容量が40,000mAhもあり、単ポート最大140W出力が可能なモバイルバッテリーです。高出力を必要とするノートPCでも充電できますし、40,000mAhもあるのでMacBook Pro16”でも1.2回分、スマホなら6-7回分はあるので安心感があります。

なお、40,000mAh(144Wh)ともなると国際線の航空機の持ち込みに制限があるので、そこは注意が必要です。

  • 単ポート利用時は、USB-Cはどちらも最大140W、USB-Aは最大20Wくらいになります。
  • 2ポート利用時は、USB-C×2はどちらも最大65W、USB-CとUSB-Aの組み合わせは120Wと20Wになります。
  • 3ポート利用時は、USB-Cがそれぞれ60W、USB-Aが20Wになります。

USB-Cはどちらを使っても最大出力が変わることはないので、組み合わせもそう複雑ではありません。

本体への充電も最大140Wで可能

40,000mAhもあると本体への充電も時間がかかるものですが、AOHi The Future Starshipは本体の充電でも140Wで可能です。

…ただ私が140W出力可能なアダプタ等を持っておらず、持っているうち最大の100Wで試したところ、上の写真のとおり94.8Wほどまで出てました。AOHiでは140W出力可能なACアダプタもあるので、そちらも一緒にどうぞ。

100W充電器で充電してみると約90%までは70分程度、そこからが長く、100%の満充電になるまで3時間弱かかりました。

デスク上で使える充電ステーション

入力側と出力側の両方にケーブルを接続すると「CHARGER STATION」モードになります。

パススルー充電に対応しており、まず機器を充電し、入力する電力が出力する電力よりも大きい場合は機器を充電しながら本体にも充電します。

逆に入力する電力が出力する電力よりも小さい場合は出力も抑えられてしまうのかな?と思っていたのですが、特に関係なく高出力のままのようです。本体の充電が徐々に減っていきながら機器を充電するようです。機器側がそれなりに充電されれば出力のワット数も小さくなるので本体も充電されていくことでしょう。

AOHi The Future Starshipの良かったところ、イマイチなところ

良いところ
  • 40000mAhという大容量
  • 単ポート最大140W出力可能
  • USB-Cの2ポート利用でも65Wで高出力
  • 普段は充電ステーションとして利用できる2 in 1
イマイチなところ
  • 重い
  • ディスプレイがちょっと暗い

40000mAh、最大140W出力というのはモバイルバッテリーとしてはどちらも最大級ですね。モバイルバッテリーとしてみると、やはりこの重さはネックです。持ち出すにはちょっと覚悟が必要ですね。

ただこれ以上の容量となるともうポータブル電源のジャンルになってきますし、それと比べれば重量も重いというわけではなくなってきます。

電源の取れない環境でノートPCやスマホを同時に使う、でもポータブル電源ほど大きなものは困る、というシチュエーションで便利そうです。

まとめ

モバイルバッテリーとしても充電ステーションとしても利用できる2 in 1デバイス「AOHi The Future Starship」を実際に使い、機能や使い心地を確認してきました。

普段からデスク上に設置して、単ポートで140W、複数ポートでも60Wクラスの出力可能な充電ステーションとして利用し、出かけるときにはしっかり充電されたモバイルバッテリーとしてそのまま持ち出す。こういう使い方が便利そうですね。

万人に勧められるモノでもありませんが、必要な人にはよく刺さることでしょう。ビビッと来るものがあった方は、ぜひチェックしてみてください。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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