Pixel 7a レビュー:コスパが良いってこういうこと-ワイヤレス充電にも対応してますます使い勝手が向上した普段使い向けのスマホ

GoogleのPixel 7aを購入し、メインスマホとして4ヶ月ほど利用してきました。Aシリーズらしく全体的に使いやすく大きな不満もない、よくできたミドルレンジモデルで、ワイヤレス充電にも対応して隙がなくなってきています。

そんなPixel 7aの、実際にしばらく使ってみて感じた良かったところ、イマイチだったところをレビューしていきます。

Googleストアでの価格は62,700円です。キャリアから販売されてるものは家電量販店等で購入方法を選べば(MNPなど)もっと安く手に入るようです。

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外観

Pixel 7aのディスプレイは6.1インチです。Pixel 7と比べると若干ベゼルが太い気がしますが、そんなに気になるレベルじゃありません。

カラーはCoral, Sea, Charcoal, Snowの4色あり、私はSnowを購入しました。Pixelは白のイメージがあります。背面のデザインはPixel 6から踏襲しているもので、パッと見だとPixel 7と見分けが付きません。

下側面にUSBポートとスピーカー、上側面にはマイク穴があるのみです。

右側面に電源ボタンと音量ボタン。Pixelシリーズは相変わらず電源が上で音量が下です。

左側面にはSIMスロット。

Pixel 7aとPixel 7は背面の見た目がそっくりです。正直、一緒に置いてあったら正しい方を選べる自信がありません。全体の大きさのほか、中央のGマークがPixel 7aのほうが濃いのと、カメラバーのフラッシュの横にPixel 7は穴があるという違いくらいです。

カメラバーの出っ張りはかなり抑えられています。Pixel 6aと同じくらいですね。

本体の他にはCtoCケーブルとクイックスイッチアダプター、Gマークの小さな箱の中にSIMピンと書類が入ってます。

スペックとパフォーマンス

Pixel 7aの主なスペックは以下のとおりです。

OS Android 13
CPU Google Tensor G2
RAM 8GB
ストレージ 128GB
外部メモリ
ディスプレイ 6.1インチ 1,080 x 2,400 (FHD+) OLED
リフレッシュレート:最大 90Hz
背面カメラ 64MP広角 f/1.89 80°
13MP超広角 f/2.2 120°
前面カメラ 13MP超広角 f/2.2 90°
バッテリー 4,385mAh
18W急速充電、ワイヤレス充電対応
サイズ 約152 × 72.9 × 9.0 mm
重量 約193.5g
生体認証 指紋(画面内)、顔
防水防塵 IP67
SIM nanoSIM x 1 と eSIM
対応バンド [5G Sub 6 GHz JP18] モデル G82U8
GSM / EDGE: クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 28 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66
5G Sub-618: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 38 / 40 / 41 / 66 / 75 / 76 / 77 / 78 / 79
その他 Google One VPN、FeliCa

より詳しいスペックは公式サイトをご覧ください。

ベンチマーク

AnTuTu Benchmark(v10.0.7-OB7)での結果は3回の平均で686,536点。1回テスト後に少しスコアが落ちました。温度は35.8℃→39.4℃→40.3℃→41.6℃でした。最高温度は41.9℃です。

その他ベンチマークの結果は、Geekbench 6がシングルで1,374点、マルチで3,123点、3DmarkはWild Lifeで6,336点、WILD LIFE Extremeで1,776点、PCMarkのWork 3.0 performanceは11,366点でした。

似た点数のほかのスマホと比べると以下の通り。

SoC Antutu Geekbench 3DMark PCMark
RAM Single Multi
Pixel 7 Tensor G2
8GB
781947 1471 3324 1840 10511
Pixel 6 Tensor
8GB
712020 1298 2964 2096 10430
Pixel 7a Tensor G2
8GB
702893 1374 3123 1776 11366
OPPO Reno9 A SD 695
8GB
451270 905 2085 362 9441
Redmi Note 11 Pro 5G SD 695
6GB
402341 853 2106 358 10296
  • GeekbenchはCPUの性能を、3DMarkはグラフィック性能、PCMarkはWeb閲覧など基本的な作業に関する性能を測るベンチマークアプリです。

Pixel 7より下なのは当然ですが、Pixel 6とは同じかちょっと下くらいのスコアです。ミドルレンジとして考えればかなり良い性能を持ったスマートフォンです。

操作感

ベンチマークのスコアからわかるように、Pixel 7aはミドルレンジ上位の性能があります。実際に使っていても引っかかるところはなく快適に利用できています。ハイエンドとの違いを敏感に感じてしまう方でなければ十分満足できます。

あくまでミドルレンジではあるので、3Dを多用したゲームなど負荷の高い場面では注意が必要なのは違いありません。また使っていると(夏場は特に)端末が熱くなってきます。特に側面が持っているのが辛くなる程度には熱くなるので、夏に外の日向で使用するのは避けたほうが良いです。他のスマホに比べても熱くなりやすいですね。

カメラ

Pixel 7aのカメラは64MP広角(F1.89, 80°)と13MP超広角(F2.2, 120°)のデュアルカメラです。カメラアプリはPixelシリーズみな同じでシンプルです。水平バー(下向きのときは真俯瞰を示す+印)が表示されるのは便利です。

