AQUOS R2 Compact SH-M09 レビュー:コンパクトにギュッと詰めたハイスペック!使いやすい良機種!

幅64mmのコンパクトボディにハイエンドモデルの性能を凝縮したスマートフォン「AQUOS R2 Compact SH-M09」を購入し、メインとして使用して約1ヶ月弱が経ちました。もうすっかり手に馴染んでいます。

やっぱりコンパクトモデルはいいですね。このままメインスマホとして使い続けようかと本気で悩んでます。

  • 手に馴染むコンパクトサイズがサイコー!
  • コンパクトでも性能はハイスペック
  • おサイフケータイ対応
  • 下部ノッチは微妙
  • カメラは普通
  1. 片手で持ちやすいコンパクトサイズは正義
  2. AQUOS R2 Compactのスペックとベンチマーク
    1. スペック
    2. ベンチマーク結果
    3. 問題のない安心できる動作
    4. バッテリーは容量の割に悪くない
  3. カメラ
    1. AIが撮影モードを自動でセレクト
    2. 多彩なガイド線
    3. インテリジェントフレーミング
    4. アイキャッチセルフィー
    5. 作例
  4. 使いやすいシャープのAndroid
    1. ホーム画面とプリインアプリ
    2. 設定画面
    3. シャープ独自機能
    4. 指紋認証と顔認証
    5. ダブルノッチは必要だったか?
  5. まとめ
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片手で持ちやすいコンパクトサイズは正義

私はこれまでもメインスマホはコンパクトモデルを多く使っていました。(逆に大きなXperia X Ultraを使っていたこともありましたが。)

AQUOS R2 Compact SH-M09を使い始めて、やはりコンパクトモデルは手に馴染んでサイコーだな、と感じています。私の手が大きくないというのもありますが、片手で操作しようと握って、手のひらにちょうどいい大きさです。

Xperiaのコンパクトシリーズも含め、だいたい横幅64-66mmくらいなんですよね。普通のスマホは72mmくらいあるのですが、この6-8mmの違いが、けっこう大きな差に感じます。

AQUOS R2 Compact SH-M09は上下にノッチのあるスマホです。写真で見るとやはり目立ちますが、実際に使ってみるとどちらも気になりません。

横のベゼルはそれなりにあるので、ベゼルレスなスマホに慣れている人にはちょっと不格好に見えるかもしれません。私はこれくらいのほうが好きですけどね。

そのほかの写真や前作のAQUOS R Compact SH-M06との比較は上記記事も参考にしてください。

AQUOS R2 Compactのスペックとベンチマーク

スペック

AQUOS R2 Compact SH-M09の主なスペックは以下のとおりです。

OS Android 9 Pie
CPU Qualcomm Snapdragon 845(SDM845)
2.6GHz(クアッドコア)+ 1.7GHz(クアッドコア)オクタコア
RAM 4GB
ストレージ 64GB
外部メモリ microSDXC (最大512GBGBまで)
ディスプレイ 5.2インチ 2,280×1,080 (FHD+) ハイスピードIGZO
カメラ 背面:2,260万画素 前面:800万画素
バッテリー 2,500mAh
サイズ 約131 × 64 × 9.3 mm
重量 約135g
防水 / 防塵 IPX5/IPX8 / IP6X
対応バンド LTE:Band 1 / 3 / 5 / 8 / 11 / 12 / 17 / 19 / 26 / 28 / 41 / 42
3G:Band 1 / 5 / 6 / 8 / 19
GSM:850/900/1800/1900MHz

ベンチマーク結果

AnTuTuの結果は288,686点、Geekbench4の結果はシングルで2363点、マルチで8776点、3DmarkはSling Shot Extreamで4674点でした。

この結果を見たとき、かなり驚きました。そう、AQUOS R2 Compact SH-M09はコンパクトモデルですがその中身はハイエンドに近いところにあります。小さなボディにビッグなパワー、こういうのを求めてたんですよ!

