AirPodsを片方交換して翻訳、みたいのが話題だったので別のイヤホンで試してみた

ここ何日かで、「AirPodsを片方交換してGoogle翻訳を使うと翻訳機のように使える」みたいなものがTwitterなどで回ってきました。それを読んで「ほー、あー、そうね、そういうことね」とは思うものの、いまいち腑に落ちないところもあったので、確かめてみました。でもAirPodsは持ってないので別の完全ワイヤレスイヤホンで、です。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

話題の元

今回の話題の大本はTikTokのものです。ただそれは翻訳という話ではなく、学校で友人とAirPodsを片方ずつ交換し、授業中にGoogle翻訳の読み上げ機能を使っておしゃべりを楽しむ、というものでした。

(リンク切れ)

これのあと、もう1つくらい何かあった気もするのですが、その後にITmedia NEWSの速報カテゴリで「AirPodsの片方を交換し、通訳付き会話を行う方法」という記事がありました。授業中のお手紙交換の現代版のようないたずらが翻訳という実用的っぽいことになってました。

で、この記事を受け、Twitterで短編マンガも出てきました。

これらを読んで、へー、そうなんだ、そんなことできるんだねー、と。いくつか疑問もあったので、実際にやってみました。

それぞれの記事での使い方

Google翻訳でお喋り

まずはTikTokで出ていたものです。この時点ではGoogle翻訳を使っているものの、実際翻訳として使うという話ではありません。

事前準備として、お互いのスマホに『Google翻訳』アプリをインストールし、イヤホンを片方ずつ交換します。この交換というのが完全ワイヤレスイヤホンならではです。

Google翻訳では、テキストを入力して翻訳させると、その翻訳結果や元の文をスマホに読み上げさせることができます。イヤホンに接続していれば、その読み上げはイヤホンから聞こえます。

自分のスマホに接続してるイヤホンの片方は友達の耳にあります。なので友達に自分の入力した文章が読み上げ機能で伝わる、というわけです。

片方の交換ではなく全部渡してもいいのでは?と思ったのですが、おそらく自分の打った文章がちゃんと相手に聞こえてるか、それを自分の耳で確認できるという意味もあって片方ずつなのではないでしょうか。確認が必要ないのであれば、別に自分のスマホと相手のイヤホンをペアリングさせれば自分のイヤホンのままで使えるのですし。(まぁそれも面倒ですが)

通訳付き会話を行う方法

ITmedia NEWSの記事は、これを使って「通訳付き会話を行う方法」として説明したものです。ここではGoogle翻訳はテキストの読み上げではなく、「会話」モードにして自動的に翻訳→読み上げしてくれるモードを使っています。ただ文章はともかく、動画はBGMもあって自分がしゃべるのは聞こえてもそれが相手にどう聞こえたのかがまったく聞こえず(動画的には聞こえるようにカメラを近づけていたようですが…)よくわからなくなってました。

AirPods+Google翻訳で通訳

Twitterの漫画はこのGoogle翻訳の会話翻訳の読み上げが完全ワイヤレスイヤホンで聞こえるというのをわかりやすく実際のシチュエーションとして表現しています。

この漫画内でも「AirPodsのマイクが音声拾うんだな」としていて、手にスマホは持っているものの普通に会話して翻訳結果がイヤホンから聞こえてくるような描写になっています。

AirPods以外でもできるのか?

漫画に関する感想でも「AirPodsはマイクがあるから」みたいなのがありました。別にAirPodsでなくてもマイクを内蔵した完全ワイヤレスイヤホンなんて珍しくもないので、手持ちのイヤホンでやってみました。

…が、結果から言えば、イヤホンのマイクが拾った音声を翻訳はしてくれませんでした。

Android版のGoogle翻訳の会話モードでは、音を拾うと下のマイクアイコン部分からエフェクトが出て音を感知しているのかわかります。イヤホンのマイク部分をコツンコツンと叩いたりするとここが反応するので、イヤホンのマイクで音を捉えてることは捉えているようです。

ただ、スマホには聞こえないようにして(少し離れて)喋っても、それを翻訳はしてくれませんでした。スマホに向かって話せばちゃんと翻訳してくれます。いくつかのイヤホンで試してみましたが、全部同じでした。

うーん…。

AirPodsならちゃんと拾ってくれて翻訳してくれるんでしょうか。そうであるならば、たしかに「そう、AirPodsならね」になるんでしょうけど。

現実的な使い方

漫画はあくまで漫画なんだから、あれは単に漫画的表現してるだけなんだよ、と言われればまぁそのとおりなんでしょう。AirPodsを使わなくても、完全ワイヤレスイヤホンを使えば同じようなことはできます。

まずは完全ワイヤレスイヤホンを片方ずつ交換します。相手に渡す前にちゃんと拭いてからにしましょうね。
Google翻訳アプリを起動し、会話モードにします。
翻訳したい言葉をスマホに話しかけます。
Google翻訳が翻訳し、読み上げてくれます。自分のイヤホンから自分と相手の耳に翻訳された内容が届きます。

うーん…なんというか、目の前に相手がいるのに電話で会話してる、みたいな感じです。実際そんな見た目になるんじゃないでしょうか。翻訳で若干の遅延はありますが、まぁコミュニケーションは可能だと思います。

なぜイヤホンを使うのか

Google翻訳の会話モードでは、元の言語を自動で解析してくれる機能もあります。なので自分と相手の間にスマホを置けば、それで自動的に翻訳させることもできます。

ただ、それは静かな部屋の中でなら可能なことです。外や街なかであれば、今回の方法のようにイヤホンを使ったほうが聞き取りやすいと思います。外だとスマホのスピーカーからの音声って、よっぽどボリューム上げないと聞き取りにくいですよね。

まとめ

まぁ、最初に書いたとおり私はAirPods持ってないので、AirPodsならスマホに話しかけないでもできるのかどうかはわかりません。誰か教えてください。

ただ、やっぱりイヤホンを(目の前で拭いてくれたとしても)交換するのってちょっと抵抗ありますよね。有線イヤホンを片方ずつ使って音楽を聞く恋人体験が豊富な人ならそうでもないのでしょうか。

そういう意味では、耳に入れない骨伝導タイプの完全ワイヤレスイヤホンなら、こういう使い方も十分できそうですよね。一応あるみたいです、骨伝導完全ワイヤレスイヤホン。

まぁ、けっこう耳の内側には入ってますけど。

技術とガジェットの進化、そしてそれを新たな使い方で可能性を広げていく、面白いですね。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