総務省から携帯料金の値下げを迫られ、各キャリアともこの数ヶ月で様々に動いています。2月にY!mobileとUQ mobileで新プランが始まり、3月にはドコモのahamo、auのpovo、ソフトバンクのSoftBank on LINE(仮称)が始まります。
こういったことから格安SIMを含めて自分の契約プランをどうするか考えている人も多いでしょう。一応総務省としてもそういった検討を促すのも目的にあるようですしね。
格安SIM各社がどうするのか、まだ見えてこないので今の段階では「待ち」が最善とは思うのですが、それでも今の段階でのオススメできるものをタイプ別に考えてみます。(思うままにダラダラ書いていきます。)
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プラン選びの4つの基準
格安SIMの選び方という記事でも書いてるのですが、格安SIM…に限らずスマホの契約をするなら以下の4つのポイントに気を付けましょう。
- 料金…やっぱり月額料金は安いほうがいいですよね
- プラン・コース…自分が使う通信量に合った無駄ないプランを選びましょう
- 通信速度…お昼時など混雑時間帯に速度が遅くなる格安SIMもあります
- サービス・機能…特定のアプリの通信量がフリーなど特徴ある機能があります
これを頭に入れつつ、いくつかのタイプ、主に通信量で分けてオススメを考えていきます。
目次
月に20GB以上通信する人にオススメのプラン
月に20GB以上通信する人、素直にキャリアの大容量プランを使いましょう。自分は普通と思っているかもしれませんが、わりとヘビーユーザーです。しっかりお金を払ってガッツリ快適に使いましょう。
もしくは、FUJI Wifiなどの再販型のSIMを使いましょう。メインの電話をするSIMはなるべく安い通話SIMを契約し、デュアルSIMを使えるスマホでデータ通信専用の再販型SIMを使います。ちょっと古い記事ですが、基本的な考えは以下の記事のままです。
当時とは価格など状況が変わっていますがFUJI Wifiで言えば、現在100GB使えるプランが月額4,290円(税込)、50GB使えるプランが3,190円(税込)です。
デュアルSIMの使えるスマホが必要ですし、そういった知識も必要です。なので、基本的にはキャリアの大容量プランがいいとは思います。
月に10-18GB程度の通信量の人にオススメのプラン
月に10-18GB程度のデータ量の人は、まさに3月に始まるahamo・povo・SoftBank on LINEがぴったりです。どれも20GB使えて電話もできて3,000円程度です。
3つの中でのおすすめはauのpovoです。他と違って5分かけ放題がオプション(トッピング)で別料金となってるので必要ない人は付けないでも良く、その分だけ安くなっています。必要なときは月額220円(税込)で24時間使い放題のトッピングも選べます。ただ、auに対応したスマホを持ってない、新しく用意したくないという人には難しいかもしれません。
家族がドコモで契約していて家族割など使っているのであれば、ahamoはそちらのカウント対象になるのでそれもアリでしょう。LINEを使っていてその通信量が多いのなら、SoftBank on LINEがいいかもしれません。SoftBank on LINEはLINEの通信量がカウントされないのでその分だけ通信量に余裕があります。
月に8GB以下の通信料の人にオススメのプラン
月に8GB以下、20GBだと多すぎるという人にオススメのプラン。ここでようやく格安SIMの登場…といきたいのですが、基本的にはUQ mobileが2月から始めるプランをオススメします。
別記事でも書きましたが、UQ mobileにY!mobile、そして主要な格安SIMの3-20GB付近の月額料金が以下になります。
(税抜) | 3GB | 6GB | 10GB | 12GB | 15GB | 20GB | 25GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Y!mobile | 1,980円 | 2,980円 | 3,780円 | ||||
UQ mobile | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 | ||||
IIJmio | 1,600円 | 2,220円 | 3,260円 | ||||
OCN モバイル ONE | 1,480円 | 1,980円 | 2,880円 | 4,400円 | |||
mineo | 1,510円 | 2,190円 | 3,130円 | 4,590円 | |||
BIGLOBEモバイル | 1,600円 | 2,150円 | 3,400円 | 5,200円 | |||
イオンモバイル | 1,380円(2GB) | 1,980円 | 2,980円 | 3,580円(14GB) | 3,980円 | ||
ahamo | 2,980円 | ||||||
SoftBank on LINE | 2,980円 | ||||||
povo | 2,480円 |
10GBより少ないデータ量でUQ mobileと主要な格安SIMで月額料金にそこまで差はありません。むしろUQ mobileの方が安く、家族割や容量シェアを考えてもそこまで差は出ません。Y!mobileは2回線目から500円引きとなるのでこれも候補に入れてもいいと思います。
そしてUQ mobileとY!mobileは一般的な格安SIMに比べて「お昼の混雑時間帯でも速度低下がほとんどない」という利点があります。逆に言えば格安SIMの一番の弱点です。というわけで、格安SIMを契約してる人は、今後月額料金改定などなにかしらのアナウンスがなければUQ mobile、次点でY!mobileに移るのがいいと思います。
所有してるスマホの関係でドコモ回線がいいんだ、という場合にはOCN モバイル ONEやy.u mobile、そして日本通信SIMあたりが昼でも速度を保っているのでおすすめです。
格安SIM各社にはもちろん価格以外でも魅力はあるのですが、混雑時間帯の速度で大きく差をつけられ、価格でも勝てないと、やはり厳しいです…。混雑時間帯にスマホを使わない人(夜勤が主な人など)なら、また話は変わってくると思いますが。
高速通信がなくてもいいから安いのがいい人におすすめのプラン
高速通信は必要なく、電話さえできればいい、データ通信は家や会社のWi-Fiがあるところだけ、というのであれば格安SIMでもいいものがあります。
プラン | 月額料金(税抜) | 高速通信データ量 | |
---|---|---|---|
b-mobile | 990ジャストフィット | 990円 | 1GB |
ロケットモバイル | 神プラン | 948円 | なし |
LINEモバイル | ベーシックプラン | 1,100円 | 500MB |
IIJmio | ケータイプラン | 920円 | なし(低速通信も不可) |
nuroモバイル | お試しプラン(D) | 1,000円 | 200MB |
…まぁ、今普通にスマホで高速通信使ってる人にはおすすめしません。
安くスマホが欲しい人にオススメのところ
とりあえず安くスマホが欲しい人、のちのちMNPして別のところに移るつもりの人であれば、セールを狙うのもいいでしょう。
楽天モバイルならRakuten Handは実質0円以下ですし、ほかのスマホもポイントで実質価格がけっこう下がります。
また、OCNモバイルONEも頻繁にセールを行っており、2月1日まではRedmi Note 9Sが1円などのセールを楽天市場店とYahoo!ショッピング店にて開催中です。おそらく2月上旬には本店でもセールが開催されると思います。
まとめ
基本的に、大容量使う人はキャリアの大容量(無制限)プラン、20GB程度なら3月まで待ち、小容量なら2月のUQ mobile待ち、もしくはOCN モバイル ONE / y.u mobile / 日本通信SIMといったところでしょう。
一般的に「格安SIM」と呼ばれるものの生き残る道がかなり狭くなっていますね。まぁ2月には各社からなんらかの動きが見えてくるのではないでしょうか。当サイトでは毎月2回格安SIMの速度測定を行っていますが、今回の動きの結果次第では、測定に使う格安SIMもまた選別しなくてはならないかな、と考えています。