Dangbei DBOX02 レビュー:10ビットの色深度、10億7000万色で脅威の色域表現 4K/HDR10+対応

約27万円のハイエンドプロジェクター「Dangbei DBOX02」をレビュー用に貸し出してもらいました。

Dangbei DBOX02は4K/HDR 10+に加え、ALPD(Advanced Laser Phosphor Display)技術により、クリアでジャギーな映像体験を楽しめます。

それだけでなく、10ビットの色深度と、10億7000万色により、あらゆるシーンでもポップで豊かな色彩を実現。12Wスピーカーを2基搭載しているため、臨場感あふれるサウンドも味わえます。

実際に約2週間使用して、この上があるのか?と思うくらいリッチな映像体験を楽しめました。詳しく見ていきましょう。

良いところ
  • 10ビットの色深度と10億7000万色
  • 4K/HDR10+対応
  • オートフォーカス、自動台形補正対応
  • 迫力、臨場感のあるサウンド
  • 汎用性の高いポート
  • Google TV内蔵
イマイチなところ
  • 価格(約27万円)

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Dangbei DBOX02

Dangbei DBOX02は洗練されたエレガントなデザインです。黒を基調にしており、プラスチッキーさもなく、本体の重厚感もあいまって高級感があります。

本体上部には電源ボタンのみ。リモコンから操作します。

本体背面には三脚ネジがあります。三脚や、プロジェクター用のスタンドなどに取りつけ可能です。

ポート類は3.5mmイヤホンジャック×1、USB-A×2、HDMI 2.1×2、S-PIDF×1、LANポート×1です。汎用性があり、ほとんどのデバイスを接続できます。

付属品はリモコン、ファイバークロス、電源ケーブル、冊子類です。

リモコンは単4電池×2(別売)。

圧倒的な映像体験に魅了される

Dangbei DBOX02はプロジェクターとは思えないレベルの美しさで、これ以外で映像鑑賞をする気が起きません。今まで、プロジェクターに限らず、スマホやタブレット、PC用モニターなど、さまざまなデバイスで映像を体験してきましたが、Dangbei DBOX02が間違いなく1位です。他の追随を許しません。

2004年のアニメ「ローゼンメイデン」を鑑賞しても発色がよく、今まで体験したことのない色域の広さに驚きます。

YouTubeの4K/HDR動画『Paris France 🇫🇷 Christmas walk in Paris – An evening around Eiffel Tower – 4K HDR walk』も鑑賞してみると、ディティールがハッキリとしており、4Kで見ている感があります。HDRも効いており、黒がつぶれず、自然な明るさの動画を楽しめます。

約1週間、他にもYouTube動画やアニメを視聴しました。なんというかこう……色域の広さがリッチです。たとえば、赤色にも濃淡がありますよね?その濃淡の中間にある数万種類の色を忠実に表現している……。バラがあるとしたら、濃淡を「見たことがないレベル」で映します。HDR対応とか関係なく、あまりにもレンジが広すぎるのです。

正直に言うと、レンジが広すぎて他のポイントが気になりません。4KやHDR、Google TV対応など、もはや忘れてしまうレベルに「色」が美しいです。プロジェクターは詳しくない断りを入れた上で、あえて述べると「最高峰」のように感じます。高次元に位置するプロジェクターです。(プロジェクターに造詣の深いみなさん、どうぞお叱りください)

それはさておき、筆者のような素人が見て「最高峰」と感じるのは、プロジェクターに詳しくない人が買う場合は「正解」とも捉えられます。

昼間の部屋でもOK

プロジェクターは暗い部屋で使うものだと思っている方もいるかもしれません。Dangebei DBOX02は最大2450ISOルーメンに対応しているだけあり、昼間の部屋でも問題なく映ります。もうテレビを買う必要はないのかもしれません。

音質 – 臨場感と立体感あり

音質はプロジェクターらしく、臨場感と立体感があります。プロジェクターから離れたベッドで横になりながら映像を観賞していると、プロジェクターと壁(スクリーン)の中間から音が聴こえてきました。部屋の空間全体が音に包みこまれます。

低音も迫力があり、映像コンテンツを鑑賞するのにピッタリです。音もクリアで、こもっていません。

Google TV内蔵

プロジェクターには独自OSが内蔵されているケースも少なくありません。独自OSは使いにくいものもある一方で、Dangbei DBOX02にはGoogle謹製のGoogle TVが内蔵されており、使いやすいです。

また、Netflix、YouTube、Prime Video、U-NEXT、Hulu、Disney+などの主要ストリーミングサービスにも対応します。

約27万円と高額なこともあり、中国製品によくある独自OSを採用すると、消費者が不満を抱くかもしれません。「翻訳が不十分」「簡体字が使われている」などの欠点があるからです。Google TVであれば、そのような欠点もありません。

オートフォーカス・自動台形補正に対応

Dangbei DBOX02は自動でオートフォーカスにも対応します。プロジェクターの位置が少し動いてピントがズレてしまった時に、自動でピントが合って便利です。

Dangbei DBOX02はプロジェクターを垂直に設置できない環境でも、映像を自動で長方形にする「自動台形補正機能」が搭載されています。

プロジェクターの設置場所に悩む人もいるはずです。ななめに設置しても自動で映像が長方形になるのは手間がかかりませんね。

ハイエンドプロジェクターが欲しいならアリ

「Dangbei DBOX02」は最高峰の映像体験が味わえるハイエンドプロジェクターでした。筆者としては文句が1つもない製品で、個人的に欲しいくらいです。

ただし、価格は26万9,800円。実質27万円と、超高額です。簡単に手が出せる物ではありません。個人的には約27万円でも購入したいと思えます。値段を気にしなければおすすめです。

一応、先代モデルの「Dangbei DBX3 Pro(旧名:Dangbei Mars Pro)」なら似たようなスペックで安く購入できます(Amazonで16万9,800円 クーポン適応後)。こちらもレビュー済みです。気になる方はご覧ください。

Amazonでは商品ページに54,000円引きのクーポンがあります。(有効期限:2024年6月30日)元値は約27万円と高額ですが、クーポンを使えばだいぶ買いやすくなりますね。

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CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。

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