Amazfit T-Rex Pro レビュー:4つのボタンでアウトドアでも使いやすい!ワイルドな外観で実際にも強靭なタフネススマートウォッチ

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Zepp Health(Amazfit)さんから、スマートウォッチ「Amazfit T-Rex Pro」をレビュー用に提供していただきました。ワイルドな外観と、それに引けを取らないタフさを兼ね備えたスマートウォッチです。

2週間以上、しっかりメインで使ってきたレビューをお届けします。

Amazfit T-Rex Proのスペック

カラー ブラック、ブルー、グレー
ボディ素材 ポリカーボネート
バンド素材 シリコン
バンド長さ 122mm(ロング)、78mm(ショート)
バンド幅 22mm
タッチスクリーン 強化ガラス+指紋防止コーティング
ディスプレイ 1.3インチ AMOLED 360×360
センサー BioTracker™ 2 PPGバイオトラッキング光学センサー、3軸加速度センサー、3軸ジャイロスコープセンサー、地磁気センサー、周囲光センサー、気圧高度計
バッテリー 390mAh(リチウムイオンポリマーバッテリー、標準値)
サイズ 約47.7×47.7×13.5mm
重量 約59.4g(バンド含む)
対応OS Android 5.0以降、iOS 10.0以降
防水 10ATM(100メートル)
GNSS GPS+GLONASS、GPS+BeiDou(BDS)、GPS+Galileo

より詳細なスペックは公式サイトをご覧ください。

Amazfit T-Rex Proの概要

T-Rexとは英語でティラノサウルスを意味する単語です。Amazfit T-Rex Proは、名前から受けるイメージの通りのタフネススマートウォッチ。Amazfitのメインストリーム製品(GTR 2など)は5ATMの防水ですが、T-Rex Proは倍の10ATM(100m)の防水に対応しています。

さらに、アメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠し、耐衝撃性能なども一般的なスマートウォッチより高いものが期待できる製品になっています。

普通のタイプとの相違点は主に以下のとおりです。

  • アメリカ国防総省制定のMIL規格に準拠!段違いのタフさ
  • 防水性能は通常の2倍、10ATM(100m)!
  • デュアルGNSS(測位システム)に対応、高精度な位置測位を実現
  • 手袋を付けていても使える!4つのボタンで操作可能
  • バンドは専用品
  • ビジネスシーンなどには合わないかも

これらは後々詳述していきます。

パッケージ、内容品など


パッケージは他の製品と同じような白を基調としたもので、モデル名はキラキラ光っています。裏面には各種認証のマークがズラリ。


側面には特色が書いてあります。

内容品一覧です。スマートウォッチ本体とバンド、ユーザーマニュアル、磁気充電スタンドです。この充電スタンドはAmazfit GTR 2eなどに付属するものと同じなので、既に持っている方は同じものが使えます。

本体、バンドの外観・装着感

Amazfit T-Rex Proはこのようなデザインになっています。

アウトドア向けのスマートウォッチとあってボタンが多く、角張ったデザインです。ガッチリしていてカッコいいですね。


ボタン部分です。ボタンは左右に2個づつ付いていて、表面は2枚目のようにローレット加工がされています。ザラザラになっていて、操作性の向上に寄与しています。


バンドもGTシリーズのような普通のタイプではなく、凹凸が多くズレづらいものになっていて、3枚目の遊革(留め具)も、緩まないように突起が追加されています。また、本体への固定も特殊で、工具を使って固定するタイプになっており、GTシリーズなどの替えバンドは使えません。

しっかり固定できる反面、常に付けていると、肌の弱い方などは私のようにかゆくなってしまう可能性があります。かゆみの危険性はありますが、フィットしてくれて装着感は良好です。

画面、操作感

1.3インチ AMOLEDを搭載する本製品は、基本はタッチで操作します。他モデルとの違いとして、Amazfit T-Rex Proは通常のモデルよりボタンが多く、ボタンのみでの操作も可能になっています。これによりアウトドアシーンで手袋やグローブを付けていても、思い通りの操作が可能です。

各ボタンの役割は本体に書かれていますが、右上が決定、右下が戻る、左上がアップ、左下がダウンとなっています。

メニューなども全てこれらのボタンで操作できますが、唯一文字盤上から下にスワイプすることで出せる画面(上記画像参照)は、タッチ操作でないと懐中電灯モードやシアターモードが選べません。…手袋したまま映画鑑賞する方はあまりいないと思いますが…

画面のレイアウト


1枚目のようなウォッチフェイス(以下文字盤)を右から左にスワイプすると、核となるメニュー画面(2枚目)になります。


下にスクロールしていくと、PAI、心拍数、血中酸素レベル、運動、運動記録、ワークアウト状態、ストレス、アクティビティの目標、天気、アラーム、


コンパス、気圧計、ストップウォッチ、タイマー、イベント、ミュージック、スマホを探す、通知、設定と項目が並びます。最終的に一番下までスクロールすると一周し、またPAIに戻ります。


