SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ レビュー:MEMSドライバー搭載で高音質、適応型ノイキャンもグッドで約1万円ちょっと

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

SOUNDPEATSよりMEMSドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」をレビュー用に提供していただきました。

約1万円と少しでMEMSドライバーに12mmダイナミックドライバーを搭載、LDACにマルチポイント対応、ノイズキャンセリングは最大-45dBで周囲の環境に合わせて調整されるAI適応型ノイズキャンセリングという特徴を持ちます。

約1万円ながら見た目も若干高級感あり、実際の音に関してもパッと聞いただけですぐに違いがわかるくらいに良いです。

通常価格は13,880円ですが、2024年8月29日時点での価格は11,798円で商品ページに5%オフクーポンがあります。それに加えてさらに5%オフになるクーポンをいただいています。(最終価格:10,618円)どうぞご利用ください。

クーポンコード:CP3PL8PRM36
有効期限:2024年9月22日(日)23時59分まで

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の概要

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は2024年7月に発売されたSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホンです。MEMSドライバーに12mmダイナミックドライバーを搭載でLDAC対応、ハイレゾ認証済み、マルチポイントや低遅延ゲームモードに対応し、周囲の環境に合わせて調整するAI適応型ノイズキャンセリング機能もあります。

これだけ充実していて実売価格はセールを利用すれば1万円ちょっとです。どうしても上限1万円というのでなければコストパフォーマンスの良いイヤホンでもあります。

■主な機能

ノイズキャンセリング
外音取り込みモード
ワイヤレス充電
着脱検知
低遅延モード
管理アプリ
操作方法カスタム
防水 IPX4
Bluetoothコーデック SBC, AAC, LDAC
■主な仕様
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.3
対応プロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSP
対応コーデック SBC, AAC, LDAC
サイズ (充電ケース)50.07×67.31×25.9mm
(単体)33.57×21.53×25.61mm
重量 イヤホン:片耳5g、充電ケース+イヤホン:約48g
バッテリー容量 イヤホン:35mAh×2、充電ケース:500mAh
最大再生時間(60%音量) 約6.5時間(イヤホンのみ)約43時間(充電ケース併用)
充電時間 1.5時間(イヤホン) 2時間(充電ケース)
防水規格 IPX4

■その他の特徴

  • MEMSドライバー & XAA-2000 Aptosパワーアンプチップ
  • 12mmダイナミックドライバー
  • 最大-45dB「Adaptive ANC」機能(AI適応型ノイズキャンセリング)
  • VGP 2024 SUMMER 金賞、VGP 2024 SUMMER コスパ大賞
  • 12ヶ月の製品保証

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の外観と付属品

箱は中央からパカッと上下に開けるタイプで、どことなく高級感があります。

内容物は本体の他に替えのイヤーピース(大・小)とUSBケーブル、ユーザーガイドとステッカーです。

ケースはつや消しの黒で丸く平べったいタイプです。SOUNDPEARTSロゴが金のプレートで配置されています。

底面にUSBポートとペアリング用のリセットボタン。USBのところが金で縁取られていて良いですね。

パカッと開けてイヤホン本体とご対面。スティック部分を縦に差し込むタイプですね。ケース前面に書かれている文字は「Hear Your Imagination」です。

イヤホン本体。ケースも含めて全体的につや消しの黒に光沢のある金がアクセントになっておりカッコいいです。全体がピカピカ光るよりもだいぶ上品ですね。

側面上部にSOUNDPEARTSのロゴマークがあります。ここをタッチして操作します。

ノズル部分は楕円形で、対応するイヤーピースと交換可能です。

MEMS+ダイナミックのハイブリッドドライバーの確かな音質

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はxMEMS Labs社製MEMSドライバー「Cowell」を採用しています。これがプラスのつかないSOUNDPEATS Capsule3 Proとの一番の差です。さらに12mmダイナミックドライバーとのハイブリッド構造とすることによりプレミアムサウンドを実現しています。

実際、装着して最初に音楽を聴いてみた瞬間に「あれ?これはなんか違うぞ」と感じました。SOUNDPEATSのプレスリリースによれば繊細かつ立体的な音像表現とのことで、この「繊細」という表現に納得です。

全体的にクリアで細かい音もよく聞こえてきて、中~高音がよく響きます。低音があまり響かないな?という気もしましたが、いわゆるドンシャリ系のように強調していないというだけですね。物足りなければアプリでイコライザを調整できます。

また、コーデックとしてLDACにも対応するので、さらに高音質も楽しめます。

アプリで操作方法のカスタマイズなど

Google playPeatsAudio
PeatsAudio
制作: Shenzhen Ginto E-Commerce Co.,Limited
価格: 無料

ダウンロード

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は管理アプリ『PeatsAudio』で操作のカスタマイズ等が可能です。