0.5倍と2倍にワンタップで切り替えるボタンがあるほか、画面下部のモード切替タブは夜景モード(天体撮影モード)、長時間露光、ポートレート、カメラ、動画、モード(パノラマ、360°写真、Googleレンズ)があります。この並びをカスタマイズできないのは残念です。

設定ではグリッド表示やソーシャルボタンの設定などが可能です。また、写真はRAW(DNG)でも保存可能です。

実際に撮った写真をいくつか紹介します。

通常撮影

超広角

夜間

撮った写真をまとめてGoogleフォトにアップしてあるので、興味ある方はどうぞ。

生体認証

Pixel 7aの生体認証は画面内指紋認証と顔認証です。

指紋認証

一度画面をタップするなどで指紋アイコンを表示してからタッチします。反応はこれまでのPixel端末の中ではかなり良い方です。Pixel 7よりもちゃんと反応してくれるのでは?と感じるほどです。爆速ではありませんが、十分でしょう。

顔認証

顔認証は「持ち上げると画面オン」と組み合わせると便利です。画面がついてからロック解除→ホーム画面までに一瞬の間があります。これが許容範囲かどうかは人によるでしょうか。

指紋認証するつもりでスマホを持ち上げて、顔で認証されればそれでも良い、くらいの気持ちでいるのが良いかもしれません。

バッテリーと充電

Pixel 7aのバッテリーは4,385mAhです。画面の輝度を100-105ルクスに調整し、『PCMark』のバッテリーテストを行ったところ、100%→20%まで10時間35分でした。悪くはないのですが「もちが良い」というほどではありません。激しく使う人なら1日のお出かけでもモバイルバッテリーを持ったほうが良いでしょう。

いくつかの端末で比べてみると以下の通り。

バッテリー容量 PCMark
Pixel 7 4,355mAh 11h 34min
Zenfone 10 4,300mAh 11h 19min
Zenfone 9 4,300mAh 10h 49min
Zenfone 8 4,000mAh 10h 39min
Pixel 7a 4,385mAh 10h 35min

充電の設定としては、アラームの時間に合わせて充電される(途中で充電が止まる)アダプティブ充電もあります。

充電

Pixel 7aの充電は最大18Wです。最近の30Wが当たり前なスマートフォンの中だと少し遅めに入ります。ただ、それは朝の5分10分でたくさん充電したい、というときに重要なので、寝る前の充電を忘れなければ特に問題はありません。

また、Pixel 7aではワイヤレス充電に対応してくれたのが大きいです。これで一気に普段使いのスマートフォンとして使いやすくなりました。こちらは有線よりも充電速度がゆっくりなので急ぎの場合はオススメしませんが、寝てる間、仕事中などに充電しておくには便利です。

ただ充電してる間に滑って置いた位置がズレてしまい、いつのまにか充電が止まっていた、ということもあったので、それには注意が必要です。

Pixel 7aの良かったところイマイチなところ

実際にPixel 7aをメイン端末として4ヶ月ほど使ってみて感じた良いところとイマイチなところをまとめてみます。

良いところ
  • 普段使いで問題ない性能
  • 使い慣れたPixelのUIと機能
  • ワイヤレス充電に対応
イマイチなところ
  • 全体的に悪くない性能機能だが飛び抜けて良い部分もない
  • 使ってるとけっこう熱くなる

バランスよく、より使いやすくなった

PixelのAシリーズはいつも「ミドルレンジとしてちょうどいい」を示してくれます。そしてPixel 6aから性能が上がっただけでなく、リフレッシュレート90Hzに対応したりワイヤレス充電に対応したりと、より便利に使いやすくなっています。

そういった機能・性能のバランスが良く、それでいて価格は抑えられているので非常にコストパフォーマンスが良いスマートフォンです。普通のミドルレンジモデルからは一歩抜き出てしまいました。バランスが良いまま。

飛び抜けた特徴がない

バランスは良いのですが、「ここがハイエンド並」のような飛び抜けた特徴もありません。

画面の大きさや解像度、リフレッシュレートもまぁ普通。Googleのカメラとはいえめちゃくちゃすごいわけでもなく望遠もありません。充電も18Wだともはや遅いくらい。

文句をつけようと思えばけっこう付けられますね。まぁ、それらを全部解決したらミドルレンジに収まらなくなりそうですが…。バランスの良さは良くも悪くも、といったところです。

本体の熱には注意

主に使っていたのが夏だったから、というのもありますが、使ってると本体が熱くなってきます。これはPixel 7aというよりもPixelはどれもわりと熱を持ちやすいです。

夏に外でPixel 7aを使って、そのままポケットに入れるとしばらくじんわりと温かさを感じることになります。

まとめ

前作にあたるPixel 6aを使っていた時、「もうこのミドルレンジで十分じゃない」と思ったものでした。それがPixel 7aになって、リフレッシュレートが90Hzになったりワイヤレス充電に対応して「ハイエンドではなく、このスマホが良い」と思えるくらいになりました。

実際、4ヶ月メイン端末として使用してきて何のストレスも感じてません。強いて言えば、コンパクトさが無いことと熱くなる点が気になったくらいでしょうか。これが約6万円、買い方を選べばもっと安く手に入るというのは、本当にコストパフォーマンスが良いです。

なにか突き抜けた数字が欲しい人にはつまらないスマホに見えるかもしれません。目立たなくてもバランスよく使いやすい端末が欲しい人、生活の道具としての端末が欲しい人にぴったりなスマートフォンです。

参考情報

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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