MOONDROP(水月雨) A8:滑らかでやさしい音を鳴らしてくれるイヤホン

私が気に入っているメーカー「MOONDROP」から販売されているイヤホン「MOONDROP A8」を購入しました。

このイヤホンは国内未発売モデルで、海外から個人輸入しないと購入できないイヤホンです。私も海外から輸入する予定でしたが、ぐうぜん見慣れないパッケージ画像の商品がフリマアプリで出品されていたため、これはもしや…と思い、確認したら案の定だったので即購入しました。

普段から愛用している「MOONDROP KXXS」がとても好みのチューニングなので、今回のA8にもかなり期待しています。

  • 8BA搭載で高音質
  • 癖のない優しい音
  • ノズルが太いから着ける人を選ぶ
  • 優しすぎて激しさがない
MOONDROP A8
MoonDrop A8 Knowles 8 BA Unit Driver IEM In-Ear Earphone

MoonDrop

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

MOONDROP A8の仕様

タイプ:カナル型 耳掛け型
ドライバ数:8BA(バランスドアーマチュア型)低域×2 中域×4 高域×2
再生周波数帯域:不明(記載なし)
感度:110±3dB
インピーダンス:32Ω
リケーブル:対応(2pin)

外箱・付属品

外箱は畳をモチーフとしています。

外箱を開けるとMOONDROP特有の萌えイラストが出てきました。こういったところもこのメーカーが好きな理由の一つです。

同社のKXXSはパッケージから萌え絵な事を考えると、この時代のMOONDROPはそこまで主張が強くありませんね。
(KXXSは2019年発売 A8は2018年発売)

付属品はイヤホンケース ケーブル イヤピース 各種書類 といたってシンプルです。

デザイン・サイズ

全体的なデザインはとても落ち着いています。
シルバーを基調としたシェルデザインがMOONDROPらしく、ビルドクオリティも申し分ないです。

本体のシェル部分には「水月雨」と漢字で書かれています。
これが結構かっこいいんですよね。あまり目に入る箇所ではありませんが、隠れたアクセントとして気に入ってます。

同社のKXXSと比較しました。とにかくサイズがデカくて驚きです。

ノズルも非常に太く、耳の穴が小さい人にはギチギチしてちょっと辛いかもしれません。

装着感・遮音性

装着感はかなり人を選びます。
前述したように、ノズルがかなり太く、一番小さなイヤーピースを取り付けてもやや窮屈です。

購入を検討されてる方は余裕があることを確認したうえで購入したほうが絶対にいいです。

イヤーフックが付いているので不意に落とす心配がなく、ノズルを抜きにすれば装着感はすごくいいです。

遮音性はほどよく。といった感じですが、音を鳴らせば周囲の音がほとんど気になりません。ここはカナル型イヤホンの特権ですね。

音質

音質についてですが、スマートフォンで聴いた場合とポータブルオーディオプレイヤーで聴いた場合をそれぞれ記載します。
公平性を期すためにどちらも聴く楽曲は統一しています。

試聴環境:AQUOS R5GにONKYO Hi-Fi Playerを入れて再生 / Astell&Kern SA700 Stainless Steal

EGOIST – KABANERI OF THE FORTRESS (96kHz/24bit .FLACファイル)

ボーカルがほどよく前に出てきて後ろで鳴ってる音の分離感を感じられます。
先にスマホで試聴した時に、あまりにも分離感が強すぎて「本当にスマホか!?」と激震が走ってしまいました。
終盤にある「さあ・・・立ち上がれ」の躍動感がとても好きなのですが、そこがあまりにも印象的で鳥肌が立ちそうになりました。

Rigel Theatre – Grand Thew – ERIS – Legend of Gaidelia – (48kHz/24bit .FLACファイル)

一番最初に思ったのは音がとにかく艶やかなこと。この曲は電子音楽でオーケストラらしい盛大な楽曲作りをしているのですが、分離感が強いためスマホでも一音一音がはっきりと聴こえます。
また、オーケストラらしく、沈むときは沈むので、低域が強調されずに深く沈み込んでいく感覚は聴いていて味わい深いです。

牧野 由衣 – ウンディーネ(96kHz/24bit .FLACファイル)

素晴らしいの一言につきます。端から端まで試したわけではないので断言はできませんが、恐らく私が所持している音源の中で一番A8と合う曲です。
抽象的になってしまいますが、空間(雰囲気)作りが凄く上手に感じました。
ウンディーネはこれといって盛り上がりがあるわけでもなく、ひたすらに穏やかなんですよね。正直、スマホでここまでの音楽体験をしたことがなかったので、軽く放心状態になっています(笑)

最後に

国内では基本的に試聴することができないので半ば博打感覚で購入したのですが、そんな不安を拭い去ってくれるくらい完成度の高いイヤホンでした。

MOONDROPのチューニングはとにかく「自然」なため、低音がゴリゴリ出るような主張が強い音に飽きてしまった方、もしくは私のように低音が苦手な方に自信を持ってオススメできるイヤホンです。

MOONDROP A8
MoonDrop A8 Knowles 8 BA Unit Driver IEM In-Ear Earphone

MoonDrop

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
CloNis

2002年生まれ、自分の好奇心を満たすために行動してます!

行動(選択)基準はよくもわるくも「おもしろいか、おもしろくないか」になりがち。スマホはGalaxy Z Fold 5、最近はAngenieuxのレンズにハマってます。

⇨CloNisの記事一覧