AnTuTuで似た点数を持つスマホ + AQUOS R compact SH-M06と比較してみます。

SoC Antutu Geekbench 3DMark
Single Multi Battery
AQUOS R2 compact SH-M09 Snapdragon 845 288686 2363 8776 3799 4674
Pixel 3 Snapdragon 845 285757 2375 8378 3140 4701
OPPO Find X Snapdragon 845 285174 2310 8051 3600 4544
OnePlus 5T Snapdragon 835 215049 1966 6769 4419 3782
AQUOS R compact SH-M06 Snapdragon 660 127141 1628 4560 3215 1318

Snapdragon 845のスマートフォン同士ではほぼ誤差のような点数差ですが、Pixel 3よりも高得点というのは驚きました。現時点で私の所有するスマホの中ではトップの点数です。(買おうと思えばもっとハイスペックなスマートフォンもあるのですが、あくまで現時点で私が所有するスマホの中で、です。)

問題のない安心できる動作

ベンチマークの値が示すとおり、動作では引っ掛かりを感じたりすることはありません。何の問題も感じたことはありません。とは言っても、私はほとんどゲームしないので、重いゲームでの快適性や発熱具合はちょっとわかりません。

一方、メモリ消費を調べてみると、RAM4GBのうち3GB程度をいつも使っているようです。多くのスマホではここが60%くらいなので、それらに比べると常に使用している量は多いですね。

バッテリーは容量の割に悪くない

AQUOS R2 Compact SH-M09のバッテリーは2500mAhです。ちょっと少なめですが、端末サイズを考えると仕方のないところでしょう。

実際に使ってみての感触としては、これの前に使っていたのがPixel 3なのでそれほど気になりませんでした。Pixel 3よりはいいと思います。ただ元々の容量が少ないので、平均より少し下、という印象です。モバイルバッテリーはカバンに入れておいたほうが安心ですね。

カメラ

AQUOS R2 Compact SH-M09のカメラは前後ともシングルカメラです。カメラ機能を売りにしている機種と比べるとやはり劣りますが、基本的にしっかり撮れて悪くはない、十分に使えるカメラです。

実際に撮影した写真をGoogleフォトにアップしてあるので、興味ある方はご覧ください。

AIが撮影モードを自動でセレクト

AQUOS R2 Compact SH-M09のアウトカメラは「AIオートモード」にすると、料理や夕景など、撮影する被写体やシーンにぴったりのモードをAIが自動で選んで、被写体に合わせた調整をしてくれます。

以下の9つの被写体やシーンに対応しています。

人/犬/猫/料理/花/夕景/花火/QRコード/白板

デフォルトでAIオートモードですが、AIをオフにしたり、マニュアル、ふんわりやくっきりなどいくつかのモードを自分で切り替えられます。

多彩なガイド線

AQUOSのカメラはガイド線が豊富に用意されているのも特徴です。よくある三分割やフィボナッチはもちろん、料理用のガイド線なんかもあります。これに沿って撮影するだけでいい写真が撮れてしまうかもしれません。

インテリジェントフレーミング

これもAQUOSスマホの機能ですが、撮った写真が傾いているときなど、スマホ側で自動的に傾きを補正したものを提案してくれます。もちろんオリジナルのものも残るので、最終的に選ぶのは自分です。

左:オリジナル 右:補正後

どちらがいいですかね?

アイキャッチセルフィー

インカメラで撮影するとき、どうしてもプレビューの表示された画面を見てしまいます。しかしカメラは画面上側に付いているので、そのままでは下の方を向いた写真になってしまいます。それを解消するためにインカメラでの撮影時、レンズ周辺に視線を集めるUIを表示するのが「アイキャッチセルフィー」です。

左:オフ 右:オン

この機能は「OK Google, アイキャッチセルフィーで撮って」と声をかけるだけで呼び出せます。

作例

そのほか、いくつか撮影したサンプルを掲載します。

晴れた日はくっきり撮れます
こういう林の道は好きです
隣町にはこんなガマが全部で36体います
お花
植物かと思ったらメカメカしかった公園
ASUSストアですが、AQUOS R2 Compact SH-M09はシャープ製です
背景ぼかしモードはあるけど、小さなものは苦手

