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MMD研究所は3月9日、「2021年3月 通信サービスの利用動向調査」を実施し、その結果を公開しました。この調査は毎年3月と9月に行われていた「格安SIMサービスの利用動向調査」が少し変化したもので、前回は2020年11月に行われています。
今回は18歳~69歳の男女40,000人を対象に2021年2月8日~2月10日の期間で調査が行われました。なお、アンケート調査により回収されたサンプルを人口構成比に合わせるために、ウエイトバック集計されたものを使用しています。
- メインで使ってる通信サービスにおいてMVNOは10.4%
- UQ mobileとY!mobileを入れても20.8%で調査開始以来初の減少
- メイン利用のモバイル端末は男女とも10代20代以外はAndroidが多い
メインで格安SIMを利用する人の割合が初の減少
メインで使ってる携帯・スマホの通信事業者を聞いたところ、docomo(35.0%) au(24.5%) SoftBank(15.7%) 楽天モバイル(4.0%)と、4キャリア合わせて79.2%でした。2020年11月の調査では3キャリアで77.5%でした。
サブブランドはUQ mobile(3.2%) Y!mobile(7.2%)で、キャリアと合わせると89.6%、それら以外のMVNOは10.4%となりました。
2014年からのグラフは上図の通り。3大キャリアとサブブランドのシェアはそれほど変わっていないのですが、楽天モバイルMNOが2.5%→4%と成長しています。MVNOは前回の12.3%から10.4%と楽天モバイルの伸びと逆に減っています。
MVNOとサブブランドを合わせた格安SIMはこの調査始まって以来初の減少となります。
メインで利用してる格安SIMは変わらず楽天モバイル、mineo、OCNモバイルONE
MVNOをメインで利用していると回答した人(n=3,927)を対象に、利用している格安SIMサービスを聞いたところ、最も高かったのは「楽天モバイル(MVNO)」で24.3%、次いで「mineo」が15.5%、「OCN モバイル ONE」が11.3%と続きました。
相変わらず楽天モバイルがトップですが、前回は30.0%だったので少しずつ減っています。
2016年10月の調査のものからここまでをグラフにまとめてみました。今回は上位7位までしか出ていませんが、前回までを見てもこの下とは開きがあります。
メイン利用の端末はAndroidが45.8%、iPhoneは41.0%
メインで使用してる携帯電話・スマートフォンについては、Androidが45.8%でiPhoneは41.0%で「その他」の0.1%を合わせるとスマートフォンとして合わせると86.9%でした。
これを年代別に見ると、10代と20代では男女ともにiPhoneの割合が大きく、30代から一気に変わります。フィーチャーフォンについても20代までと30代からで大きく差がありますね。
それぞれでメインで使用してる端末を聞いたところ、AQUOSシリーズがトップで27.1%、ついでXperiaシリーズが23.1%、Galaxyシリーズが12.5%と続きます。
MMD研究所の調査ではここに掲載した以外の結果も掲載されています。興味ある方はそちらもチェックしてください。また、過去の調査結果と合わせて読むことで、変化も感じ取れるでしょう。
参考情報
- 2021年3月 通信サービスの利用動向調査
- メイン利用している格安SIM、いまだに楽天モバイル(MVNO)が30%超え【MMD研究所調査】 – OREFOLDER
- 格安SIMサービスの利用動向調査 – OREFOLDER
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。