文字盤を下にスクロールすると、このような画面が出てきます。アクティビティの目標の円などは、表示される際にアニメーションが再生されるのですが、それがいいですね。

こちらの画面もUP・DOWNボタンでスクロールに近いことができます。

また、 文字盤の画面でSELECTボタンを押したときにどの画面にするかを、本体の設定ユーザー設定クイック スタートでユーザーが設定できるようになっています。

通知

文字盤を左から右にスワイプすると、通知を確認できます。


通知は横全角10文字程度表示でき、一部絵文字にも対応しています。非対応だと表示されませんでした。フォントは自然です。

操作感としては、タッチ・ボタン共に思い通りに操作できました。

ディスプレイ

ディスプレイには1.3インチのAMOLEDを採用。輝度の無段階調節や自動調節に対応しています。

直射日光の下で撮った写真です。強い西日が射している割には明るく見えますね。

Amazfit T-Rex Proでできること

  • 時刻の表示(常時表示画面(AOD)対応)
  • 歩数計
  • 24時間心拍数計測
  • 睡眠モニタリング
  • 血中酸素飽和度(SpO2)測定
  • 睡眠時の呼吸の質測定(Beta)
  • 100種類を超えるスポーツモード(Amazfit GTR 2eは90種類)
  • 座りすぎ通知
  • 着信やアプリの通知
  • アラーム/タイマー/ストップウォッチ
  • 天気予報
  • 音楽再生コントロール
  • ストレスレベル測定
  • スマホを探す(音を鳴らす)

管理アプリ「Zepp」

Google playZepp
Zepp
制作: Huami inc.
価格: 無料

ダウンロード


Zeppアプリは、長い間フィットネス関連のプロダクトを作ってきたZepp Healthの良さが出ています。無駄なアバターなどはなく、知りたい情報の配置が的確です。

Amazfit GTR 2eの記事でもご紹介していますし、かぶる部分も多いので、GTR 2eの記事も合わせてご覧ください。
Amazfit GTR 2eから、Amazon Alexaなどの機能は削られています。

ワークアウトの記録



散歩に出かけてみました。その時の記録です。
高度などもしっかり記録されており、信頼のおけるデータだと思います。ただ、本製品はデュアルGNSS(測位システム)に対応しているのですが、軌跡はAmazfit GTR 2eと同程度の正確性でした。悪いわけでは無いのですが、とりたてて良くもなく…GPS+GalileoではなくGPS+BeiDouとかにしていればもっと良くなっていたのでしょうか?

このようなグラフも出せます。表示するデータを選択できるので、必要なものだけで構いません。

バッテリーはしっかり長持ち

長期間持続するバッテリーはAmazfit T-Rex Proでも健在です。公称値でノーマルユースモードなら最大18日間持続します。ノーマルユースモードの定義は以下の通り。

ノーマルユースモード/最大18日間:ノーマルユースモードは24時間装着し、心拍数モニタリング(10分ごとにデータを記録)をオンにして、1日2回血中酸素レベルを測定。画面に150通のメッセージを表示と5分間の操作、30回手首を上げての時間確認。毎週90分のエクササイズの操作を行えます。
Amazfit T-Rex Pro – Amazfit|日本公式オンラインストア

私はアシスタントによる睡眠モニタリング・睡眠時呼吸評価はOFF、10分に1度脈拍測定、アクティブ心拍数モニタリングON、自動ストレスモニタリング、腕上げで画面点灯(15秒)、画面輝度自動調整で丸12日間持続しました(充電して下さいと表示されるまでの期間)。スマートウォッチとしては十分過ぎるほど長い時間です。

まとめ:国内タフネススマートウォッチ期待の星

スマートウォッチは世の中に数あれど、タフネススマートウォッチとなると一気に選択肢が狭まります。さらに、他社製品はお高めで、どれも3万円では買えるような値段ではありません。

対してAmazfit T-Rex Proは、3万円でお釣りが来ます。セール価格でなくても、です。この点は大きいのではないでしょうか?他社製品は価格が高いだけあり、20ATM(=200m)の防水を備えていたりします。しかし、100m以上潜るときにスマートウォッチ付けていく人がいるでしょうか。それ落としたときどうするつもりでしょう…

もちろん、マーケティング的理由もあって、アピールポイントで実装されているというのは理解していますが、実際大半の人にはオーバースペックでしょう。本製品は「ちょうどそれくらいが欲しいな」というツボを押さえたスペックで、手頃な価格を実現しています。

ポリカーボネート製で軽いですが、一方で安っぽさはありません。金属っぽさが上手く再現されていてカッコいいです。お手頃価格でタフネススマートウォッチが欲しい方にピッタリの製品ですよ。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

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でじぃ
病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。
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