使いやすいシャープのAndroid

Androidスマートフォンは各社とも素のAndroidに多少のカスタマイズを加えていることがおおいですが、最近のシャープ端末は最低限に抑えられていてわかりやすく、使いやすいです。便利な機能もあるので私は好きですね。

ホーム画面とプリインアプリ

デフォルトのホームアプリは『AQUOS HOME』です。AndroidデフォルトのLauncher3と似ていますが、画面左側のGoogle画面がありません。ほかに『AQUOSかんたんホーム』もあります。

プリインアプリもかなり少なめ。

設定画面

設定画面もカスタマイズは最低限でわかりやすいです。

フォントをインストール&変更して全体の雰囲気を変えることもできます。

シャープ独自機能

これもAQUOSスマホの機能ですが、以下のようなものがあります。

なめらかハイスピード表示
倍速120Hz駆動のハイスピードIGZOディスプレイで、画面スクロールの時など残像を抑え、なめらかな描画をします。
指紋センサー
前面下部にある指紋センサーをナビゲーションバーとして使ったり、ナビゲーションバーを非表示にできます。
スクロールオート
ブラウザ表示などの長いページを表示したときに自動スクロールができます。意外と便利です。
エモパー
シャープ独自の音声アシスタントです。
Clip Now
画面の縁をなぞってスクリーンショットを撮影できます。
自動画面点灯
持つだけで画面が点灯したり、手で持っている間は画面オンを維持できます。
かんたんモード
ホームのアイコンや文字を大きくします。
スマホカバー設定
AQUOS独自のカバーをしていても通知を確認できるギミック。
ロボクル設定
充電台「ロボクル」の設定ができます。

指紋認証と顔認証

指紋認証と顔認証でのロック解除を動画で撮ってみました。

どちらも一呼吸待つ感じですが、十分実用レベルじゃないでしょうか。手袋をしていて指紋認証が使えないときやマスクをしていて顔認証ができないときなど、両方設定しておけばどちらかで解除できるので便利です。

また、AQUOS便利機能の「自動画面点灯」と組み合わせれば、画面を持ったら自動で点灯して顔に向けてロック解除→ホーム画面へと自動で進むのでそれも便利です。

ダブルノッチは必要だったか?

AQUOS R2 Compactの最大の特徴とも言えるのが画面下部にあるノッチです。上部にもあるのでダブルノッチです。画像でもわかると思いますが、ノッチ部分には指紋センサーが置かれており、それでホームボタンが上へズレています。

この指紋センサーはホームボタンとジェスチャーによるナビゲーションボタンとしても使えます。

ただ…まだうまく使いこなせないだけかもしれませんが、これらが微妙に使いにくいと感じます。ホームボタンと指紋センサーとがどちらにも指がかかってしまって、どちらを使っていいのか迷ってしまいます。

画面内のナビゲーションバーは非表示もできますが、そうすると画面下部に帯が出て「ノッチを隠す」状態になったりします。

うーん…正直、指紋センサーをサイドに配置してノッチをなくしてくれたほうが良かったな、と思います。ここはまぁ実験的なものだったと思いますので、そういう意味では面白くはあります。

まとめ:ノッチが気にならなければ良機

この1ヶ月弱使っていましたが、気がつけばすっかりメインとして使っていました。やはりコンパクトな端末は良いです。コンパクトで持ちやすく、スペックも十分あり、SIMフリーで、おサイフケータイも対応。尖ったところと言えばダブルノッチですが、それ以外はとてもベーシックで使いやすいスマートフォンです。

正直、このまま使い続けるかメイン端末をPixel 3に戻すか、かなり悩んでいます。持ちやすさならAQUOS R2 Compactですし、カメラとQi充電ならPixel 3です。ここですね、Qi充電に対応していれば…。

ダブルノッチは(まぁすぐに気にならなくなると思いますが)人を選ぶかもしれません。ですがそれ以外は使いやすくて優良機だと言えます。コンパクト機が好きな人にはメイン端末としてオススメしたいスマートフォンです。

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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