ノイキャンの切り替えやゲームモードはアプリで切り替えられます。(イヤホン本体でも可能)また、イヤホンのタッチコントロールを一時的に無効化できます。

ファームウェアのアップデートもあるので、スマホで使う予定のない場合でもアプリをインストールして一度確認してみたほうが良いです。

イコライザーで音を調整

イコライザーで音を調整できます。9種類のプリセットのほか、自分でカスタマイズも可能です。また「適応型EQ」という、聴力テストを行って調整するモードもあります。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の操作は側面のタッチです。左右それぞれの1回・2回・3回・長押しに機能を割り振れます。「未定義」もあるので、1回タッチに割り振っておけば誤動作を防げます。

ノイズキャンセリング

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のノイズキャンセリングは最大45dBのノイズ低減効果があります。効果としては1万円あたりのイヤホンはだいたい40-45dBくらいで、それらとあまり変わらないくらいです。エアコンの動作音など、ちゃんとカットしてくれます。

また、本機の場合は「適応型(アダプティブ)ANC」が採用されています。これは周囲の雑音や装着状態、耳の形状に応じてノイズキャンセリング効果を自動調整するというもの。ANCをオンにしたときに外耳道の構造と装着状態に適したノイズキャンセルレベルを検出するアルゴリズムらしく、実際に効果が出るまで約2秒かかります。ANCをオンにした直後は「あれ?効いてない?」と思って、そのすぐあとにしっかりノイキャンされる感じです。

変に効果が出てサーッというホワイトノイズがすることもないので安心して使えるノイズキャンセリングです。

マルチポイント、低遅延モードにも対応

このほか、マルチポイントとゲーム(低遅延)モードにも対応します。どちらもこの価格帯であればだいたいのイヤホンが対応していますね。

マルチポイント

マルチポイントはPCとスマホでイヤホンを共有できるので、私のように普段の家ではPCの前に座っていて外ではスマホという人には便利です。PCでなくても動画用のタブレットと音楽用のスマホでも良いですね。

ただマルチポイント機能をオンにするとLDACはオフになってしまうのでその点はお気をつけください。

ゲーム(低遅延)モード

低遅延モードについては『ワイヤレスヘッドフォンディレイテスト』アプリで確認してみました。あくまで主観ですが、通常でも+100msくらいで低遅延です。これがゲームモードをオンにすると+50msを切るくらいでした。

公式の案内では「最短70ms」とのことですが、それよりも低遅延に感じます。これまでレビューしてきたイヤホンの中ではトップクラスに低遅延です。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の良かったところ・イマイチだったところ

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+を実際に使ってみて良かったところ・イマイチだったところをまとめます。

良いところ
  • MEMSドライバー搭載、繊細な高音質
  • 周囲の環境で調整してくれるノイキャン
  • ゲームモードがかなりの低遅延
  • 見た目も落ち着いた高級感あり
  • LDACにも対応
イマイチなところ
  • ワイヤレス充電には非対応
  • 着脱検知なし
  • ケースに収納するときにひと手間

やはりいちばん驚いたのは音質です。パッと聴いただけで「違う」ということはわかりました。音の違いなんてよくわからないから高いイヤホンはいらないよ、という人に使ってみてほしいですね。「違うんだ」という体験は面白いです。

ノイズキャンセリングやマルチポイントも便利ですが、低遅延モードも(あまり推してるポイントではないようですが)良いです。動画を見てズレはまったく気になりません。

一方、イマイチだと感じたのはワイヤレス充電に非対応だということ。ケース込みなら43時間もつのでそう充電頻度が高いわけではないのですが、ワイヤレス充電に慣れた身だとなかなか億劫です。

ケースに収納するときのひと手間というのは、こう…イヤホンを耳から外してケースに持っていくとイヤホンの向きが180°回転させなきゃならないんですね。イヤーピースが内側の向きだったらイヤホンを外してそのままの向きで収納できたのですが…。小さな手間ですが一度気になると気になってしまいます。

まとめ

MEMSドライバーを採用したSOUNDPEATSのフラッグシップモデル「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」を実際に使ってレビューしました。

ドライバーの違いによる音の違いなんて、どうせそこまでわからないよ…と思っていたのですが最初のひと聴きは驚きました。MEMSドライバーというのは2023年頃から出始めたそうで、私自身は初めてのハズです。なるほどこれは良いですね。MEMSドライバーがいいのかそれを使ったSOUNDPEATSがうまいのか、ほかのMEMSドライバー搭載機も使ってみたいですね。

1万円を超えてしまうとちょっと手が出しづらい、というのはあると思いますが、「1万円くらいで」と考えている人にはぜひ使ってみてほしいイヤホンです。ワイヤレス充電や装着検知といった使い勝手よりも音質のコスパを求める人に向いてます。

5%オフクーポンコード:CP3PL8PRM36
有効期限:2024年9月22日(日)23時59分まで

参考情報

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