格安SIMの速度測定を定期的に実施してるサイトまとめ(2022年2月)

当サイトでは毎月2回、主要な格安SIMを使って速度測定を行っています。こうした速度測定を行ってるサイトは他にもあるので、まとめてみました。

それぞれ、測定方法や期間、場所など異なるので、1つだけに絞らずにいろいろ比べながら見てみるといいでしょう。

2022年2月27日更新:
測定サイトに「スマホマホ」を追加。その他のサイトについても再チェックし情報を現状に合わせて修正しました。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

格安SIMの速度測定を定期的に実施してるサイト

格安SIMの速度測定を定期的に実施してるサイトを集めたところ、当サイトを含め9つが見つかりました。

サイト名 測定頻度 SIM数 測定場所 測定方法 測定端末
SIMチェンジ 15分ごと 22 東京都千代田区大手町周辺 自社開発速度計測アプリ HUAWEI P10 lite
mobile by keisoku.io 1時間ごと(お昼は15分ごと) 30 神戸市中央区 自社開発のAndroidアプリ Zenfone 3 Laser
格安SIMの管理人の速度比較 日に十数回と3,4ヶ月に1回のまとめ 26 東京都 自作のAndroidアプリ バラバラ(月1台ペースで古いものを新しいものに置き換え)
OREFOLDER 月2回 20 静岡県静岡市 SPEEDCHECK/5GMARK AQUOS sense3 basic
価格.comマガジン 月1回 12 長野県佐久平駅周辺 RBB SPEED TEST moto g50 5G
モバレコ 月1回 19 東京都港区周辺 OOKLA SPEED TESTアプリ ASUS ZenFone 3シリーズ
Creator Clip 月1回 20 沖縄県 那覇市周辺 Speedtest.net/5GMARK AQUOS sense 3 basic
スマホマホ 月1回 22 千葉県松戸市 5GMARK iPhone SE
シムラボ 月1回 16 東京23区内 ドコモスピードテスト ZenFone Live L1
MMD研究所 年1回 17 東京、名古屋、大阪 Speedtest.net/5GMARK Huawei P20 lite

端末を揃えているところは意外と古い端末を使ってるんだな、と思いますが、1台2万円としても20台集めたら40万円ですからね。そうやすやすと更新できないと思います。

使用してるアプリは測定回数が多くグラフ化してるところは自社開発のものを使っているようです。それ以外はやはりOoklaのSpeedtest.netが人気です。

各サイトを簡単に紹介

各サイトを簡単に紹介していきます。

SIMチェンジ(格安SIMスピードチェッカー)

SIMチェンジは格安SIM・格安スマホなどの専門サイトです。格安SIMスピードチェッカーという自社開発のアプリで15分ごとに測定し、グラフ化して表示しています。またその結果を定期的にまとめて1つの記事として出しています。ただし毎回新しいものに上書き更新されるようで、過去の記録を調べるには向いてません。

mobile by keisoku.io

mobile by keisoku.ioは「1時間ごと(お昼は15分ごと)」に測定し、その結果を自動的にグラフで表示しています。特に考察だったり評価があるわけではなく(ランキングはありますが)淡々とデータを提供しています。

格安SIMの「今」の速度をすぐに確認できるサイトです。逆に過去の記録は1週間程度のものが見られるようになっています。

格安SIMの管理人の速度比較

格安SIMの管理人の速度比較は格安SIMとスマホ比較のコンテンツの1つです。こちらも自作のアプリで自動測定、グラフ表示されます。深夜帯は測定を行わず、昼は15分ごとの測定となっています。

データを淡々と出すリアルタイムのページの他に、3,4ヶ月に1度はランキング記事もあり、その間に起きた関連ニュースもまとめられています。

OREFOLDER

今読んでるこの記事が掲載されている当サイトです。格安SIMの専門サイトではなく、使用する端末もバラバラ、測定するSIMの数も時々増減します。

頻度などは上で上げたサイトに敵いませんが、毎回の測定を1つの記事として残しているので過去の記録もすべて辿ることができます。2015年3月からやっているのでもう約7年ほどになりますね。

価格.comマガジン

価格比較サイト価格.comのメディアです。以前は人口密度の高い地域として東京都千代田区の東京駅周辺、低い地域として長野県佐久市の佐久平駅周辺で測定し、その比較も行っていたようですが、現在は新型コロナウイルスの影響で佐久平駅周辺のみとなっています。

RBB SPEED TESTを使用し、そのほかにPlayストアのダウンロード時間を動画撮影しそこから所要時間を記録という測定方法も行っています。

記事は毎回同じURLで最新のものに更新されるので過去の記録は確認できません。

モバレコ

モバレコというかこのグループはあまり好きではありません。ここも同じURLで記事を上書きしていくタイプです。

Creator Clip

当サイトと同じく個人メディアの1コンテンツとして速度測定しているブログです。月に1回の測定でその結果を考察とともに記事化しています。2016年3月から毎月測定しており、その記録が確認できます。

シムラボ

SIMラボは格安SIMに関する情報を扱う個人メディアです。ほかのサイトとは違い、1つのMVNOで1つの記事となっており、格安SIM内での比較というよりは「〇〇の速度ってどうなの?」という疑問に答える形の記事となっています。同じMVNOなら同じURLで毎月更新されていきます。

MMD研究所

MMD研究所はスマホやモバイル関連の消費者動向や市場調査を無料で公開する日本最大のモバイル専門のマーケティングリサーチ機関です。ここの調査結果は格安SIMのシェアや満足度など、多くのサイトで引用されています。

格安SIMの通信速度については年に1回と、ここに挙げたものの中では一番少ない頻度ですが、東京・名古屋・大阪の3ヶ所で調査など専門機関ならではの調査が行われます。

スマホマホ

スマホマホも当サイトと同じく個人メディアの1コンテンツとして速度測定しているブログです。スマホのレビューや各通信事業者のプラン解説などが主なコンテンツです。速度測定については2021年10月から開始しました。

まとめ

過去にはほかにも多くのサイトがあった気もしますが、現在も定期的に更新してるのが確認できたのはこの9サイトでした。専門でやっているところは自社開発のアプリを使って24時間測定し自動化、そうでないところは月1回程度で手動という違いがあります。

検索などでその時の最新情報を知りたい場合はやっぱり自動化されたグラフのほうが便利ですよね。私にはそんなシステムを用意する技術はありませんが、クラウドソーシングで依頼すれば作ってもらえるのでしょうか。

とは言え、15分に1回の測定だと消費するデータ量もかなりのものになり、各格安SIMの最低容量のプランではおそらく収まらなくなってしまいます。現状でも毎月SIM代で2万円ほどかかっているので、それ以上となると、なかなか難しいものがあります…。

格安SIMの速度については、最新のものと過去からの記録の蓄積と、どちらも大事です。また、1つの結果だけを信じるのではなく、できれば今回挙げたサイトを複数確認して自分なりの評価をしていきたいですね。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